東野としひろ活動NEWS

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「ひとりの笑顔をみんなが支える地域ケア市民フォーラム」

2013-02-19 07:18:25 | 福祉・医療
 2月17日の午後、東条コスミックホールを会場に、「ひとりの笑顔をみんなが支える地域ケア市民フォーラム」が会場いっぱいの参加者で盛大に開催されました。



 加東市が主催したフォーラムですが、医師会や社会福祉協議会、認知症疾患医療センターの皆さんや認知症サポーターの皆さんが協力して開かれたものでした。認知症に対する加東市の地道で熱心な取り組みを、実感したフォーラムでした。加東市で開催された認知症サポーター養成講座を受講された方は、平成19年度281人、20年度570人、21年度862人、22年度1492人、23年度2278人、24年度2425人と、着実に増えてきています。
 今日のフォーラムのオープニングは、「劇団ケアまめと仲間たち」の皆さんが、自作の脚本で認知症の理解を寸劇で分かりやすく演じてくれました。



 その後、兵庫県認知症疾患医療センター長の佐藤先生のコーディネートのもとで、2つの講演会が始まりました。
 最初は、田淵医院の田淵光先生は、『本人と家族を支える地域づくり―かかりつけ医の立場から―』と題して、①かかりつけ医とは、医師・医師会とは、②高齢化と認知症、③健康寿命と平均寿命、④認知症予防における生活習慣病治療の大切さ、⑤認知症治療に手遅れはありませんの5点を分かりやすく話してくださいました。



 続いて、聖マリアンナ医科大学の長谷川和夫先生は、『認知症ケアの心―ぬくもりの絆を創るー』と題して、私たちの心を揺さぶる話をしてくださいました。長谷川先生は、認知症について日本を代表する医師だと聞いたことがありますが、その通りでした。①ケアする人の思いと行動によって、ケアされる人の人生は変わる、②アルツハイマー型認知症とは、③認知症治療とは、初診の入り口から看取りの出口まで暮らしの度を本人と家族と共に考え支えていくことである、④通常の物忘れと認知症の違い、⑤パーソンセンタードケア、⑥認知症ケアの環境、⑦認知症ケアの技法、⑧悪性の社会心理、⑨認知症の人が生活するとは、⑨これからの認知症地域ケア、⑩愛はすべてを完成させる絆です
 私は、最後まで聞かせていただくことができませんでしたが、実践に基づく説得力ある講演でした。
 今日のフォーラムを聞き、認知症の理解者を増やし、ひとりの笑顔をみんなが支える地域づくりの大切さを学んだように思います。そして、加東市が、行政と医師会、市民が協働して、その地域づくり着実に進めていることを感じました。
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