28日(火).今日で2月も最後.油断していた訳ではないのに あっという間に1か月が過ぎ去ってしまいました 今年も残すところあと306日です.あとで後悔しないように毎日を生きていますか?
ということで,わが家に来てから今日で882日目を迎え,アメリカの第89回アカデミー賞の外国映画賞で,トランプ政権の移民政策への抗議のため授賞式を欠席したイランのアスガ-・ファルハディ監督の「セールスマン」が受賞したというニュースを見て感想を述べるモコタロです
トランプ大統領からの祝電などイラン! 笑うセールスマンより
ところで,アカデミー賞 作品賞の発表で,最初「ラ・ラ・ランド」と読み上げ,後で「ムーンライト」と訂正されましたね 主演女優賞(「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーン)の封筒と間違えて読んだようです
「な・な・なんと」になってしまいました.エマ・ストーンは一瞬,石のように固まったとか
閑話休題
昨日,喫茶店で新聞を読みながら聴いた曲はメンデルスゾーンの「弦楽四重奏曲ヘ短調作品80」です この曲は3月3日にクァルテット・エクセルシオの演奏で聴く予定なので,その予習です 演奏はパシフィカ・クァルテットによる3枚組CD(2002~04年録音)です パシフィカ・クァルテットは数年前の「サントリーホール・チェンバーミュージックガーデン」でベートーヴェンの「弦楽四重奏曲全曲演奏会」をやった時に大ファンになりました
メンデルスゾーンの作品80は劇的な音楽です メンデルスゾーンはあの有名なヴァイオリン協奏曲だけではありません 室内楽にとても魅力的な曲がたくさんあります
も一度,閑話休題
鯨統一郎著「今宵,バーで謎解きを」(光文社文庫)を読み終わりました 鯨統一郎は1998年「邪馬台国はどこですか?」で作家デビューしました.このブログでは「オペラ座の美女」をご紹介しましたが,この作品は同じ女子大生・桜川東子が未解決事件に挑むバー・ミステリ シリーズの作品です マスターの島が営む渋谷区のバー「森へ抜ける道」には探偵の工藤,ライターの山内,そして美人女子大生・桜川東子が集います 今回,彼らがワイン片手に挑むのはギリシア神話をヒントにした7つの未解決事件.第1話「ゼウスの末裔たち」,第2話「アリアドネの糸」,第3話「トロイアの贈り物」,第4話「ヘラクレスの棺」,第5話「メデューサの呪い」,第6話「スピンクスの問い」,第7話「パンドラの真実」です
この作品の魅力は,本筋のミステリの謎解きよりも,むしろ山内,工藤,島の3人,通称「ヤクドシトリオ」によるお酒やつまみ(チーズとか)に関する蘊蓄や,そういえば昔そんなことがあったという思い出話や,強引ななぞなぞや,どーしようもない駄洒落合戦などです それにしても,鯨統一郎という人は記憶力が抜群で,あらゆることに半端ない知識を持っていることに驚きます.相当の勉強家なのでしょうね