毎年1月15日に近い日曜日に行われる三十三間堂「通し矢」は冬の京都の風物詩として有名。
正式名称は「京都三十三間堂大的全国大会」
全国から集まった晴れ着姿の新成人約2,000人が弓の腕前を披露した。
国宝の三十三間堂はこの日無料開放され、艶やかな空気に包まれておりました。
2012年1月 京都市東山区
毎年1月15日に近い日曜日に行われる三十三間堂「通し矢」は冬の京都の風物詩として有名。
正式名称は「京都三十三間堂大的全国大会」
全国から集まった晴れ着姿の新成人約2,000人が弓の腕前を披露した。
国宝の三十三間堂はこの日無料開放され、艶やかな空気に包まれておりました。
2012年1月 京都市東山区
大阪の難波に程近い「今宮戎神社」は商売繁盛の神様として知られ、毎年1月9日から11日にかけて開催される十日戎は全国的に有名である。
訪れた宵戎、無数の露店が軒を連ね、境内には「商売繁盛で笹持ってこい」の景気よいお囃子が流れていた。
十日戎の参拝者は拝殿で福笹を授かった後、吉兆を買い求め福娘から飾りつけを授与される。
十日戎の期間中に福娘として奉仕をする18歳から23歳の女性が毎年公募で選出される。
ご覧の通りの美人揃い。
時には関西人特有のノリの良さで盛り上げてくれる場面もあり、見ているだけで楽しい。
報道陣の取材にも ハイッ!! この通り・・・
タイトル名 「初姿福娘戎之微笑」
何かと先が読めない昨今ではあるが、今宵の境内は商売繁盛を願う参拝客で身動きもままならない状況であった。
今年の福・・・しっかり頂きました!!
1月9日の宵戎から1月11日の残り福まで夜通しで笹の授与、ご祈祷が行われる。
十日戎の賑わいは不景気などものともしない大阪人の心意気なのかもしれない。
2012年1月 大阪市浪速区
上七軒の歴史は古く室町時代までさかのぼると聞く。 京の花街で最も歴史が古い。
正月の門松飾りが設えられた、お茶屋「中里」の前を舞妓さんが足早に過ぎて行った。
正月は稲穂のかんざしを舞妓は右、芸妓は左に飾る。
始業式は華やかな正月を彩る花街の風物詩でもある。
始業式が終わると二月は北野天満宮節分祭と梅花祭。
三月から四月にかけては「北野をどり」・・・春は遠からじ。
手元に平成八年度の「第四十四回・北野をどり」のプログラムがある。
この年、恒例の舞踊劇は「お七恋鹿子」
‘櫓のお七’の懐かしい思い出がファインダーの中によみがえってきた。
今回で六十回の節目を迎える「北野をどり」は三月二十五日から始まる。
上七軒歌舞練場へ足を運ぼう。
2012年1月 京都市上京区
上七軒は京都中心部から離れた北野天満宮の東側一帯をさす。
此処には昔ながらの風情を残す上品で質素な正月風景がある。
1月9日は上七軒歌舞会の始業式、今年は幸運にも祝日と重なった。
黒紋付の正装姿で舞妓さんが上七軒歌舞練場へ急ぐ。
輝く新春の光の中で完成された究極の女性美を目の当たりにした。
2012年1月 京都市上京区
明けましておめでとうございます。
「如庵」の初釜です。
京都山崎妙喜庵内の待庵、大徳寺龍光院内の「密庵」そして愛知県犬山市の有楽苑内の「如庵」
この三つの現存する茶室は国宝三名席と呼ばれている。
有楽苑内は国宝「如庵」の他「元庵」「弘庵」の三つの茶室がある。
新年には恒例の初釜が元旦から開催される。
茶室では光と影が織りなす風情も楽しみたい。
茶室の庭は露地と呼ばれる。
「浮世ノ外ノ道」・・・茶の湯が演出する非日常世界と日常世界を分かつ空間。
「如庵」は茶の湯の創世期に尾張の国が生んだ大茶匠・織田有楽斎が建てた茶室。
昭和11年に国宝の指定をうけた茶道文化史上貴重な遺構でもある。
初釜ならではの着物姿の女性が華を添えます。
「元庵」は織田有楽齋が大阪の天満に構えた茶室を古図に基づいて復元したもの。
初釜は新年をお祝いする茶会、茶道に疎い私でも気軽に参加できます。
茶の湯の世界は質素という言葉だけでは表現できない美学がある。
穏やかな新年の始まりである。
2012年1月 愛知県犬山市