東野としひろ活動NEWS

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「西脇小学校の木造校舎を想う会」の勉強会

2014-02-13 05:27:17 | 地域行事
 2月11日の午後、「西脇小学校の木造校舎を想う会」の『木造校舎の耐震化&西脇小学校の木造校舎の価値を学ぶ勉強会』が西脇小学校で開催されました。勉強会と並行して、西脇小学校の校舎見学も行われました。



 今回で3回目の勉強会で、想う会のメンバーの皆さんの熱心な取り組みには、本当に頭が下がります。



 今回の勉強会では、国の重要文化財に指定された和歌山県橋本市立高野口小学校の木造校舎の耐震改修工事を設計された和歌山大学名誉教授の本多友常先生が、高野口小学校の耐震改修工事について説明してくださいました。



 高野口小学校も、当初鉄筋コンクリートでの改修工事を行う計画でしたが、多くの住民の意見や本多先生たちの木造校舎での耐震改修工事ができるとの提案により、木造校舎5棟がつながった形の大規模な本体すべてを残した耐震改修工事が行われました。本多先生の淡々としたお話の中に、先生の信念を感じることできました。先生の言われた『対立軸を残す』のではなく、丁寧に話し合うことが大切だということが印象に残っています。



 続いて、西脇小学校の木造校舎そのものの価値について、京都工芸繊維大学助教で日本建築学会近畿支部の笠原一人先生が、分かりやすく話してくださいました。笠原先生は、木造建築物に大きな価値を見出されています。來住前西脇市長に対しても、西脇小学校の木造校舎の保存の要望書を届けておられます。
 本多先生、笠原先生のお話は、西脇小学校の木造校舎の値打ち、木造校舎で学ぶことの意義、木造校舎での耐震改修がより安価でできること等を参加者の皆さんに確信を与えられたように思います。
 全国の先進的な例に学ぶ勉強会を積み重ねる中で、参加者に確信を与え、「対立ではなく合意」で西脇小学校の木造校舎存続の一致点を作って行っているように感じます。今後、子ども達がより快適に学べる環境を持った耐震改修工事ができるための具体的な提案、設計が必要になると考えました。
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