31日(金)。2021年の最後の日を迎え、この1年を振り返ってみると「波乱と変化の年」でした 10月に階段から転げ落ちて救急病院に運ばれ、頭を5針縫い9日間入院したのは生まれて初めての経験でした マイナンバーカードを取得、自動車運転免許を自主返上、新型コロナウイルス・ワクチンを2回接種したのも今年でした 洗面ルームを全面リフォームしたりパソコンを買い替えたりと、大きな出費が嵩んだ年でもありました 来年は健康第一に過ごしたいと思います
さて、恒例により12月・1か月間の3つの目標の達成状況をご報告します ①クラシック・コンサート12回、②映画鑑賞0本、③読書4冊で最低記録です ただし、②については、Netfrixで「日本沈没(7~10話)」「華氏119」「監視資本主義」「浅草キッド」「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「アメリカン・ファクトリー」「ドント・ルック・アップ」「地獄が呼んでいる(全6話)」を観たので、実質的に8作品は観ています 年間トータルの達成状況については毎年1月1日のブログにアップしていますので、そちらに譲ります
ということで、わが家に来てから今日で2547日目を迎え、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党総書記が2011年12月に父の金正日総書記の死去に伴い朝鮮人民軍の最高司令官に就任してから30日で10年目の節目を迎えたことに伴い、北朝鮮の朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は同日の社説で、金正恩氏が軍を「世界最強の精鋭武力へと強化・発展させた」と業績を称賛し、「国家防衛の柱である人民軍強化を最優先に」と、人民軍のさらなる強化を求めた というニュースを見て感想を述べるモコタロです
「人民軍強化を最優先に」してたら 国民はいつまで経っても貧困から抜け出せない
昨日、山形から帰省した息子が山形牛のすき焼き肉を昨日中に届くように送ってくれたので、夕食は「すき焼き」にしました 1年ぶりに家族3人そろい、とても美味しくいただきました
順番は逆かもしれませんが、息子が赤ワインをお土産に持ってきてくれたので、生ハム・サラミ、カマンベールチーズと一緒にいただきました ワインは濃厚で、チーズによく合いました
今年はクラシック・コンサートを130回聴きました ジャンル別内訳は①オーケストラ=85回、②室内楽=35回、③オペラ=10回となっています この中から独断と偏見で2021年の「マイベスト3」を、というよりも「最も印象に残った3公演」を選びたいと思います 候補の10公演は演奏日順に次の通りです
1⃣3/14「クァルテット・エクセルシオ ✕ カルテット・インテグラ」①シューマン「弦楽四重奏曲第2番」、②シューベルト「同第14番」、③メンデルスゾーン「弦楽八重奏曲」
2⃣5/18「井上道義指揮 都響:定期」①サティ「パラード」、②サン=サーンス「ヴァイオリン協奏曲第3番」(Vn:辻彩奈)、③同「交響曲第3番」
3⃣6/26「飯守泰次郎指揮 東響:定期」①ライネッケ「ハープ協奏曲」(Hp:吉野直子)、②ブルックナー「交響曲第7番」
4⃣8/14「読響 三大協奏曲」①メンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」(Vn:石上真由子)、ドヴォルザーク「チェロ協奏曲」(Vc:北村陽)、③チャイコフスキー「ピアノ協奏曲第1番」(Pf:角野隼斗)
5⃣8/28「ヴァイグレ指揮 読響:マチネーシリーズ」①モーツアルト「フィガロの結婚」序曲、②ドヴォルザーク「ヴァイオリン協奏曲」(Vn:戸澤采紀)、③ベートーヴェン「交響曲第5番」
6⃣9/3 「藤岡幸夫指揮 東京シティ・フィル:定期」①千住明「月光」、②大島ミチル「箏と尺八のための協奏曲」、③ショスタコーヴィチ「交響曲第5番」
7⃣9/12「久石譲指揮 新日本フィル:扉定期」①久石譲「交響曲第3番」、②マーラー「交響曲第1番」
8⃣10/1「新国立オペラ『チェネレントラ』」ソプラノ=脇園彩ほか
9⃣11/13「ウルバンスキ指揮 東響:定期」①シマノフスキ「ヴァイオリン協奏曲第1番」(Vn:弓新)、②オルフ「カルミナ・ブラーナ」
🔟12/5「新国立オペラ『蝶々夫人』」ソプラノ=中村恵理ほか
以上10公演から選んだ「最も印象に残った3公演」は次の通りです。順位付けはしません
1⃣「読響 三大協奏曲」(8月14日・東京芸術劇場)のうち石上真由子ヴァイオリン独奏、小林資典指揮によるメンデルスゾーン「ヴァイオリン協奏曲ホ短調」の演奏
石神真由子は1991年京都市生まれ。8歳でローマ国際音楽祭に招かれる。日本音楽コンクール第2位、ルーマニア国際音楽コンクール優勝など受賞歴多数 また、京都府立医科大学を卒業し、医師免許を取得している異能の持ち主でもあります 石上の演奏の最大の特徴は自然で美しいヴィブラートです 私はこれまで何回となくこの曲をライブで聴いてきましたが、彼女の演奏ほど強く印象に残った公演はありません とりわけカデンツァは見事でした 石上はその後、10月24日に東京文化会館で開かれた「東京ハルモニア室内オーケストラ」定期演奏会に出演し、メンデルスゾーン「ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲ニ短調」を弾きましたが、これも素晴らしい演奏でした 彼女のツイッターを見ていると、いつ休んでいるんだろう?と疑問に思うほど全国各地を駆け巡って演奏活動を展開しています
2⃣「読響:マチネーシリーズ」(8月28日・東京芸術劇場)のうち戸澤采紀ヴァイオリン独奏、セバスティアン・ヴァイグレ指揮によるドヴォルザーク「ヴァイオリン協奏曲」の演奏
戸澤采紀は2016年の日本音楽コンクール最年少(15歳)で優勝、2017年のティボール・ヴァルガ国際コンクール第2位(最高位)など数々のコンクールで入賞 現在、チェルカトーレ弦楽四重奏団の一員としても活躍していますが、東京シティ・フィルのコンマス戸澤哲夫氏の娘さんであることはよく知られています
滅多に演奏される機会のないドヴォルザークのヴァイオリン協奏曲を選び、艶のある音色、芯のある演奏で作品の価値を高めました
3⃣「藤岡幸夫指揮東京シティ・フィル:定期演奏会」(9月3日・東京オペラシティコンサートホール)①千住明「月光」、②大島ミチル「箏と尺八のための協奏曲」、③ショスタコーヴィチ「交響曲第5番」
①と②は尺八と箏のための協奏曲ですが、尺八独奏の藤原道山と箏独奏の遠藤千晶の演奏が素晴らしい 和楽器がオーケストラによく溶け込んでいました ③については、プレトークで藤岡氏が「フィナーレで金管のファンファーレが鳴り響く場面で、弦楽器がそれを否定するかのように激しくキザミますが、金管のファンファーレがフォルテ2つなのの対し、弦楽器のキザミがフォルテ3つなのです 要するに”偽りの勝利の歓喜”を否定する力の方が大きいのです」と解説していましたが、このような具体的で説得力のある解説は初めて聞きました フィナーレで金管のファンファーレが高々と鳴り響く中、藤岡氏は「偽りの勝利を否定するんだ」とばかりに弦楽セクションを煽り立て、楽員は渾身の演奏で応えました 藤岡氏のプレトークを含め、ショスタコーヴィチの第5交響曲に対する従来の解釈を覆し、新しい解釈を音として表現した素晴らしいコンサートでした
2021年クラシックコンサート「最も印象に残った公演 マイベスト3」は以上の通りですが、今年はコロナ禍の影響で中止になったコンサートの中に、チョン・ミョンフン指揮東京フィルによるマーラー「交響曲第3番」(2/24)、ウィーン・フィル主要メンバーを中心とする「ウィーン・プレミアム・コンサート」(3/24)などが含まれていたので、もし中止にならなければ「マイベスト3」に入っていた可能性は高いと思います
さて、あなたの2021年クラシックコンサート「マイベスト3」はどの公演だったでしょうか? 来年こそは新型コロナウイルス・オミクロン株による公演中止がないことを祈るばかりです
【忘備録】
2021年12月31日におけるtoraブログのトータル・アクセス数とランキング
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