人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

新日本フィル室内楽シリーズ・2022年度後半、METライブビューイング・アンコール上映2022のチケットを取る / ヴィム・ヴェンダース監督「まわり道」を観る

2022年08月28日 07時21分45秒 | 日記

28日(日)。わが家に来てから今日で2786日目を迎え、米司法省は26日、連邦捜査局(FBI)がトランプ前大統領の邸宅を家宅捜査した理由を記した宣誓供述書を開示したが、米国立公文書記録管理局が1月に押収した資料に「国家防衛情報」を含む計184の政府の機密文書を確認したと説明、その後の調査も踏まえ、ほかにも機密文書が残っていると判断し、捜査に踏み切ったとしている  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     共和党員は トランプが米国の国防上 最も危険な人物だと解ったはず 目を覚ませ!

 

         

 

新日本フィル室内楽シリーズ2022年度後半のチケットを2枚取りました ①11月1日(火)「スリー・ダンス・エピソード ~ 佐藤和彦プロデュース編」、②23年3月2日(木)「文学と音楽と 翻訳家:柴田元幸さんをお迎えして、again!」です 全4公演を取りたかったのですが、12月と1月の公演は他のコンサートの予定が入っているので断念しました

 

     

 

9月2日(金)から同29日(木)まで東銀座の東劇で「METライブビューイング・アンコール2022」が上映されます 何本か観たい映画があるのですが、とりあえずエリーナ・ガランチャが出演する9月24日(土)のサン=サーンス「サムソンとデリラ」を観ることにしました チケット代は@3,200円(学生@2,100円)ですが、東劇限定のセブンチケット4枚セット券が10,800円(@2,700円)で販売されているので、これを購入しました

 

     

 

         

 

昨日、早稲田松竹でヴィム・ヴェンダース監督による1975年製作西ドイツ映画「まわり道」(103分)を観ました

母親と二人で暮らす作家志望の青年ヴィルヘルム(リュディガー・フォーグラー)だが、スランプに陥り書くことが出来なくなる 彼は母親に勧められ、作家としての才能を見い出すために旅に出る ヴィルヘルムは道中で出会った大道芸人のラエルテス(ハンス・クリスチャン・ブレッヒ)、彼の孫娘で口のきけない少女ミニョン(ナスターシャ・キンスキー)、女優のテレーゼ(ハンナ・シグラ)、放浪詩人ランダウ(ペーター・カーン)たちと行動を共にし、様々なことを語り合いながら気ままな旅を続ける やがてヴィルヘルムは自分探しに意味を見い出せなくなっていく

 

     

 

この映画はゲーテ「ヴィルヘルム・マイスターの修行時代」を基に、ヴィム・ヴァンダース監督が「都会のアリス」に続いて撮った、リュディガー・フォーグラー主演による「ロードムービー三部作」の第2作です

私がこの映画を観ようと思ったのは、出演者の中にファスビンダー監督による1979年製作映画「マリア・ブラウンの結婚」で主役を務めたハンナ・シグラの名前があったからです この映画では、ヴィルヘルムを愛する女優テレーゼを演じていますが、スクリーンに登場した瞬間、マリアだ!とすぐに分かりました 決して美人ではありませんが、独特の魅力があります 

少女ミニョンがもの凄く可愛いと思ったら、彼女こそ「パリ、テキサス」で有名なナスターシャ・キンスキーで、この映画がデビュー作だということを後で知りました いかに映画をいい加減に観ているかを自覚しました

ヴィルヘルムは旅に出るにあたり母親から列車のキップを受け取りますが、行先は「ボン」となっていました ボンと言えばベートーヴェンが生まれた街です この映画では、ヴィルヘルムたちが旅先で散歩に出るシーンがありますが、ミニョンとテレーゼが口笛で「喜びの歌」のメロディーを吹きます ボン ⇒ ベートーヴェン ⇒ 第九「第4楽章”喜びの歌”」と繋がり、さすがはドイツ映画だな、と思いニヤリとしました

ドイツ語が分からないので、原題「Falsche  Bewegung」の意味が不明ですが、邦題「まわり道」と同じような意味だとすれば、ヴィルヘルムの旅は「まわり道」ではないのではないか、と思います 作家志望のヴィルヘルムにとって、旅先での経験はすべて小説の題材になるからです

 

     

コメント
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