ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

国際バカロレアが高度人材を集める  アイデア広場 その149 

2017-07-30 09:25:53 | 日記


東京の成長が、日本の経済を支えています。現在の子ども達に負担をかける社会保障システムを、何とかしなければなりません。その解決策が、東京の成長です。鄧小平ではありませんが、成長するところから豊かになるという解決策になります。東京の強みは、市場規模、経済集積、人口集積です。通勤の利便性は非常に高く、質の高い生活ができるインフラを備えているのです。さらに1800兆円の個人資産があるのです。このインフラと豊富な資金を活用しての経済成長は、大きな可能性を持っています。世界の企業も高度人材も、東京の潜在能力を評価し、進出の機会を模索しています。世界が躊躇している理由は、岩盤規制と子どもの教育なのです。 
そこで、進出を促す教育の仕組みについて考えてみました。東京都は誘致すべき外国企業として、情報通信、医療、化学、電子・精密、金融などを上げています。でも、規制改革が進まず外国企業の進出は停滞しています。外国企業の進出が盛んなシンガポールが、参考になります。低い法人税、そして企業が申請すれば3日程度で進出が認められる制度など外国企業を優遇する仕組みがよく整っています。多く優秀な高度人材も、シンガポールで研究開発に従事しています。その優秀な人材が、安心して働けるもう一つの環境も用意しているのです。それが、国際バカロレアの充実です。簡単に言えば、国際バカロレア機構が認めた学校を卒業した生徒は、世界の有名大学に入学ができるというものです。高い研究能力を持っている高度人材は、親として自分の子どもが、自分と同じ境遇で学問や研究に挑戦してしてもらいたいと考えています。高度人材を海外から呼び寄せるためには、お金や研究施設の充実だけはなく、子弟の教育環境が大切なのです。残念ながら、日本はこの教育環境の整備が遅れています。
宮城県の仙台に、「東北では最初の国際バカロレアの認定を受けた3~12歳の幼稚園と小学課程ができた」という記事がありました。喜ばしいことです。高度人材は、企業だけでなく地域社会に大きな波及効果をもたらします。経済効果はもちろん、知的環境を高める働きを持っているのです。日本の教育システムの改善は、国際化に向かう起爆剤になるかもしれません。世界大学ランキング200の中に入るのは、東大と京大だけです。経済大国3位の日本からすると、寂しいことです。
提案です。日本の小中高の一貫教育で、成果を上げているのは筑波大学の付属の小中高です。このレベルの一貫教育を、各都道府県に設立することです。国際バカロレア機構は、柔軟な知性の育成と国際理解を目的としています。これらを達成するために共通のカリキュラム、そして試験や資格を用意しています。これらの課題を乗り越えるためには、高い知性と柔軟な創造力を育成する教育システムの構築が必要です。この課題に解決の尖兵は、小中高の先生になります。高いレベルでの意識改革と高い能力を持つ先生の確保が、最初のハードルになるでしょう。国際バカロレアや高度人材の人々から見ると、日本の教育は世界の水準からやや低いレベルに位置するようです。高い感覚を持つ人を集め、世界の子ども達の能力を触発する教育を実践し、世界の教育レベルをはるかに超える成果を上げたいものです。このような環境が整えば、潜在的可能性を持つ日本に、高度人材は雲霞のごとく集まるでしょう。


じょーもぴあ宮畑のフリーマーケットを起業育成の場に!「ふくしま」を少し良くするアイデア その7

2017-07-29 21:40:01 | 日記

 じょーもぴあ宮畑は、素晴らしい施設です。広い敷地や公園、そして広い駐車場などフリーマーケットとしては十分な施設といえます。ここで手作り品や衣類・雑貨を売るイベントを行っているわけです。いわゆる起業家の卵の方が活動している場でもあります。起業家を育てるなら、大きく育てたくなります。
 そこで起業に詳しい方に、このイベントで企画や販売方法に「光る」ものを持っている方を選んでもらいます。選ばれた方には、イベント主催者から、楽天市場参加費全費用1年分(ライトプラン)を進呈することにします。もちろん、希望した方に対してだけです。起業経験を1年だけしてもらうわけです。才能のある方の起業を支援します。成功すれば、本人も地域も豊かになりますね。

生鮮食品流通におけるアマゾンの可能性  アイデア広場 その148  

2017-07-29 17:39:49 | 日記

アマゾンは、注文、在庫、支払い処理、商品のお薦め、不正対策などのシステムを構築を勢力的に行ってきました。1日数千万件の注文処理と数百万件の支払い処理、不正対策を同時並行的に行っているのです。アマゾンは最低限の機能に絞り込み、処理速度を出来るだけ上げて、壊れてもすぐに回復できるシステムを運用しています。クリスマスに爆発的に増える注文発注の処理システムを、24時間動かし続けることが強いられます。これに耐えています。さらに、故障することを前提に複数のサーバーを分散し、処理を行っているのです。おかげで、利用者にとっては、面倒な手続きがなく、迅速に注文が完了するという利便性を獲得しています。注文を確実にし、間違いなく処理されるということから、信頼感が高まり、ある面では空気のような存在になりつつあるのかもしれません。常に、モノを動かす時間をいかに短縮するかについて取り組んでいます。発送までのリードタイムを縮め、消費者の予測商品を消費者の近くに準備しておく物流施設も整ってきています。その注文がありしだい、ドローンで運ぶところまできているともいえます。そのアマゾンが、アメリカの高級食品スーパーを買収したという記事が載っていました。手薄だった生鮮食料の分野への本格的進出を決めたわけです。
そこで、アマゾンの生鮮食料への進出がどのような可能性を持つものかを考えてみました。アマゾンは、2007年にアマゾン・フレッシュという生鮮食料を当日のうちに宅配するサービスを始めました。でも、有力な事業には育ちませんでした。生鮮食料の仕入れや鮮度管理に、複雑なノウハウが求められたのです。アマゾンは、高級スーパーの鮮度管理のノウハウを1兆5千億円で獲得したことになります。このスーパーのブランド力を活用して、生鮮食料を宅配したり、生鮮食料の流通網を構築していくことになります。アジアの経済成長に伴い、高級生鮮食料の要望は高まっています。このノウハウと流通網、そしてその供給する農地が確保することができれば、アマゾンが農業分野でも優位な地位を占めることになるかもしれません。
アマゾンは、2017年までに70近い新規事業を立ち上げています。そのうち18は失敗し、撤退しています。失敗には、次の事業の芽がいろいろ潜んでいるものです。アマゾンは、多くの事業を立ち上げ、失敗にもかかわらず、多くの事業を成功に導いています。あたかも巨大企業の中に、小さな企業が存在し、活力を増幅しているようです。一般に、大企業は管理が厳しくなり、新しい事業に進出が困難になります。ベンチャー企業なら自由に研究を進め、新しい分野に躊躇なく進出していきます。アマゾンは、二つの顔を持っているようです。
最後になりますが、企業は経済指標と環境面での配慮、そして社会面での人権の配慮など複数の視点から評価される風潮が出てきています。アマゾンは、研究者に対する配慮は行き届いているようです。でも、配送関係の従業員への労働強化が心配です。ある記事によると、従業員への労働負荷かなり高いとい報道も出てきています。

夏休みの危機を乗り切る子ども達 「ふくしま」を少し良くするアイデア その6

2017-07-28 19:28:18 | 日記

 福島は、不登校になる子どもが少ない地域です。それでも、不登校が起こりやすい季節や時期があります。一般的にいわれているのが、ゴールデンウィーク開けと夏休み明けです。子ども達の自殺は、中高年に比べると非常に少ないのです。それでも、子ども達の中には、自殺をするものもいます。悲しいことです。この悲しいことが、夏休み明けに急増するのです。自殺の前段階には、生活や交友関係の乱れや不登校の徴候などが見られます。
 そこで、夏休み明けを元気に明るく登校するにはどうしたら良いのか、考えてみました。夏休みは、規制が少なく自由な時間や空間が保障されています。夏休み明けの学校は、自由が少なく規制の多い場所になります。夏休み明けに問題行動を取る子ども達の特徴は、学習リズムが崩れている、生活リズムや友達関係が乱れているなどが指摘されています。また、休み明けに、元気に登校していった子ども達の特徴もあります。3度の食事を取り、日中に運動をし、夜は十分に睡眠をしていることです。親の関与もあるようです。子どもの勉強時間を把握している親、子どもを一人にしないでいくつかの行事に参加させている親の家庭に暮らす子どもは、元気に登校するようです。
子どもは、自分の行動を自身で決めていると感じれば感じるほど積極的に行動します。自立心の旺盛な子どもは、好奇心と結びついたとき学習意欲が高くなり、何でもやってみようとするようです。夏休みに、こんな体験ができる子は幸せです。幸せな子は、そのまま伸ばしていくことです。夏休み中盤が過ぎた頃から、親は子どもの生活リズムを注意し、大きく崩れているようであれば修正していくことになります。学校の規制や友達関係に対する耐性を、高めておくわけです。
最後に、夏休みは不登校になった子どもが学校に復帰するチャンスなのです。一つの踏み台として生かしたい期間にしたいものです。福島の子ども達が学校に楽しく通うことができれば、福島は精神的にも社会的にも豊かな地域になります。



データの前処理をして価値を高める アイデア広場 その147 

2017-07-28 19:10:12 | 日記
 
2015年にAI(人工知能)の審査による美人コンテストが開催され、世界中から6000人以上が応募しました。このコンテストで、最終審査に残ったのは、白人が37人、アジア人が6人、他が1人という状況でした。イギリスの新聞「ガーディアン」は、この結果を人種差別ではないかと主張しました。理由は、AIが学習する写真が足りなかったのです。美人であることを判定させるには、多く特徴を持つ人々の写真を大量に用意する必要がありました。ところが、肌の白い写真が多く用意されたために、AIはその中からしか選択できなかったという単純なものでした。
 そこで、今話題のAIやビックデータを使用するときに、気をつけたいことを考えてみました。AIは、特徴量を把握することから始まります。「これは猫」で「これは犬」と判断できる特徴の数値化を、特徴量といいます。特徴量を用意したら犬や猫のデータとなる映像をできるだけ多くを読み込みます。犬と猫の画像を識別するために最適な特徴量の組み合わせを決定していくわけです。このデータの中に「チワワ」の情報がない場合、チワワを認識はできないことになります。多くのデータが必要になります。そこで、ビッグデータの出番です。とにかく様々な犬や猫の写真を集められるだけ集めます。これらの写真を、ビッグデータとしてコンピューターに読み込ませます。すると、犬と猫の区別を内部でうまく特徴を自動的に学習してくれる方法が深層学習なのです。特徴量を予め入力しておかなくても良いことから、その応用が広がっているわけです。
 ここで注意したいことがあります。収集するデータは、コンピュータが学習するのに適したものでなくてはいけません。データを集めるだけでなく、「前処理」と呼ばれるデータの整理が重要になります。前処理をして、学習に適したものにするわけです。プロの棋士にアルファ碁は、勝ちました。この勝利の複線は、AIの学習に適した何万というプロの棋譜があったからです。もし、これがアマチュアだけの棋譜であれば、より多くの時間とお金と、そして専門家によるチューニングが必要だったはずです。データの前処理が、省かれたともいえます。目的を達成するための質の高いデータが、用意されていたために容易に人間に勝てたともいえます。
 もう一つ、注意したい点があります。コンピュータが抽出した特徴量は、人間が理解可能なものでないものもあります。普通は特徴量といえば、「白い犬」など何か人間に意味を持っているものです。でも、コンピュータの内部では、人間が感じる「白い犬」のようなものを抽出しているわけではないのです。人間には「わけのわからない」特徴量として把握しています。意味不明な特徴量を使っても、判別できるのがこの深層学習という技術なのです。深層学習という技術を使用して複雑な作業を行う場合、専門家による精度の検証が必要になります。精度を高めるために、何度も試行錯誤を繰り返すことになるでしょう。
 最後に、こんなことができたら良いなということがあります。ビックデータを収集する時点で、前処理の過程を済ませておく仕組みです。すぐにデータとしてを使えますね。

ドローン操縦士を育成 「ふくしま」を少し良くするアイデア その5

2017-07-27 16:16:56 | 日記

 ドローンは、低価格化と高性能化が同時に進んでいます。ドローンに通信機器とカメラを搭載して、遠隔操縦もできます。農園や森林の生育状況を、カメラ映像で把握することも可能です。ドローンは、今まで風に弱いとされていました。どんな姿勢になっても、立て直してまた元の位置を保つドローンもあるのです。安定飛行の秘密は、周囲の景色を学習し、自ら飛び方を判断するAIを備えていることにあります。このドローンは1機18万円で、重さわずか75グラムです。AIは極小で画像、音声、センサー、テキストなどのデータを複合的に処理できます。一般的な商用ドローンは、10kgあります。用途により使い分けることもできます。原子炉内の状況を調べるには、極小のドローンを使います。高低差の大きい果樹園などの広い農地でも、通信機器とカメラを搭載したドローンを使えば極め細かく把握しやすくなります。現在では、無人で飛行するドローンを作物の生育状況の把握や農薬散布に使う動きも活発になっています。
 このように進化したドローンですが、操縦士が少ないのです。そこに、明るい話題が出てきました。福島県の郡山市に、東北最大級のドローン練習場ができたというニュースです。ドローン操縦技術の向上が望まれているのですが、練習する場所が限られているのです。航空法に定められたいろいろな制約があるわけです。でも、練習場があれば制約なしに、自由に操縦を楽しんだり、技術の向上に邁進できます。
提案は、練習場を維持し稼ぐ場所にすることにしたいということです。競技会を開きます。例えば、農場を想定して、ドローンを使って生育状況の把握や農薬散布の競技会を行うのです。主催や共催に農協や農業高校が加われば、有意義イベントになります。宅配を想定した競技会には流通の関係の企業が共催に加われば、将来の人材獲得に役立つでしょう。イベントがあれば、練習場は常に使われる状態になります。経済的に潤います。なお、ドローンの練習場は、二本松市や南会津町にもあります。
 

インドの旅行事情を観察する  アイデア広場 その146 

2017-07-27 15:01:58 | 日記

 インドの国内旅行が、急増しています。内外の旅行業者が、注目しているところです。一般に産業の発展は、農業から製造業に移行し、最後にサービス業が発展するという図式になります。でも、インドでは製造業が足場を築く前にサービス業が拡大していくという特徴を持っていたのです。サービス業は、商業、旅行・観光、交通、飲食業、ホテルなどを含む産業です。1980年以降、製造業以上に成長したサービス部門は、商業や旅行・観光でした。旅行に関しては、インドの国内旅行総数が1987年には3480万回、1992年には8100万回と拡大していたのです。特に、農村地域からの旅行者が増大していました。国内旅行に参加した73%は、農村の居住者が占めていたのです。現在の旅行の隆盛は、インド人の旺盛な旅行習慣にの延長線上にあるということです。
 そこで、インド人の旅行事情を調べ、これからのインドにおける旅行市場の切り口を探ってみました。2016年の旅行市場は3兆円で、2020年には4兆円になると予想されています。急成長の分野であります。農村部の人々は、それほど豊かではありません。それでも国内旅行の73%を占めていた理由は、安価に旅行ができたからです。国内旅行を支えている従業員は、低い教育水準で従事できるホテルや観光部門で働いています。これらの従業員で運営されているホテルは、同じような下層の人々による洗濯、掃除、食事などの低いサービスを提供していたわけです。交通では、有名な力車があり、案内されるお店も彼らにはなじみのものです。ある面で、同じ階層の人々の中で、安心して旅行ができることになります。余談ですが、インドは330万kmの道路網持っており、これは世界第2位の道路網です。でも、その多くは劣悪なのです。道路の未整備は、物流や旅行にも悪影響を与えています。農産物の廃棄率が極めて高く、35%を占めています。これも道路の未整備によるものです。道路のインフラを整備すれば、多くの問題が解決するのです。
 もちろん、高等教育の水準を要求される富裕層を対象にした観光部門もあります。インドは細分化されたサービスの需要の構造と複雑で多層的な供給構造、そして複雑な市場構造を持っているのです。カーストごとに、旅行商品を作り、需要にあわせて消費者まで流通させるには、販売のノウハウを蓄積することになります。農村の人々が経験してきた旅行形態は、かなり独立性の強いものです。そのために、国内旅行市場を確保してきたともいえます。後発組がここに食い込むことは、なかなか困難でしょう。でも、食い込めれば、大きな市場になります。一つの突破口は、格安航空の利用でしょう。今までいけなかった遠方に行く旅行商品を、農村部の人々に提供するのです。もちろん季節を考慮しなければなりません。インドでは、衣服や靴の需要は、9月から増加し、気温が低下する11月にピークになります。旅行も気候や複雑な市場を考慮しながら、商品を販売することになります。富裕層に対する質の高いサービスは、インド国内ではまだまだ育っていないようです。日本の一流ホテルやデパートの接客マナーを、渇望するホテル経営者は多いようです。ここら当たりに、インドの旅行への参入切り口があるようです。

AIを利用した連絡帳の作成と子どもの成長記録 アイデア広場 その145  

2017-07-26 14:35:07 | 日記


 保育連絡帳を、毎日書く保育士もお父さんお母さんも大変です。でも、わが子が、今日1日どんな園の生活をしたのか誰でも気に掛かります。1歳前に歩けるようになったとか、1歳半で後ろ向きに歩けるようになったと書かれれば、親として自然と笑みが浮かんできます。冷静に考えれば、個人差があるのですが。とにかく、今の保育士の方は忙しすぎます。保育士の方の負担軽減は、喫緊の課題です。と同時に、保育の質も確保したいと思います。
 そこで、負担を軽減しながら、保育の質を向上させ、親としても安心できる仕組みを考えてみました。一般的に、8ヶ月から12ヶ月で「つかまり歩き」をし、11ヶ月から14ヶ月で「よく歩く」ようになります。3歳を過ぎれば、「弾むボールをつかむ」などの動作ができるようになります。この他に、言語や人間関係の成長発達段階があります。連絡帳には、子どもの様子が記述されています。この作業が、なかなかの負担になるのです。これらの仕事をAIにさせようという提案です。まず子ども達の写真を、コンピュータに学習させます。次に、人間の一般的な成長発達を正常状態として学習させます。(この作業が大変になります)次に、数台のカメラで、子ども達の動作画面を検証用データとしてコンピュータにとりこみます。コンピュータは、検証用データが正常状態の特徴と、どれだけ異なっているかを調べます。子どもの動作と正常状態の特徴との違いの程度で成長発達が順調かを異常かを判断するわけです。
 以前、キュウリの分別作業のお話しをしました。Googleが提供する機械学習を利用したものです。学習データとして7,000枚のキュウリの画像を用意し、この画像をコンピュータに読み込ませて判断ルールを作成し、9段階分別作業の仕分け作業を自動化したというものです。子どもの成長発達に関する膨大な画像データを、ビッグデータとして集めることは現在の技術を持ってすれば可能でしょう。「8ヶ月から12ヶ月でつかまり歩きをし、11ヶ月から14ヶ月でよく歩く」などの時系列に沿って整理された正常状態の特徴と、カメラで捉えられた子ども達の動作を判定していくわけです。コンピュータが正常な動作を学習することで、現在の動作を解析し、成長発達が順調か判断することになります。コンピュータは不眠不休で働き、判断のブレは、人間より少ないものです。園児が20人いれば、20人のカメラ画像から1日の特徴的映像をを3分にまとめて、コンピュータが親の持つアイホンに配信します。
親も保育士もアイホンを見ながら、園児の成長を確認することになります。連絡帳に取られる時間が、親との話し合いに使われることになります。映像を見ながらの話し合いは、親と保育士の方の課題意識を高めるでしょう。これが1年のスパンでの記録であれば、より個人差の違いも分かり、親の不安も解消させることになります。連絡帳が文字だけではなく、言葉と映像で理解されるようになれば、子どもの成長発達に対する配慮も行き届いたものになります。3分間の1日1日の映像が1年分になれば、子どもの成長はおのずと明瞭になるでしょう.

余暇時間を使ってのスキルアップ アイデア広場 その144  

2017-07-25 15:59:33 | 日記


 ネットを通して仕事を受注したり発注したりするクラウドソーシングに関わる働き手が400万人にも上るそうです。当初は専門性の高いプログラミン関連には、高い給料が支払われていました。簡単なデータ入力は、単価が安かったようです。現在は職種も増えて、総務省などの官公庁も利用しています。クラウドソーシングの仕事は、順調に推移しています。でも、課題もあるようです。企業のニーズに適応できる高い労働力の確保が、問題になっています。独自の技術を使って、働き手の技能を数値化し、高い技能の働き手をマッチングする企業も現れています。自宅で子どもの面倒を見ながら、文章の校閲や編集業務、そしてロゴデザインなど多種多様な仕事が舞い込んできます。経験により時給1000円程度で月50時間以上を目安に働いている人が多いようです。スキルアップし成果が上がれば、給料が増える成果主義のこの世界です。
 そこで、スキルアップを行う方法を考えてみました。新しい仕事も増えています。その仕事において高いスキルを持っている人材は、給料も高く優遇されます。民間企業も行政も、スキルアップの研修制度を整えつつあります。厚生労働省は、応用情報技術者、社会福祉士、建築士、介護士、保育士などの長期高度人材育成コースを設けているのです。就職に使える国家資格を取得できる場を設けているわけです。もう一つの有利な状況は、人手不足です。特に外食産業は、人材確保が難しくなっています。すかいらーくなどでは、1日の労働時間を4時間から12時間までの5つのパターンに編成し、この中から自由に選べるシフトを採用しています。他の外食も同じように、勤務時間を減らす方向に変えています。スキルアップの条件は、整っているわけです。
 人の生活時間は、睡眠などの生理的時間が8時間、労働時間が8時間、そしてそれ以外の余暇時間が8時間です。年間総時間は、24時間×365日の計算で8760時間になります。労働時間は、8時間×365日÷7×(7日-2日)の計算で2080時間になります。おおざっぱに見て3000時間の余暇ができます。今までの日本の企業風土では、この時間はなかなか確保できませんでした。でも、今後は会社を選んでいけば、余暇の確保は可能になるようです。一つの技能を伸ばすための時間は、1000時間といわれています。語学にしても、ITにしてもこの時間を学習に当てれば、一定のスキルアップは望めます。さらに、ネットでは多くのコンテンツが利用できる環境が整っています。時間があり、学習状況が整っている現在であれば、スキルアップは自分自身の意志と工夫でできる環境ができているわけです。
 ある農家の方は、キュウリの9段階の分別作業に苦労していました。市場に出すためには、品質を揃えて出荷することが必要なのです。この仕分け作業を、グーグルが提供するする機械学習で解決したのです。7000枚のキュウリの画像を用意して、コンピュータに画像を読み込ませ、9段階の判断ルールを作成したのです。仕分け機を流れるキュウリの画像を学習済みのコンピュータに送ると、コンピュータが仕分け機に、指示し自動的に等級別に振り分けていくものです。余暇時間を有効に使えば、課題に応じた必要な技能を必要に応じて身につけられる環境になっているのです。

「徐福」上陸地の秋田で健康長寿を! アイデア広場 その143

2017-07-24 19:07:40 | 日記
 
 昨年でしたか、男鹿半島の赤神神社を参拝してきました。そのとき、その場所に徐福塚がることに気がつきました。徐福は、ご存じのように秦の始皇帝から不老長寿の薬を探すように蓬莱山に派遣されたという伝説の持ち主です。長寿には、関係の深い人物でもあります。中国人は、古来より長寿を尊ぶ習慣があります。現代でも、その風潮は衰えていないようです。七夕の日に新聞を見ていると、劇団わらび座と田沢病院が連携して、健康診断を核にした中国人向けのパックツアーを行うという記事を目にしました。素晴らしい、時期を得た企画だと感心しました。
 そこで、この健康パックツアーをより良いものにする方法を考えてみました。このツアーは、温泉やトレッキングを組みあわせた健康志向を目指しています。秋田県にある田沢湖病院で採血や心電図を行い、その日のうちに結果を説明していいきます。通訳が同席し、分かりやすく説明していくというものです。毎週、10人ほどの利用を見込むといいます。
 まず。利用者を増やす方法を考えてみました。このツアーは上海から仙台空港に来て、2泊は仙台、2泊は秋田となっています。新しい提案は、酒田港や秋田港を使ったクルーズを利用して、より多くの人をドックで診る体制を作るというものです。上海から秋田に来るまでに、検査のやり方、結果の見方、結果の善し悪しから、今後の過ごし方など事前の学習する時間を設けるのです。ビデオで通り一遍の画像を見ても面白くありません。ゲーム先進国日本のエンターテインメントを発揮する企画です。仮想現実の技術を使ます。ゴーグル型のディスプレイとヘッドフォンを使い、ゲーム形式で検査のやり方、結果の見方、結果の善し悪しから、今後の食事や運動の処方をプレイするのです。クルーズのように時間的に余裕のある環境では、このような趣向も可能になります。帰りは出た結果から、実践的食事療法や運動療法を、ゲームの中で学習していくことになります。
人間には、自分自身で傷や病気を治す自然治癒力が備わっています。楽しいとか嬉しいという感情、そして希望とか期待というものは、自然治癒力を高めます。旅行をするような方は、自然治癒力が備わっている方が多いので、秋田のドックの結果は良好なものになるでしょう。病気は自然治癒力が低下して、細菌やウイルスが身体に侵入することによって起こります。東洋医学は、漢方薬や針灸などで血行を良くし、新陳代謝を促して、自然治癒力を高めることを目指しています。日本の西洋医学と中国の東洋医学が連携して、お互いの国民の健康向上をはかれれば素晴らしいと思います。ドックで、「異常なし」といわれるとうれしいものでした。この十数年、「異常」の数が毎年増えるようになりました。でも、異常を考慮した行動が取れるようになっているのも事実です。