上七軒の歴史は古く室町時代までさかのぼると聞く。 京の花街で最も歴史が古い。
正月の門松飾りが設えられた、お茶屋「中里」の前を舞妓さんが足早に過ぎて行った。
正月は稲穂のかんざしを舞妓は右、芸妓は左に飾る。
始業式は華やかな正月を彩る花街の風物詩でもある。
始業式が終わると二月は北野天満宮節分祭と梅花祭。
三月から四月にかけては「北野をどり」・・・春は遠からじ。
手元に平成八年度の「第四十四回・北野をどり」のプログラムがある。
この年、恒例の舞踊劇は「お七恋鹿子」
‘櫓のお七’の懐かしい思い出がファインダーの中によみがえってきた。
今回で六十回の節目を迎える「北野をどり」は三月二十五日から始まる。
上七軒歌舞練場へ足を運ぼう。
2012年1月 京都市上京区