30日(火)。月日の流れは速いもので今日で6月も終わり、今年も半分が過ぎ去ってしまいました ここで、私の3つの目標(コンサート、映画、読書)の6か月間の実績を前年同期比で振り返ってみたいと思います 実績は下の通りです
コンサート 映画 読書
2019年上半期 121回 82本 33冊
2020年上半期 39回 78本 46冊
2019/2020比 △82回 △ 4本 +13冊
言うまでもなく、新型コロナウイルスの感染拡大に伴うイベント自粛要請の影響で、コンサートが激減しています 映画も減少していますが、ライブではなく 営業再開も早めだったのでコンサートほどは減少していません 逆に読書は巣ごもりを反映して例年より増えています 以上の結果は例年の傾向から大きく外れた例外的なものですが、コンサートに限って言えば、今年は100回聴ければ良い方だと思います
ということで、わが家に来てから今日で2099日目を迎え、トランプ大統領は28日、ツイッターで自身の支持者が白人至上主義者のスローガンとされる「ホワイト・パワー(白人の力)」と叫ぶ動画に「偉大な人たちよ、ありがとう」とコメントを付してリツイートした というニュースを見て感想を述べるモコタロです
こういうアホな暴走老人パワーでは 4割以上の票は取れない という自覚がないな
昨日、夕食に「ベーコンだしの夏おでん」を作りました これは6月26日(金)の朝日朝刊 生活欄の「ごはんラボ」に載っていたレシピです 材料はベーコン、トマト、カブで、酒、醤油、塩で味付けをします レシピによるとベーコンはブロック肉を使うとなっているのにスライスを買ってしまいました。またしても商品の表示をよく見ないで買った結果です いい加減なO型の・・・・以下省略 でも、初めてにしては美味しく出来ました
昨日の日経朝刊に「文化芸術活動 来月にも支援金 個人に最大20万円 小規模団体150万円」という見出しの記事が載っていました 超訳すると、
「新型コロナウイルス感染拡大で活動自粛した芸術家らを対象とした文化庁の支援策(2020年度第2次補正予算)の詳細が分かった フリーランス約10万人に対し 1人最大20万円、20人以下の小規模団体には最大150万円の給付金を7月にも支給する 支給対象者は、音楽、演劇、雅楽や能楽、歌舞伎など日本の伝統芸能、漫談・漫才などの表現者ら 近く、無料通話アプリ「LINE」の公式アカウントを新設し、どのような支援を受けられるかをアプリで確認できる仕組みをつくる 申請手続きもLINEを通じてできるようにする 顧客も支援に直接関われるようにするため、減税措置を設ける。中止されたイベントのチケット代を払い戻さず主催者に寄付すると、2千円を引いた額の4割が所得税から減額される仕組み すでに払い戻しが済んだチケットも、主催者に寄付の連絡をすれば減税措置を受けられる。文化芸術活動への支援は欧米でも広がっている。ドイツが1200億円規模、英国が216億円、米国が83億円、フランスが26億円の拠出を決めた 日本は第1次補正予算を含めて500億円と、ドイツに次ぐ規模の支援を展開することになる」
実に素晴らしい支援策だと思います 問題は、これまでの様々な給付金のように、後手後手になって いつまで経っても手元に入金しないという状況を打破できるかどうかです 出来る限り早く、困っている人の手元に資金を届けてほしいと思います
昨日、池袋の新文芸坐でニール・ジョーダン監督による2018年アメリカ映画「グレタ GRETA」(98分)を観ました
ニューヨークの高級レストランでウェイトレスとして働くフランシス(クロエ・グレース・モレッツ)は、帰宅途中の地下鉄で 誰かが置き忘れたバッグを見つける そのバッグの持ち主は、都会の片隅でひっそりと暮らす未亡人グレタ(イザベル・ユペール)のもので、グレタの家までバッグを届けたフランシスは、彼女に今は亡き母への愛情を重ねていく 歳の離れた友人として親密に付き合うようになる二人だが、ある日、フランシスはグレタの家のロッカーの中に自分が届けたバッグと同じものがいくつも保管され、それぞれに届けた人の名前が書かれているのを目にする フランシスは身の危険を感じ、グレタを避けるようにするが、グレタのフランシスへの行動は日に日にエスカレートし、ストーカーのようなものへと発展していく グレタの奇行におびえるフランシスは親友のエリカとともに恐ろしい出来事に巻き込まれていく
最近観た映画の中では断トツに怖く、面白い映画でした グレタを演じたイザベル・ユペールは、”付きまとったらチューインガムのように離れない”サイコパスを演じましたが、どんな役をやらせてもはまります 本当に怖かったです
この映画ではグレタが自宅のピアノで何度かフランツ・リストの「愛の夢 第3番」(「3つの夜想曲」の第3番)を弾くシーンが映し出されます グレタはフランシスに「この曲は母親から教わった」と語り、同じくリストの「ハンガリー狂詩曲2番」も弾きます グレタはフランスの出身だと名乗りますが、実はそれは嘘で本当はハンガリーの出身であることが後で分かります 言うまでもなく、リストはハンガリー出身の作曲家・ピアニストです リストの曲を聴いた時点でフランシスがグレタの嘘に気付いていたら、深みにハマる前に救われたと思うのは穿った見方だろうか また、この映画では犬も登場することからか、フレデリック・ショパン「子犬のワルツ」も弾かれます そして、フランシスがグレタに追い詰められるシーンでは、アントニオ・ヴィヴァルディ「和声と創意への試み 作品8」の協奏曲集「四季」から「協奏曲ト短調『夏』」~第3楽章「プレスト」の激しい音楽が流れます この曲には各楽章に「ソネット(詩)」が付されていますが、「夏」の第3楽章は次のような内容です
「ああ、不幸にも牧童の恐れは現実となる。
空は雷鳴をとどろかせ、雷光を走らせ、
あられが稔った小麦や穀物の地を引きちぎる」
このソネットからも想像がつくように、この曲は映画の中で危機が迫るシーンでよく使われる音楽です
参考までに私の愛聴盤をご紹介しておきます。ヴァイオリン独奏=エンリコ・オノフリ&「イル・ジャルディーノ・アルモ二コ」による演奏(1993年録音)です。優雅な「イ・ムジチ」の演奏とは対極にある鋭角的で刺激的な演奏です