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介護タクシー『らくらくサポート』

2013-12-18 07:29:05 | 福祉・医療
 西脇市の高齢化率は、今年4月1日現在、28,12%(12,162人)で、間もなく30%になろうとしています。75歳以上の後期高齢者の方も、6,241人おられます。一人暮らし老人の方が2,471人、高齢者夫婦だけの世帯が2,303世帯もあります。いよいよ超高齢社会に突入するという段階に来ています。
 運転免許書を返上した高齢者の方が、また障害を持たれている方が、住み慣れた西脇市で安心して老後を暮していくためには、買い物・病院等へ行く際の外出支援がどうしても必要です。
 一人で電車やバスなどに乗ることが困難な高齢者や障がい者の方が利用できるタクシーとして、介護タクシーがあります。介護タクシーは、スロープ付き車両で車いすに乗ったまま乗り降りが可能です。専門的知識技能を有する介護福祉士と普通二種免許を持つ乗務員が運転してくれるため、車を降りてからの介助も対応してくれます。今後ますます、需要が出てくる分野です。



 先日、介護タクシー『らくらくサポート』を平成23年4月に立ち上げられた西山勝美さん(女性)から、お話を伺いました。
 西山さんは、自分の第2の人生を何か誰かのために役立つ意義あることをしたいなと思っている時、子どもさん達から勧められて介護タクシーを始めようと考えられたそうです。介護タクシーを始めるためには、ホームヘルパー2級の資格と普通自動車二種免許が必要です。ホームヘルパーとして働き始めたのですが、利用者の希望に十分こたえられないもどかしさを感じ、自分一人でも頑張りたいとの思い、介護タクシー事業を立ち上げられました。自動車学校に通い資格を取り、陸運局から営業許可をもらい、スロープ付き車両も購入し、平成23年4月より仕事を始められました。
 お話を伺いながら、西山さんは情熱に圧倒されました。西山さんは小柄な方ですが、重い荷物を扱う仕事を長年されていたそうで高齢者の身体を支えたりすることには自信があるそうです。



 介護タクシー事業を始められて2年半が過ぎますが、口コミで徐々に利用者が増えていっているそうです。
 介護タクシー事業の具体的な内容は、①自宅から病院への通院に。②退院や転院時の送迎に。③入院・入所先からの外出や外泊に。④冠婚葬祭や墓参りの送迎に。⑤親戚や友人宅への外出に。⑥スーパー等への買い物に。また、生活支援として、①居室から車までの身体介助、②通院時の病院内への付き添い介助。③処方薬の受け取り代行。④買い物の代行・付添い。等を行ってくれます。
 利用料金は、初乗り運賃610円(1.3㎞まで)、300m増すごとに80円です。福祉タクシー券の利用もでき、1割の障害者割引もあります。
 西脇市内には、介護タクシー事業を行っている所は3か所あるそうです。今後需要が伸びると思います。頑張っていただきたいと願っています。
 なお、介護タクシー『らくらくサポート』の連絡先は、西脇市野村町192‐2(℡23‐3452)です。
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2 コメント

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Unknown (sasakura)
2013-12-17 20:51:49
需要が増えると言うことは、こういう資格を取りたい人へのサポートも必要ですよね?
返信する
その通りですね (東野としひろ)
2013-12-17 22:22:20
笹倉さん、介護タクシーの需要が今後増えると思います。その資格を取るためには、ホームヘルパー2級の資格、普通二種免許が必要です。さらに、高価ですが、車いすを乗せることができるスロープ付き乗用車も必要です。
市行政として、何らかのサポート・支援が必要だと僕も思います。
返信する

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