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西脇ライナー株式会社

2014-02-04 05:49:44 | 企業訪問
 先日、西脇市野村町にある西脇ライナー株式会社を企業訪問してきました。



 西脇ライナー株式会社は、マテハン物流のパイオニアとして伸び盛りの企業だという話を聞いて、ご無理を言って廣田社長に会社内を案内していただきました。マテハン物流とは、入荷した商品を検品・値付け・梱包といった物流業務の中でも、非常に煩雑な作業のことです。



 西脇ライナーは、国道175号沿いに位置し、建坪1600坪(3階建て)の広い倉庫スペースの利点を生かした企業努力を続けてこられました。その一環として、西脇ライナーは、物流で悩んでいる商社や企業に対し、在庫管理・検品、梱包・出荷の仕事を一手に引き受けていきました。具体的には、大阪方面の商社から衣料品や雑貨等預かり、倉庫に保管し検品し袋の入れ替え等の作業を行ってきました。さらに、現在、楽天市場等と契約を結び、インターネット物流にも参入されるようになりました。


 インターネットで午後6時までに注文されると、梱包づめされ即日発送され、翌日にはお客様に届けられるシステムを作り上げられました。その結果、現在、1日に1000件から1500件の注文があり、月3万件~4万件の業績を挙げられています。従業員数も20名余りから倍の50人にまで増えてきました。人件費がかかりますが、手作業を主とするために良い人材の方を大切にされています。パートタイマーの方が多いのですが、20代から40代の子育て世代の女性の方も自分の都合に合わせて勤務されているそうです。



 ただ、インターネット物流には、1年365日休みがありません。社員の方にも大きな負担をかけます。シフト制の勤務体制を取る必要があると話されていました。
 西脇ライナーは、国道175号沿いに位置し、建坪1600坪(3階建て)の広い倉庫スペースの利点を生かした企業努力を続けてこられました。



 会社(倉庫)の中は、自動車部品や植木鉢、衣服等の大きなものから、スマートフォンのカバーや靴下、手ぶくろ、靴などの小物の品物等、各スペースや棚に並べられています。棚には番号が打たれ、どんな商品が置かれているかがすぐに分かるようにしています。また、商社から運ばれてきた商品の検品も行いバーコードも取り付けます。そして、インターネットで注文が来ると、赤色と青色のかごを持って職員の方が動かれます。この作業を、『ピッキング』と呼ばれます。次に、かごから袋や箱に詰められ、郵送先のシートが張られます。そして、倉庫前に待機している、運送会社のトラックに積み込まれるという工程です。



 西脇ライナーは、これまでダイエーやジャスコ等のスーパーへ商品を卸していました。廣田社長は、7年ほど前から仕事の範囲を広げる取り組みをはじめられ、5年前から商社と連携してインターネット物流を参入されました。
 廣田社長のお話を伺いながら、先を見通して仕事を考える事の重要性を認識しました。
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