ファンタジアランドのアイデア

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ガン免疫療法を応用して花粉症を克服する  スモールアイデア NO 197

2018-10-03 17:42:36 | 日記

 本庶氏がガン免疫療法の開発でノーベル賞を受賞しました。日本人として嬉しい限りです。体に備わる免疫の仕組みを利用してガンを攻撃する治療法は、ガン免疫療法といわれます。この原理を使う薬品は、オプジーボとしてガン治療で使われています。その新薬が、従来の抗がん剤などでは治せない末期がんでも高い効果を示しているのです。今回の受賞は、世界から認められたということです。
 そこで、この免疫の仕組みを利用した療法を花粉症にも応用ができないかと考えてみました。花粉の飛散する時期を、花粉症の方は憂鬱な気持ちで待ち構えます。飛散のタイミングを見極める時期は、1月中旬に気象庁から発表される1ヶ月予報です。この1ヶ月予報が平均気温より0.2℃以上の高温であれば、飛散は多くなります。花粉症に関係する小売業の方は、売り場の展開を例年より早めることになります。もちろん、症状を持つ方は、飛散に備えることになります。逆に、例年より低ければ、花粉対策商品の展開は遅くなります。
 販売を強化する商品は、花粉の症状を緩和するものと発症を抑えるものになります。花粉の症状を緩和する商品と発症を抑える商品は、販売する時期が少しズレます。花粉症の発生を緩和させるものには、免疫力を高めるニンジンやほうれん草などの緑黄野菜とその加工食品があります。それに、ヨーグルトなどの発酵食品が加わります。これらの食品を、1ヶ月前から徐々に摂取して、免疫力を高めておくわけです。発症を抑える薬品は、症状が出たときに、状況に応じて服用することになります。
 一般人の体には、1日に数千個ものがん細胞ができています。免疫細胞が、このがん細胞を排除しているわけです。オプジーボは、免疫細胞の力を適切に使うことを支援し、末期ガンでもがん細胞を排除することに成功しているのです。これを花粉症に応用するのであれば、花粉に対する免疫力を適切に対応する薬を開発すれば良いわけです。現在では、大量に発生する花粉に対応できていないようです。花粉に対する免疫を低下させている人々が、増えている状況が続いています。春は、気温の変化が激しい時期です。高齢者は、気温の変化に体がついて行けないことも多いのです。体に負担がかかるときには、免疫力も低下します。現在のところ、体調を維持し、免疫力を高め、花粉の症状を緩和する対策を取り、発症を抑える薬に頼るという防衛策しかないようです。
 余談ですが、日本はノーベル賞で世界5位の受賞者を出すまでになっています。でも、基礎研究に投入する予算は、年々減少しているのです。日本人が積み立てている年金の一部を投入してはどうでしょうか。先日、公的年金積立金の運用利回りが、黒字になったとの報道がありました。運用資産額が160兆円で、4~6月運用利回りが2兆6千億円の黒字と発表されました。日本国民は公的年金を老後に受け止めるために、毎月保険金を掛け続けているわけです。この黒字を日本の誇る基礎研究にに使うのです。1億とと言わず10億とか20億を自由に使う仕組みを構築してはどうでしょうか。日本で、研究者に思う存分に頭脳と研究費を使ってほしいものです。