旅と祭りのフォトログ

さて、どちらへ行こう 風が吹く

犬山祭2016 其の三

2016-04-08 20:56:45 | 犬山祭

新聞報道によれば二日間で30万人を超える観光客が訪れたそうだ。

 

曳山のことを犬山では「車山」と表記して「やま」と言い慣わされている。

 

車山を曳く者は「手子」と呼ばれている。

 

「祭り力」という言葉があるならば、

 

その言葉を具現化してくれるのが手子の心意気だ。

 

5トンを超える車山を手子頭の号令一下、一気呵成に担ぎ上げ、

 

そのまま前後に車山の方向を変え、さらに担ぎ上げたまま後ろづさりに曳く。

 

これが「ドンデン」と呼ばれる手子の見せ場。

 

曳山祭りの多くは綱を持った大勢の曳手が参加する形態であるが、

 

「犬山祭」の祭り力は30人にも満たない精鋭の手子に委ねられる。

 

昔は近隣の村から力自慢が町内ごとに契約を結び揃えられた。

 

現在も「犬山祭」に魅せられた若者が祭り力を見せつけてくれる。

 

見せ場を終えた後の一杯は最高なのである。

2016年4月 愛知県犬山市

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