旅と祭りのフォトログ

さて、どちらへ行こう 風が吹く

六華苑の気品

2015-08-08 14:41:00 | その他

 設計はジョサイア・コンドル。

 

 「鹿鳴館」や「三菱一号館」等の設計を手掛け日本近代建築の父と呼ばれる。

 

 「六華苑」は東京以外の地方に残る貴重な遺構である。

 

 彼の手になる洋館部分は4階建ての塔屋が圧倒的な存在感を持つ。

 

 夏空に水色のパステルカラーが映える。

 

 館内は空調が行き届いており、

 

 明治の文化遺産にじっくりと向き合うことができる。

 

 ベランダとサンルームの凝ったデザインも素晴らしい。

 

 当時としては珍しい塔屋の曲面ガラス。

 

 二階部分から見下ろす和洋折衷庭園は国の名勝史跡。

 

 内玄関棟のティールーム。

 

 外から眺めると避暑地のクラッシックホテル。

 

 洋館に接続する和館。

 

 まるで京都の名庭園の趣だ。

 

 そうであろう「六華苑」の洋館、和館共に国の重要文化財。

 

 「石取祭」の時間調整で訪れたのだが・・・

 

 その格調高い伝統美に魅せられてしまった。

 

 さすがは山林王と呼ばれた諸戸清六の邸宅。

 

上品なセンスが随所に鏤められております。

2015年8月 三重県桑名市


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 石取祭2015 其の三 | トップ | 郡上おどり2015 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

その他」カテゴリの最新記事