いざ、海の中へ!!
金色燦然と輝く山車が海へのスロープを下る。
祭りのハイライト「海中渡御」の始まりです。
勇壮で人情に厚く団結心の強い気風は昔の船乗りに由来するそうだ。
三河三谷は漁港であるが江戸時代は海運業で栄えた地。
山車を海中に曳き入れ、
風光明媚な三河湾をヨットと共に渡る。
其々の山車は前方にだし棒と呼ばれる長い棒を立てる。
「祇園祭」の鉾が立てる真柱を範としたものであろう。
山車の梶棒はたて長ではなく、
曳き綱と直角に下山部へ二本の長い棒を通し梶をとる。
他の山車祭りでは見られない独自性に富んだ壮観な風景である。
2018年10月 愛知県蒲郡市