旅と祭りのフォトログ

さて、どちらへ行こう 風が吹く

垂井曳山まつり2022 其の三

2022-05-22 21:03:07 | 垂井曳山祭

三番山西町「攀鱗閣」の芸題は「鳥辺山恋譚」

 

作者は岡本綺堂、大正ロマン漂う恋愛至上主義の名作

 

将軍のお供で京に来て一年、菊地半九郎は祇園の遊女・お染と馴染む

 

「京の鶯を買いたいのよ」「その鶯を江戸に連れて行くのか」「籠から放してやればよいのじゃ」

 

坂田市之助と酒宴中に弟の物堅い源三郎が来て口論に

 

酔いも手伝って武士の意地から決着をつけることに

 

二人は四條河原で果し合いに

 

果し合いとは・・お考え直しくださいませ

 

半九郎は源三郎を斬ってしまう

 

切腹しようとする半九郎をお染が止め

 

ひとり来て ふたり連れ立つ極楽の 清水寺の鐘の音

 

水面に月の光がきらめく四條河原の暗がりに

 

濁りに沈んで濁りに染まぬ

 

清いおとめと恋をして

 

祇園の三味線も

 

色酒に遊ぶ喧噪も

 

過ぎし日を 初めて逢うた あの日を思い出す

 

ここが芝居の見せ場、泣かせどころ

 

僕たちの芝居は明るく締めよう

 

ありがとうございました!! 

2022年5月 岐阜県垂井町

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