goo

宝くじを買った

 年末ジャンボ宝くじを買った。小生、ギャンブルはやらぬが、この宝くじだけが小生のやる賭け事だ。小生の乏しい小遣いで買うのだから、そんなに沢山は買わない/買えない。せいぜい10枚か20枚といったところだ。
 ニュースを観ると、大きな売り場には長蛇の列とあったが、小生はJR神戸駅構内の売り場で買った。なんのことはない、すぐ買えた。当たると評判の売り場では多くの人が沢山買っているが、かような売り場では沢山売れるのだから、高額当選が出る確率が高くなるのはあたりまえ。ニュースを観ると、大きな束で買っている人がいるが、いくら沢山買っても当たらない時は当たらない、1枚だけ買っても当たる時は当たるのではないだろうか。
 宝くじの楽しみは、獲らぬ狸の皮算用するのことではないか。小生は、物欲が強いから、こんな算段をしてあれこれ楽しんでいる。
 落語の「高津の富」は、本当はすかんぴんなのに、見栄を張って大金持ちぶってる男が、なけなしの金をはたいて買った「ネの1365番」が大当たりする話だが、小生もすかんぴんだが、別に見栄は張ってないつもりだが、素直に、小生の「ネの1365番」が当たって欲しいものだ。
 ま、たいてい300円か600円当たるが、一度だけ10000円当たったことがあった。その金は何に使ったか忘れた。酒か本に使ったのではないか。大阪は中津に勤務先があったころ、3000円当たったことがあった。いつも行ってる立ち飲み屋で、支払いの時、金の代わりにこれでどうだ、と、その3000円の当たりくじを出したら、ご主人、「これ、ほんまに当たっとる」といって、受け取ってくれた。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 0 )
« レンタネコ とつぜんSF... »
 
コメント
 
 
 
素敵 (まろ)
2012-11-27 21:12:37
宝くじの当たり券で勘定を受け取ってくれるなんて
なかなか素敵なオヤジですねえ。
私は大の「競馬ファン」で山ほど馬券も買いますが
本当に博才がないので最近はすっかりご無沙汰です。
「高津の富」は何度聞いても面白い話ですなあ。
枝雀師匠の高座しか聞いたことがありませんが
腹を抱えて笑った覚えがあります。
 
 
 
Unknown (川越敏司)
2012-11-28 07:57:54
関係ないところですいません。
今月の『SFマガジン』「リーダーズ・ストーリィ」で、作品掲載おめでとうございます!
結構暗いラストなんですが、いい感じでまとまっていましたね。
わたしは最近、全然ショートショートを書いていないので、またやろうという気持ちになりました。
 
 
 
まろさん (雫石鉄也)
2012-11-28 08:59:26
その飲み屋、梅田と中津の中間の阪急のガード下にあって、あまりきれいでない飲み屋でしたが、毎日のように会社の帰りによってました。
ご主人は車イスの人で、イソコという妹さんとお店をやってました。そのご主人、若い頃はたいぶんごんたで、組に入って、ヤーなことしてたそうです。
すっかり更生して、飲み屋をやってました。どういうことがあったのか、おっしゃりませんが、下半身不随になったそうです。
「オレ、こんな身体になって良かったよ。足を洗えたのだから」とおっしゃってました。
 
 
 
川越敏司さん (雫石鉄也)
2012-11-28 09:04:03
ありがとうございます。
大変に暗い、救いのない話になってしまいました。
川越さん励みになればうれしいです。
 
 
 
宝くじ (悠々遊)
2012-11-28 15:56:22
たまにしか買わないから、たまにも当たらない。
昔なら前線に行く兵隊さんのお守りになるところですかね。

リーダーズ・ストーリィ掲載作は、ショートショート劇場にUPされていた「寿命税」でしたね。
暗い結末ですが発想は面白い。
殺人=人口を減らすことに貢献したんだから、特典で少し寿命が延びるかなと思ったけれど、それをも許さぬ過酷な未来だったんですか…。
 
 
 
悠々遊さん (雫石鉄也)
2012-11-28 16:27:41
ジャンボくじは少ない枚数ですが毎回買ってますが、300円か600円しか当たりません。これも、いちおう「当たり」なんでしょうね。
拙作「寿命税」の世界では、確かに人殺しはほめられそうですね。殺人がほめられる世界、これはこれで1本作品が書けそうですね。このアイデアいただきます。
 
コメントを投稿する
 
現在、コメントを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。