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酒井義己第26回水彩画展

2017-06-06 04:28:57 | 地域行事
 酒井義己さんの水彩画展が、西脇市旧來住家住宅で6月2日から開催されるという案内をいただき、楽しみに初日に行ってきました。会場には酒井さんもおられ、1年ぶりの再会を喜びました。



 酒井さんは、旧国鉄(現JR)の職員を退職後、水彩画に本格的に取り組み始められました。水彩画用具を持って、地元の丹波市山南町から始まり、近隣地域に出かけ、キャンパスに向かいました。やがて、自家用車を改装して、全国各地に出かけられるようになったそうです。野宿をしながらも、心惹かれる各地の古い街並み、家屋に向き合い、描き続けられたそうです。近年は、家族の方に心配をかけるといけないので、車はやめて電車で出かけられているそうです。今年は、飛騨地方に出かけ、写生してきたと楽しそうに話されておられるのが、印象的でした。酒井さんの水彩画に対する意欲的な取り組みに、いつも感心させられています。



 第26回を数える水彩画展には、新しく描かれた作品ばかりが展示されています。写生した場所は、丹波市や篠山市などの近隣、京都府和知町、奈良県五条町・大和郡山市、岡山県津山市、岐阜県大垣市、愛知県小牧市などなど、様々でした。
 酒井さんは、1枚1枚の作品を丁寧に私に説明してくださいました。小牧市の古民家の屋根に「屋根神」と呼ばれる小さな祠を描いた作品や篠山市藤坂の大きな門を持った大庄屋など。



 ここ数年、酒井さんの作品に人物画も見られるようになりました。『生きる』と題した老婦人の顔を描いた作品は、これまで歩んでこられた人生の重みを感じさせました。『赤いマニュキュア』と題した作品は、やんちゃな女性を描かれたそうです。



 会場正面に飾られた『遠い記憶』は、屋外に設置されたSL機関車が風雨にさらされ赤くさびているのを、元鉄道整備員として辛く悲しい気持ちを感じさせるものでした。また、『雪のバス停』は、間もなくやってくるバスを待ち遠しく顔を出している母と子を見事に描かれています。
 酒井さんは、近頃、1枚1枚の作品に自分の想いを込めて書き込むようになったと話されたことが、印象に残っています。酒井さんには、健康には十分気を付けられ、これからも大好きな水彩画を描き続けていただきたいと願っています。来年の作品展を楽しみにしています。
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