旅と祭りのフォトログ

さて、どちらへ行こう 風が吹く

花車神明社例大祭 其の一

2018-11-05 20:49:58 | その他

 全国から観光客が押し寄せる祭りではないが、永年にわたり地元の人々に愛され続ける祭り行事。

 

 江戸時代には名古屋駅前界隈は那古野庄広井村と呼ばれ、

 

 現在も近辺には那古野町、広井町の地名も残っている。

 

 江戸の昔には九輌の山車が盛大に曳き回されていたようだ。

 

 しかし、時の流れと共に他所に転売されたり、

 

 太平洋戦争末期の名古屋大空襲により風情ある市街地は徹底的に焼き尽くされ、多くの山車も焼失してしまった。

 

 奇跡的に戦災を免れた三輌の山車。

 

 「紅葉狩車」 「二福神車」 「唐子車」

 

 いずれも江戸時代の文政年間に造られた歴史的価値の高い逸品で名古屋市指定文化財です。

 

 精巧なからくり奉納人形は芸どころ名古屋の誇り、山車は多彩なエンターティメントの舞台。

 

 「紅葉狩車」のからくりは文字通り能で有名な「紅葉狩」 美しい更科姫が瞬時に鬼女に変身し従者と渡り合う場面が見せ場。

 

 ここからは男たちの見せ場です。

 

 道幅は山車がギリギリ通れる狭さ、この路地で車切による方向転換に挑みます。

 

 民家のフェンスを壊さないよう慎重に、力強さと技量そして経験がものをいう。

 

 名古屋型山車の特徴は二層構造で上山部はからくり奉納時は上げ巡行時は下げる。 名古屋城の門を通過する時の名残とも伝わっている。

 

 べっぴん名古屋嬢が祭りに花を添えます。

2018年10月 名古屋市中村区

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