人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

アラン・ギルバート ✕ 東京都交響楽団でプロコフィエフ「古典交響曲」、ビゼー「アルルの女」組曲、ラフマニノフ「交響的舞曲」を聴く ~ フェスタサマーミューザ参加公演

2022年08月03日 07時17分24秒 | 日記

3日(水)。わが家に来てから2761日目を迎え、UAE(アラブ首長国連邦)に滞在中のガーシー氏は、国会に海外渡航届を提出していたが、参議院議院運営委員会は2日の理事会で、海外渡航届を許可しないことを全会一致で決めた  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     選挙で選ばれたのだから登院するのは当たり前 それが出来ないなら議員を辞めろ!

 

         

 

昨日、夕食に大学時代の友人S君が送ってくれた「鯵を塩焼き」にして、「マグロの山掛け」「生野菜サラダ」「豚汁」を作りました 鯵は大振りで美味しかったです

 

     

 

         

 

昨夜、ミューザ川崎で「フェスタサマーミューザ KAWASAKI 2022」参加公演「東京都交響楽団 ゴージャス! 腕利き集団が奏でる名曲集」を聴きました プログラムは①プロコフィエフ「交響曲第1番 ニ長調 作品25 ”古典交響曲”」、②ビゼー「アルルの女」からパストラール(第2組曲)、メヌエット(第1組曲)、カリヨン(第1組曲)、アダージェット(第1組曲)、ファランドール(第2組曲)、③ラフマニノフ「交響的舞曲 作品45」です 指揮は都響首席客演指揮者アラン・ギルバートです

アラン・ギルバートはNDRエルプフィル首席指揮者、スウェーデン王立歌劇場音楽監督、ロイヤル・ストックホルム・フィル桂冠指揮者、ジュリアード音楽院指揮・オーケストラ科ディレクターを務めています また、2017年まで8シーズンにわたりニューヨーク・フィル音楽監督を務めました

 

     

 

オケは10型で、左から第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、チェロ、ヴィオラ、その後ろにコントラバスという並び コンマスは矢部達哉、その隣は山本友重といったダブル・コンマス態勢を敷きます チェロのトップには1日 正式に首席となった伊東裕がスタンバイします また、フルートのトップにはN響の神田寛明が客演しています

1曲目はプロコフィエフ「交響曲第1番 ニ長調 作品25 ”古典交響曲”」です この曲はセルゲイ・プロコフィエフ(1891ー1953)が、「もしもハイドンが現代に生きていたら、こういう曲を作ったのではないか」というコンセプトのもとに1916年から翌17年にかけて作曲、1918年4月にペトログラードで初演されました 第1楽章「アレグロ」、第2楽章「ラルゲット」、第3楽章「ガヴォット:ノン・トロッポ・アレグロ」、第4楽章「フィナーレ:モルト・ヴィヴァーチェ」の4楽章から成ります

アラン・ギルバートの指揮で演奏に入りますが、全体として弦楽セクションが重厚かつ切れの良い演奏を展開、フルート、オーボエといった木管楽器群が良く歌い、まさにハイドン的な明るく軽快な演奏を繰り広げました

2曲目はビゼー「アルルの女」からパストラール(第2組曲)、メヌエット(第1組曲)、カリヨン(第1組曲)、アダージェット(第1組曲)、ファランドール(第2組曲)です この曲はジョルジュ・ビゼー(1838ー1875)がアルフォンス・ドーデの小説に基づく戯曲を元に1872年に作曲、同年パリで初演されました 全27曲の中からビゼーが4曲を選んで「第1組曲」として大管弦楽用に編曲、ビゼーの死後の1879年に友人で作曲家のエルネスト・ギローが4曲を編曲し「第2組曲」を編みました

オケは14型に拡大し、アラン・ギルバートの指揮で演奏に入ります

最初の「パストラール」では、ホルン、トロンボーンといった金管楽器群が雄大な田園風景をダイナミックに描きますが、とりわけゲストで参加した住谷美帆のサクソフォンが素晴らしかった 「メヌエット」ではファゴットの演奏が印象に残りました 3曲目の「カリヨン」ではフルートとオーボエのアンサンブルが素晴らしかった 「アダージェット」では弦楽セクションのアンサンブルが美しく響きました 最後の「ファランドール」は勇壮なプロヴァンス民謡「3人の王の行列」と舞曲「ファランドール」が微妙に組み合わさって進行しますが、シャカリキの弦楽器、咆哮する金管・木管楽器、炸裂する打楽器によって聴衆は興奮の坩堝に引き入れられます 私は「ファランドール」を聴きながら、何故か先日亡くなった山本厚太郎率いるソルティー・シュガーの名曲「走れコウタロー」を思い浮かべていました

最初の「3人の王の行列」のメロディーのイメージ  ⇒  これから始まる大レース ひしめきあっていななくは 天下のサラブレッド4歳馬 今日はダービーめでたいな~

次に「ファランドール」のメロディーのイメージ  ⇒  走れ走れコウタロー 本命穴馬かきわけて 走れ走れコウタロー 追いつけ追い越せ引っこ抜け~

「フィナーレ」のイメージ (ラジオ実況風) ⇒ コウタローが追いつくか、ホタルノヒカリが逃げ切るか コウタローかホタルノヒカリ ホタルノヒカリかマドノユキ  あけてぞけさは別れゆく~

よい子はこういう連想を真似しないでね あちこちから石が飛んできますから

 

     

 

プログラム後半はラフマニノフ「交響的舞曲 作品45」です この曲はセルゲイ・ラフマニノフ(1873ー1943)が1940年に作曲、1941年にユージン・オーマンディ指揮フィラデルフィア管弦楽団により初演されました 第1楽章「ノン・アレグロ」、第2楽章「アンダンテ・コン・モート(テンポ・ディ・ヴァルス)」、第3楽章「レント・アッサイ ~ アレグロ・ヴィヴァーチェ」の3楽章から成ります

ギルバートの指揮で第1楽章の演奏に入ります 重苦しいリズムの行進曲に続き、住谷美帆の哀愁に満ちたサクソフォンが入ってきますが、この演奏が素晴らしい また、オーボエ、ファゴットとのアンサンブルも美しく響きました 第2楽章は弱音器付きトランペット、トロンボーンが不気味な響きにより悲劇的なワルツを奏でます 第3楽章のエクセントリックな音楽を聴いていたら、ベルリオーズの「幻想交響曲」の最終楽章を思い浮かべました 結尾のドラの響きが長く余韻を残して消え行ったのが印象的でした

この曲については、NAXOSのCDで予習しておいたのですが、ギルバート ✕ 都響によるダイナミックな演奏をライブで聴いて、この曲の本当の良さが解ったように思います

 

     

     

コメント
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