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11月9日(金) 宣伝会議賞になぜ応募するか

 9月20日から始めた宣伝会議賞応募用のコピー作成を終わる。締め切りは11月15日だが、少し余裕を持って早く終わるとする。点検して月曜日に発送しよう。
 65課題のうち30課題のコピーを作成した。1課題につき複数のコピーを作成したのもあるから、この2ヶ月たらずで57点のコピーを作成した。全課題で複数のコピー作成を目標としていたから100点以上のコピーがここになければいけないのだが、サラリーマン、アマチュア作家、週末料理人、アマチュアコピーライターの4足のワラジを履いていたわけだから、よくやったと自分では思っている。
 なぜ宣伝会議賞に応募するのか。小生は若いころはコピーライターをしていた。コピー作成の仕事は好きだった。大変につらくしんどい仕事ではあったが。小説を書くことも同じだが、モノを書くということは自分の身を削るようなものだ。それでも広告作りの仕事は楽しかった。
 小生は大学は海の関係の学科だった。最初の会社は食品会社。SFは小学生高学年のころから読んでいたし、ショートショートみたいなもんは高校生のころから書いていた。しかしそれはあくまで趣味でそれで食えるとは思っていなかった。それで大学は好きだった生物系の海の関係に進学して、最初の会社も海の食材を扱う食品会社に就職した。
 ところが、モノを書く仕事、表現する仕事につきたい思いが押さえきれず、夜間コピーライター養成講座に通った。講座終了と同時に食品会社を退職。養成講座で紹介してもらった小さな広告制作プロダクションに就職した。そしていくつかのプロダクションでコピーライターをやった。
 関西でコピーだけで食べていくのは非常に難しい。大変な低収入。電通、博報堂、大広などの大手の広告代理店か企業の宣伝部に所属しているのならば、それなりの収入はあるが、小生のように他業種からの転向者は小さなプロダクションにしか入れず、よほどの才能がないとアルバイト程度の収入しかない。そういうことや、その他いろいろあって小生は広告の世界を去った。
 あれからもうかなりの時間が流れた。阪神タイガースが3度も優勝した。
小生はもう若くはない。広告制作の仕事に戻るつもりはない。しかし、何かを吹っ切るため、つけていないけじめをつけるため、なんらかの結果が出るまで宣伝会議賞に応募を続けるつもり。毎年1次審査を数点が通過する。今年はどうだろうか。
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