人生の目的は音楽だ!toraのブログ

クラシック・コンサートを聴いた感想、映画を観た感想、お薦め本等について毎日、その翌日朝に書き綴っています。

ファビオ・ルイージが見るロシア / 勢古浩爾著「定年後に見たい映画130本」を読む ~ 人間ドラマ、アクション、日本映画、戦争映画などジャンル別に紹介した手引書

2022年08月19日 07時10分09秒 | 日記

19日(金)。昨日午前、豊島区役所1階特設スペースで、新型コロナ・ワクチン4回目の接種をしてきました 4回ともモデルナです。接種した後、最後の問診の時に医師から「食事は普通に食べて良いし、風呂に入っても良いです」と言われたので、「夕食時にビールを飲んでもいいですか?」と訊いたら、こんなアホな質問をする者は他にいないようで、カカカカッと高笑いし、「いつもと同じようにしてください」と言われました ン、おぬし出来るな

話は変わりますが、昨日の日経「夕刊文化」ページで、N響首席指揮者に9月に就任するイタリア出身の指揮者、ファビオ・ルイージ氏が取り上げられていました 彼はN響を鍛えた功労者の一人であるドイツの指揮者、ヴォルフガング・サヴァリッシュ氏を「音楽家としても、人間としても私のロールモデル」と尊敬しているとのこと ロシアのウクライナ侵攻については、「問題はプーチンであって、プーシキン(ロシアの著名な詩人)ではない。私はロシアの文化に深い敬意を持っているし、ロシアの音楽家とも、ウクライナの音楽家とも、これからも一緒に仕事をするつもりです」と語っています N響9月のA定期=ヴェルディ「レクイエム」と B定期=ベートーヴェン「ヴァイオリン協奏曲」&ブラームス「交響曲第2番」のファビオ・ルイージ首席指揮者就任記念演奏会が楽しみです

ということで、わが家に来てから今日で2777日目を迎え、安倍晋三元首相の死去に関し、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)を批判する偏向報道で被害を受けているとして、韓国国内の信者らが18日、ソウル中心部の光化門広場周辺で抗議デモを行った  というニュースを見て感想を述べるモコタロです

 

     

     洗脳された信者たちが 組織の命令で統一デモに動員されたんだろう 憐れな人たち!

 

         

 

昨日、夕食に「肉じゃが」「冷奴」「生野菜とツナのサラダ」「大根の味噌汁」を作りました 和食はいいですね   「 いつもと同じように」ビールを飲みました もちろん、平熱を確かめてからです 人によって違うので よい子は真似しないでね

 

     

 

         

 

勢古浩爾著「定年後に見たい映画130本」(平凡社新書)を読み終わりました   勢古浩爾氏は1947年大分県生まれ。明治大学政治経済学部卒業。洋書輸入会社に34年勤務の後、2006年に退職。1988年、「第7回毎日二十一世紀賞」を受賞。著書に「定年後のリアル」「会社員の父から息子へ」など多数

 

     

 

著者は「まえがき」で、「子どもの頃から映画を見るのが好きで、読書より好きだった」と告白しています 小3あたりから東映映画を見始め、学生時代は安映画館の3本立てを、社会人になってからはビデオを借りて見た その後DVDの時代になり、今に至るまでTSUTAYA通いが続いているーと書いています そうした豊かな映画体験の中から厳選したのが本書で紹介されている130本の映画です ただし、これ以外に「その他のお薦め」として紹介している作品もあるので、総数は300本を超えています

本書は次の各章から構成されています

第1章「人間ドラマは映画の王道」(14作品)

第2章「なんでもできる人間ドラマ」(17作品)

第3章「映画は凡作だけど、個人的に好きだ」(5作品)

第4章「わたしの一番好きなアクション&ミステリー映画」(21作品)

第5章「日本映画の光と影」(16作品)

第6章「社会派映画はリアルさが命」(10作品)

第7章「スポーツ映画があまりヒットしない理由」(9作品)

第8章「人間の業と戦争映画」(14作品)

第9章「定年・老年映画が心に沁みる」(9作品)

第10章「これは傑作だ!  わたしのベスト15」(15作品)

全部読み終わって、数えてみたら、私が観たことのある映画は40本程度でした いかに私が映画を観ていないかを知らされたようで恥ずかしい限りです どの映画を観たかをいちいちご紹介することはできませんが、「誰が観ても良い映画は良い」と言えるのは、黒澤明の「七人の侍」「用心棒」「椿三十郎」の3部作です 世界に通用する不朽の名作です

第4章でマーティン・スコセッシ監督、ロバート・デ・ニーロ主演「タクシードライバー」が紹介されていました 物語は「タクシー運転手のトラヴィス(デ・ニーロ)は次期大統領候補者の集会に銃を隠し持って現れるが、警備に不審者と見られ逃走する。その後、売春宿に行き男3人と撃ち合いをして殺す」というものです 私は安倍元首相暗殺事件を思い出しました

私が唯一不満なのは、ロバート・ベントン監督、ダスティン・ホフマンとメリル・ストリープ主演による1979年製作アメリカ映画「クレイマー、クレイマー」が紹介されていないことです 涙なくして観られない映画です。ヴィヴァルディ「マンドリン協奏曲」がテーマ音楽として使われていたのが印象的でした

ところで、著者は映画を「見る」と書いていますが、その理由を次のようにコメントしています

「『聞く』は集中して聞くという意味で『聴く』と書くことはある しかし『見る』を集中して見るという意味で『観る』と書くのは、ちょっと感覚的にマッチしない 『観劇』あたりから来た用法だと思えるが、いまだになじまないのだ

I like watching television . (私はテレビをみるのが好きです)

What film are you going to see this evening? (今晩どんな映画をみるのですか?)

英語の表現も2通りありますね。日本語ではどちらのケースも「見る」でも「観る」でも良いような気がします 私は「鑑賞・観劇」という観点から「観る」を使用します

著者は「自由な時間が比較的多く取れる定年後の趣味には、手っ取り早く気軽に楽しめる映画はお薦めである」と語っていますが、まさにその通りだと思います そのための手引きとして本書は最適の手引書になると思います どんな映画が紹介されているか? 自分は何本観たことがあるか? 書店で本書を手に取ってお確かめください

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