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少年少女のいない街

JR三ノ宮駅

 定時4時45分に退社。小生の会社は朝は早いが、残業はめったにない。たいてい、この時間には会社を出られる。会社から地下鉄の駅まで5分。地下鉄に乗る。小生の乗った車両の乗客全員マスクをしている。旧居留地前で降りる。三宮センター街を歩く。マスクが非常に目立つ。
 花粉の季節を過ぎ、夏も近づこうという5月の中旬に、マスクの人をこんなに多く見るのは初めて。阪神大震災の時は、地震後、数ヶ月、スカートの女性、ネクタイの男性の姿を見ることはなかった。神戸が落ち着きを取り戻しかけたころから、スカートの女性、ネクタイの男性を見るようになった。こんどはマスクの人が少なくなるのはいつごろからだろう。
 星電社でプリンターのインクカセットを買って、JR三ノ宮から電車に乗る。パチンコ屋がえらくすいている。そうだろう、狭い店内で多くの客が集まるパチンコ屋などは感染の危険が大きいだろう。
JRを降りる。いつもと降車駅の様子が違う。中学、高校生がいない。先週の金曜までは彼ら彼女らがワイワイいう喧騒に包まれて改札を抜けたのだが、今日は大人ばかり。さみしい。街中に少年少女の姿が見えない。彼らが見えない街は元気がない。

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コメント
 
 
 
Unknown (RIN)
2009-05-19 07:03:46
おはようございます。
雫石さんの冷静な視線が、現在の神戸を写し取っています。慌ただしさに流され消えていく日常の定点観測。そうそう、そうなの~と、共感しています。
 
 
 
RINさん (雫石鉄也)
2009-05-19 08:50:02
神戸が大きな災厄に見舞われたのは、私が経験した範囲では、阪神大震災とこのたびの新型インフルエンザ騒動の2回目です。私の親の世代は、これに阪神大水害と空襲が加わるわけですが。
確かに地震のほうが被害が大きかったですが、このたびのインフルエンザの方が、あとでボディブローのようにジワジワと神戸を痛めつけるようです
 
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