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議員研修『自治体監査のあり方と議会選出監査委員の役割等について』

2021-08-21 06:03:44 | 市議会活動
 8月19日(木)、西脇市議会では、『自治体監査のあり方と議会選出監査委員の役割等について』の議員研修を行いました。講師は、関西学院大学大学院ビジネススクールの石原俊彦教授でした。



 監査委員会は、独立した行政機関で、監査委員の指揮下で監査事務局が監査の仕事を行っています。監査の目的は、市の行財政運営について、健全性及び透明性の確保に寄与し、また、事務の管理及び執行等について、法令に適合し、正確で、経済的、効率的かつ効果的な実施を確保し、もって住民の福祉の増進と市政への信頼確保に資することとされています。
 西脇市では、現在、識見の監査委員と議会選出の監査委員の2名がいます。議会では、議選の監査委員が必要かどうかの議論をこれまで行ってきました。今回、議員研修を受け、最終結論を出そうと計画されました。
 石原教授は、軽妙な語り口で、楽しい研修でした。ただ、何時本題に入るのか心配になりましたが。
 石原教授は、議選監査委員の意義として次の点を挙げられました。結論的には、議選監査委員は必要との考えでした。
 • OB監査委員の独立性の監視
 • 業務監査に強み(業務監査VS会計監査)
 • 住民目線に強み(学者・OB・専門家目線以外の目線)
 – 定期監査ではこの目線が特に重要
 • 政策推進に関する専門的知識
  – 決算審査:款項目を中心とする比較分析
  – 政策・施策・事業という視点
  – 市の経営に係る事業の管理
 • 議会との連結環
  – 監査報告は首長と議長を対象にして提出
 • 議員のキャリアパスとしての有用性

 私は、6年前、強い希望で立候補して議選監査委員になりました。例月出納検査、定期監査、決算監査と市行政・財政の細部にわたり監査し、自分自身の勉強にもなりました。ただ、当時は、監査委員になると、一般質問ができないこと、決算特別委員会だけでなく予算特別委員会にも所属できないという制約があり、議員活動が制約されていました。そのため、改善を求める意見を度々出さしていただき、現在の議選監査委員は、決算特別委員会にだけ所属できないことになっています。
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