近畿地方の古墳巡り!

歴史シリーズ、第九話「近畿地方の古墳巡り」を紹介する。特に奈良盆地・河内平野の巨大古墳・天皇陵の謎などを取上げる。

沖縄の歴史・文化 沖縄の特徴・“離島の将来”宮古諸島は!

2008年06月12日 | 歴史
宮古島は沖縄本島の南西約290km、石垣島の東北東約133kmの距離にあり、宮古島市を構成する島々は、大小6つの島(宮古島、池間島、大神島、伊良部島、下地島、来間島)で、宮古島が最も大きく地域総面積の約80%を占め、宮古群島の中心をなしている。来間島、池間島は宮古島から海をまたぐ橋で繋がって、5kmほど離れている伊良部島にも橋をかける計画があるらしい。



写真は、宮古島と周辺の地図。

島々は全体が概ね平坦で低い台地状を呈し、山岳部は少なく、河川・湖沼等もなく、生活用水等のほとんどを地下水に頼っていると云う。

交通アクセスは、中型ジェット機が発着陸できる2,000mの滑走路を有する宮古空港が、沖縄本島や本土からの旅客の主たる玄関口で、那覇空港とは航空機で約45分の距離にあり、東京や大阪とは直行便もある。

宮古島と宮古諸島の各島間では航路による移動となっている。

平成12年の国勢調査によると、宮古島市の人口は54,249人で、宮古諸島の約85%を占め、昭和60年以降は減少傾向。

1950年代前半のピーク時には、人口が75,000人前後であったことから、その後は過疎化の一途を辿っており、一方年齢別構成人口をみると、65歳以上の高齢者が、平成12年では21.0%と県平均の15.6%と比べても、宮古島市は急速に高齢化が進行していることが分かる。

叉宮古島市の就業人口割合は、第3次産業が56.9%と過去最高で、昭和50年から平成12年までの推移をみると、第1次産業は減少傾向、第3次産業は増加傾向にある。

年平均気温23℃の亜熱帯の島々は、青い海・白い砂浜・豊かな珊瑚礁に囲まれ、ダイビング・釣・トライアスロンのメッカ。







写真は上から、宮古島リゾート地の海岸を望む、宮古島東平安名崎の景勝及び宮古島の海の色と池間島へ架かる橋。

宮古島では、国際的規模のイベントである“全日本トライアスロン宮古島大会”など、スポーツ・レジャーをメッカとする“スポーツアイランド宮古島”としてのイメージが着実に浸透し、観光への波及効果も高くなっているらしい。

観光資源としては、写真のように、美しい海や“東平安名崎”に代表される自然・景観資源を豊富に有している。特に半島、湾入、砂浜など変化に富んだすぐれた自然景観に恵まれていると云える。

東平安名崎は、宮古島の最東端にある約2Kmの美しい岬で、太平洋と東シナ海を一望にできる雄大な景色は、日本都市公園百景にも選ばれている。







写真は上から、宮古島マリンターミナル、宮古島海宝館外観及び海宝館の内部。

宮古島には既存の大型リゾート施設のほかにも、“宮古島マリンターミナル”整備事業で建設された都市型リゾートホテルや宮古島海宝館がオープン。

宮古島海宝館は、日本近海をはじめ世界中の海から集めた貝殻を展示する“貝の資料館”で、隣接するレストランでは本物の貝に盛られた貝料理の数々により、益々人気を集めているらしい。





写真は、テーマパーク・うえのドイツ文化村及びマグロ海遊館ラボタ。

写真のような、うえのドイツ文化村・マグロ海遊館を含め、観光関連施設整備は着実に進展しており、今後の滞在型観光への展望が開けつつあると云う。

うえのドイツ文化村は、1873年台風のためドイツ商船が座礁し、宮古島の住民たちが荒波の中、小さな船で漕ぎ出し、乗組員全員を救助した記念に建てられたもの。

マグロ海遊館ラボタでは、マグロを陸上で養殖研究している施設を一般公開しており、マグロに直接餌付けする、貴重な体験ができる。

というように観光施設整備などにより観光客は、平成14年以降は再び増加傾向にあり、平成17年にはほぼ40万人を記録するなど、着実・継続的な伸びを示している。

素晴らしい海などの自然や独特の伝統文化を楽しみに訪れる観光客は、今後とも増えると予想され、体験型観光・保養滞在型観光への対応、宿泊施設等の受け入れ態勢の増強、観光資源の美化保全、観光ルートの形成等の課題解決により、観光産業をメインにした“島創り”に光明が見えてきた。