ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

笑いが毒にも薬にもなる アイデア広場 その1427

2024-07-22 18:04:53 | 日記


 人類は、長らく弱者として生存してきました。チーターのように速く走れるわけでもなく、象のように巨大なわけでもありません。キリンの様に、高い木から食物をとることも困難でした。サルのように身軽なわけでもなく、サイのように硬い皮膚で覆われてもいません。でも、弱者の人類は、生き残るために必要な身体的能力を放棄する代わりに、別のものを進化させてきました。人類は、生き残るために、体全体の20%のエネルギーを消費する脳を大きく進化させて、高い能力を獲得してきました。その高い能力を持つ脳を活用することで、言語をつくり出し、人間社会を構成したのです。人類はその高い能力を持つ脳を活用することで、道具を発明しました。もう一つ、他の動物が持っていないものに笑いがあります。たとえば、笑った後、免疫グロブリンが高まり、ナチュラルキラー細胞が活性化されることが分かっています。笑いが免疫機能を高めるということは、科学的に証明されるようになってきました。笑いという手段をマスターし、進化させたことによって人類は健康の維持増進を獲得していったのです。今回は、この笑いにある要素が加わると、毒にも薬になることを眺めてみました。
 この笑いは、生まれた赤ちゃんにすでに見られます。生まれてすぐ赤ちゃんは、母親の乳首を口に含み、母乳を飲みます。母乳を飲む行動は、誰かに教えられて学習したわけではありません。赤ちゃんは、お乳を飲んで満足し、眠りに落ちいります。新生児の寝顔をじっと見ていると、ほんの1~2秒だが「ほほ笑み」を浮かべることがあります。この「新生児微笑」は学習したものではなく、生まれつき備わっている本能的なものになります。生まれたての赤ちゃんが笑うのは、誰かに反応しているわけではありません。でも、生後2~3カ月の乳児になると、外からの刺激「高い、高い」や「いないいないぱあ」などに対して笑うようになります。この他者の存在を意識した笑み(社会的笑い)は、非自発的笑いと呼ばれています。「高い、高い」などの無邪気な笑いは、大人たちを和ませます。意識した笑みは、人が社会生活を営む必要なコミュニケーションツールとして進化していきます。
 人類は、笑いを芸術にまで高めてきました。芸術には、それを高めるために努力する人たちがいます。「AとかけてBと解く。その心はC」という三題噺があります。これは、お笑いの基本になるものです。当たり前のネタから、不自然さを見つけ出す訓練になります。ちがって見えるAとBに共通する要素であるCを見つける能力が求められます。これまでこの作業は、頭を絞って芸人が行ってきました。面白いと思う内容は、時代とともに変化します。笑いには、臨機応変さが必要です。同じユーモアでも、笑う人もいれば笑わない人もいます。みんなと同じ情報を材料にしながら、おもしろいことを考えつくかどうかが勝負の分かれ道になります。笑いを作るには、いくつかの段階があるようです。まず以前、評価の高かったネタを使います。これは、コモディティ化していきます。コモディティ化とは、価値の高かったものがやがて平凡なものになることです。次に、コモディティ化したものをいくつか組み合わせる段階があります。いくつか組み合わせでも、笑いを取れない場合、ここにさまざまな情報を取り入れることになります。この組み合わせと新しい情報の取り入れを上手に行う芸人が、お笑いの世界をリードしていくことになります。
 笑いのビジネスは、「笑いたい」と望んでいる客だけを集めることが一つの条件になります。上野の鈴本演芸場には、笑いを求める人が集まってきます。そして、集まった人たちの群集心理の性質を巧みに利用して、通常よりも大きな笑いをつくり出しています。笑いのビジネスは、群集心理の性質を巧みに利用して、お客さんを楽しませていると言っても良いでしょう。注意しなければならないのは、この群集心理になります。人は集まると、興奮状態に陥りやすく、確な判断力が失われることがあります。思考力が落ち、個人のアイデンティティが低下し、モラルの維持が困難になるケースがでてきます。群集心理の特徴は、衝動的で動揺しやすく興奮しやすい、暗示を受けやすく物事を軽々しく信じる、感情が誇張的で単純である、偏狭で横暴で保守的傾向がある、道徳水準が低いという5点にまとめられます。この群集心理の傾向は、デモ隊の暴徒化、いじめの暴走などにおいて観察されています。最近は、いじめの問題がメディアで取り上げられています。いじめが、徐々にエスカレートし悪質化していくことが報道でも指摘されるようになりました。その中核に群集心理と笑いが潜んでいるようです。
 小学校3年から4年にかけて、子ども達は仲間集団を作り、集団を操作していく能力が育ってきます。集団ができると、そこに群集心理が働く要素が出てきます。衝動的で動揺しやすく興奮しやすい、暗示を受けやすく物事を軽々しく信じる、感情が誇張的で単純である、偏狭で横暴で保守的傾向がある、道徳水準が低いという5つの特徴を伴う行動が起きやすくなります。子ども達に集団を操作していく能力ができてくると、いじめっ子はいじめられっ子を作る能力も出てきます。いじめには、排除するいじめと拘束するいじめがあります。仲良し集団が、孤立した子どもをいじめる光景もその一つです。また、仲良し集団の中で特定の子どもをいじめる光景もあります。初期のいじめは、モノを取ったり、隠したりすることが多くなります。次に、悪口、からかい、仲間はずれ、脅しなどにエスカレートしていくケースが増えてきます。いじめ集団には、笑いが潜んでいます。からかったりすることへの抵抗がなくなると、いじめられる子どものリスクは高まります。軽い「からかい」を繰り返すうちに、いじめる側は次第に感覚が麻痺していきます。繰り返すうちに、からかいがエスカレートしていくケースも多いのです。さらに、からかいを行っている子ども達は仲間を作り、いじめる仲間のモラルは低下しながら、結束を高めていく傾向があります。いじめる側には、「からかい」の笑いが起きて、仲間は結束していきます。でも、「いじめ」を受けている子どもは孤立をますます深めていく流れができるのです。
 余談になりますが、いじめの痕跡は残るということです。2022年度の文部科学省「児童生徒の問題行動・不登校調査」で、いじめとして認知された計約68万件のうち、「パソコンや携帯電話等で、ひぼう・中傷や嫌なことをされる」は2万3920件に上り、過去最多を更新しています。SNSなどでいじめをしている人たちは、安易に発信しているように見えます。発信にさいしても、衝動的で興奮しやすく、横暴でモラルの低下をともなう内容になっています。これらの中傷は、SNSの痕跡として残ります。調べようとすれば、調査代行サービスのように短時間で、そして長い時間をかければ、確実に追跡は可能になっています。しかも、過去に遡って、発信者の特定が可能になっているわけです。ネットによるいじめは、証拠が残り、事実認定を得やすいという状況が生まれています。蛇足ですが、ホリエモンの愛称で辣腕事業家と知られている堀江貴文氏は、悪意あるアカウントに厳しく対応して、金銭和解の話し合いを進めています。彼は、「現在は、誹誇中傷の投稿はブラットフォーム側での照会が可能になっており、アカウントの開示請求が認められ、訴訟も起こすことが可能になった社会である」と述べています。金銭的和解の対応は、悪意あるSNSを発信に対する強力な抑止になっているようです。
 お笑いもいじめの手口も、幼稚なものから高度化する傾向があります。最近のテレビ番組で、活躍している芸人はお笑い系の人たちです。バラエティーは当然のこととして、クイズ、冒険、ドラマ、そしてワイドショーとオールラウンドにその存在感を発揮しています。笑いは、人々を引き付けます。でも、以前と少し変わってきたようにも感じます。1970年代頃まで、漫才の所要時間は10分程度でした。現在の漫才の所要時間は、なぜか5分程度にまで短縮されてきました。テレビ局は、短い時間でより多くの笑いをとれる生産性の高い芸人を集め番組を制作する傾向を強めています。笑いを取れる芸人を、次々と登用することになります。若手は新しいネタをつくり続けなければ、次の活躍の場は失われます。いじめる側にも、このような流れがあるようです。いじめる側に立った子ども達は、新しいネタ(からかいや揶揄、噂話など)を常に考えなければならない状況に追い込まれていきます。ネタがなくなれば、次の暴力や金銭強要という形でのいじめになっていきます。群集心理に支配された子ども達のグループは、このことになかなか気が付きません。教師や保護者、そしてモラルを持っている子ども達の支援があれば、いじめる側の子ども達の行動が抑止されていきます。抑止効果が働いて、健康な笑いが支配するクラスになればハッピーになれます。
 最後になりますが、カナダやアメリカでは、男の子がピンクの服を着ていると、いじめが起きます。男性がピンクの服を着ていると「ゲイだな」「ピンクかよ」と、いじめられる光景がでてきます。カナダの中学校で、ピンクのシャツを着て登校した男の子がいじめ集団にいじめを受けました。いじめを見た他のグループは、ユーモアのある行動を取りました。単に、いじめのグループに「いじめはやめろ」という以上のことをしてのけたのです。いじめの集団以外の全校生徒にSNSで連絡し、ピンクの衣類や身にまとうものを用意するように伝えたのです。翌日のキャンパスはピング一色になり、そうでないのはいじめの集団だけになったのです。いじめの集団は、これには黙るしかありませんでした。以来、このキャンパスではいじめがなくなり、ずっと平和が維持されているということです。

Considering local production and consumption of electricity  Idea Plaza Summary1146

2024-07-22 08:00:18 | 日記



 Hokkaido has renewable energy resources that have yet to be developed. In search of such resources, Eurus Energy Holdings (Eurus), the largest wind power generation company in Japan, has decided to embark on one of the largest land-based wind power generation projects in the country in northern Hokkaido. In northern Hokkaido, it is easy to secure large tracts of land, and it is also advantageous for wind turbines and other power generation equipment to be transported smoothly. In this project, a total of up to 260 wind turbines will be built in the Soya region, including Wakkanai City, and the Rumoi region, including Teshio Town. The total output will be 1.65 million kilowatts, and they are scheduled to be operational as early as around 2031. Eurus aims to attract data centers (DCs), which consume large amounts of electricity, and supply them with renewable energy. With the spread of generative AI, the expansion of DCs has become an urgent issue. Companies such as Microsoft have announced that they will be expanding their DCs in Japan.
 Eurus aims to build a system for local production and consumption of renewable energy electricity. However, there are problems with this. The amount of electricity to be generated will be huge, 1.65 million kilowatts. It will be difficult to consume all of this electricity in the northern part of Hokkaido. The population density in northern Hokkaido is low, and the capacity of the transmission lines is small, so there is a problem that the potential cannot be fully utilized. This area has the potential to supply the cheapest renewable energy electricity in Japan. Of course, we are also considering countermeasures. Eurus is also planning to set up a hydrogen production base. It is an attempt to electrolyze water with renewable energy electricity to create "green hydrogen". This hydrogen will be transported by tanker truck to the Sapporo and Tomakomai areas and supplied to manufacturing and energy-related companies. In Hokkaido, there is a demand to build a system for local production and consumption of electricity like Eurus.
 Looking overseas, New York City and the state of California are also making it mandatory to install solar power generation systems in newly built homes. In Japan, after the FIT period expires, each household will have to find a place to sell the post-FIT electricity themselves. According to the Agency for Natural Resources and Energy, the number of households with post-FIT electricity will increase by 200,000 to 300,000 per year from 2019. By 2025, the cumulative output of post-FIT power generation facilities is expected to exceed 8 million kW. This 8 million kW is expected to reach the equivalent of eight nuclear power plants. It seems that wind power and solar power will support the local people as a certain energy source.









1兆円の政府半導体支援を授業料として活用 アイデア広場 その1426

2024-07-21 15:25:18 | 日記

 以前、日本企業は、半導体事業で世界最先端を走っていました。でも、現在は遅れを取っています。これまで、経済産業省は「日の丸半導体」の復活にこだわり続けました。その栄光を追って、経済産業省は国内メーカーの再編統合や共同開発の音頭をとってきました。でも、多くが不調に終わりました。経済産業省は日の丸の呪縛から脱して、外資の誘致に軸足を変えた事業が台湾積体電路製造(TSMC)の誘致でした。TSMCは、先端半導体の量産技術で世界の先頭を走る企業になります。このTSMCが、熊本県菊陽町に工場を建設します。約1兆円を投じて量産拠点をつくり、2024年末には初出荷する計画なのです。新工場を運営するのはTSMCの子会社で、ソニーもマイナー出資する「JASM」になります。半導体は足が早く、出荷のタイミング次第で価格が大きく変動します。最先端のビジネスは、商機を捉えるには即断即決の俊敏さが欠かせません。日本の半導体が衰えた原因は、経営の速度が世界の標準から遅れていたためです。世界最先端の企業を近くで直視し、世界の即断即決の経営を学習することも必要です。1兆円は、世界最先端の企業を学習する授業料ということになります。そこで、この1兆円の授業を賢く学習し、意識改革や地域経済のへの波及効果、そして他の分野に生かす仕組みを考えてみました。
 すでに、1兆円の授業料は、いろいろな波及効果をもたらしています。菊陽町に建設されるTSMC工場は、鹿島建設が請け負っています。鹿島の社長さんによると、この工場建設は普通なら10年近くかかる工期を2年に縮めなければならないということです。建設現場には、ナイター設備も完備しています。その理由は、工場建設が24時間体制の工程になり、工程の間隔をできるだけ圧縮する体制になっているためです。工程だけでなく、その工程を支える技術者などの作業密度も過酷(合理的)になっています。建設現場の近くにあるホテルは、建設を請け負う鹿島が今春から丸ごと借り受けています。丸ごと借り受けたホテルに、技術者や作業員が宿泊しています。ホテルでは、朝食を6時から提供していたのですが、ほとんどの人が食べずに作業現場に向かったそうです。このホテルは、急きょ食事を5時に切り替えて、食べてもらうようになったそうです。鹿島の関係者は、鹿島の歴史でも例のない高速工事になったと述べています。TSMCの最速の経営が、半導体企業はもちろん、建設会社やホテルの時間軸も変えているのです。世界の先端技術を享受するためには、今までの日本の基準を乗り越える意識改革が求められるようです。
 地域経済にも、いろいろな波及効果が出ているようです。熊本県菊陽町に進出したTSMCは、車載用チップなどを生産することになります。2024年末には、車載用チップなどを生産する第1工場が本格稼働する予定です。TSMCの従業員が家族を含めて750人程度が、すでに台湾から熊本に移住しています。この移住者は、国内外の関係会社を含めると数千人規模に達するとの見方もでています。波及効果の一つが、この方たちの消費行動になります。熊本市の鶴屋百貨店地下1階のワイン売り場には、地方には珍しい高級品がずらりと並んでいます。これらの高級品を、外国人とおぼしき客が次々に訪れて、買っていくのです。中には、10万~20万円のワインを数十本単位で複数回購入する方もいます。10万~20万円のワインを数十本単位で複数の回購入は、九州消費市場にとっても大きな衝撃になるそうです。これらの購入者は、台湾積体電路製造(TSMC)と関係会社の幹部の方たちです。地方都市では、ありえなかった高級品のまとめ買いが、外国からの定住者の方たちによって行われているのです。もちろん、この要望に応えるように、地元の百貨店も、早急に対策を立てています。対策の一つは、半導体関連企業を担当する専属外商員の設置です。彼らは、「移住する従業員のために家電や布団などをまとめて発注するケースが増えた」と喜びの声を上げています。4人の営業担当が、熊本に進出した半導体関連の60社を連日回ります。
 半導体特需に潤う熊本の百貨店は、日本の一断面に過ぎません。百貨店売上高に占める地方都市の割合は、縮小している現実があります。全国の百貨店数は2024年3月時点で177店になります。この数字は、10年前から比べると65店も減っています。さらに、この5年前と比べても39店減っているのです。直近では、島根県で唯一だった一畑(いちばた)百貨店が閉店し創業65年余りの歴史に幕を下ろしました。地方の百貨店は、「地方における都会そのものだった」と感じる方も多かったです。閉店日に来店した30代女性は、「非日常感を味わえるところが好きだった」と惜しんでいました。一畑がなくなり、島根は全国3番目の百貨店ゼロ県となりました。7月に岐阜高島屋が閉店し、岐阜が山形と徳島、島根続き4番目の百貨店ゼロ県となります。駅前や中心街に巨艦店を構えるやり方は、地方では営業的に難しくなっている実情があります。もっとも、半導体特需のようなことが起きれば、回復は可能かもしれません。
 余談ですが、神風を頼るだけでは、福の神はやってきません。地元にある資源、人的資源も含めて活用する工夫も必要になります。島根県松江市にあった唯一の「一畑百貨店」がなくなると、幸運なことが起きます。松江市の旧市街に新たな「百貨店」が開業したのです。この店頭には中元用のギフトや高級食器、高級家電などが所狭し、と並んでいます。このお店は、「ギフトサロン松江」になります。この演出者は、中国地方地盤の食品スーパー「マルイ」になります。「マルイ」が核の商業施設に、「ギフトサロン松江」が出店する形で成立しています。この「ギフトサロン松江」は、百貨店大手のー角を占める「高島屋」のブランドを冠した島根初の店になります。隣県の「JU米子高島屋」(鳥取県米子市)が、越県してきた出張所のような位置付けになります。松江市の旧市街に新たな百貨店には、一畑元外商員も所属し顧客を引き継ぐ形で営業活動を始めています。「またお会いできてうれしいです」。ギフトサロン松江では開業以降こんな会話が交わされています。配属された10人の社員中9人が、一畑の元従業員になります。県をまたぎ、小売りの業態の垣根も越えて百貨店を実質的に残した山陰のモデルということです。この百貨店を実質的に残した山陰のモデルは、他地域にも参考になるかもしれません。
 ベテランデパート従業員の活躍のヒントが、インドにありました。成長するインドにおいて、ビズネスチャンスを求める人が多くなっています。有名な所では、牛肉を食べないインドで、焼肉を食べる韓国料理が人気になっていることです。韓国人が、始めた焼き肉店が繁盛しているのです。対象は、初期においては韓国のビジネスマン相手のお店でした。それが、旅行者にまで広がっていく流れを作ったのです。日本からも、進出する人もいます。進出を決める場合、一般的には、経済成長が高めの国が狙い目になります。さらに、人口増加率が高く、生産年齢人口が多い国が、ターゲットになるようです。インドは、それらの条件に該当する国になります。日本の一流デパートで販売を担当していた女性は、インドを選びました。日本のデパートで勤めていても、人並み以上の所得も生活も可能な人材でした。でも、可能性を確認したかったのでしょう。この方がインドを選んだ理由は、英語が堪能だったことと、この国にはサービスの需要があると見抜いたからです。インドでは、従来型の「売ってやる」式の販売サービスからの脱皮が求められていたのです。教育水準は製造業の方が高く、サービス業は低い水準で推移していました。質の高いサービスが、提供できない実態があったのです。日本のデパートおけるサービスやマナーは、世界最高と言われています。そこで養ったスキルは、インドの大型小売店で引っ張りだこになったのです。日本のデパートには、有形無形の資産があります。その一つに人的資産です。デパートには外商部があり、この人材の持つノウハウは得難いものがあります。
 デパートの人材を生かす仕組みは、地産地消の中にあるようです。地方の人々は、循環型の仕組みを持ちたいと願っています。でも、なかなか実現できません。人材が、乏しく難しい面もあるのです。この課題に貢献できる人材は、地域の事情に詳しくネットワークを持つ人になります。まさに、デパートにおける質の高いサービスを提供できる人材と外商部の人材ということになります。次に、地域課題を客観的データで分析できる人材です。さらには広域経済圏域という空間的につながりを持ち、時に応じて人や産業の多様性を組み合わせることのできる人材ということになります。TSMCの幹部の方たちによる高級品のまとめ買いが、外国からの定住者の方たちによって行われています。もちろん、この定住者の要望に応えるように、地元の百貨店も、対策を立てています。その対策の中に、各地域の経済を地域内できちんと回していくことが求められます。地域内の消費は、地域内生産物への需要につながります。地域のマネーが、地域内で循環する仕組みを作るわけです。たとえば、地域内で1万円を使ったとします。すると、1巡目は、1万円のうち、80%の8000円が残ります。2巡目は、8000円のうちの80%、6400円が残ります。80%を掛け合わせながらどんどん足していくと、最終的な合計金額は約5万円になるという計算もあります。地元でお金をまわすことは、想像以上に地域を豊かにすることが分かります。さらに、インバウンドで入ってきたお金が、そのまま地域で循環することになれば、地域は以前より循環するお金が増えて、裕福になるわけです。TSMCの幹部の方たちは、地域に定住する方たちです。この方たちの消費を地域内で循環する仕組みを作れば、マネーが増えてハッピーというわけです。政府1兆円支援の10分の1でも、地域で循環することができれば、授業料を払った価値があると評価されるかもしれません。


열사병을 현명하게 극복한다 아이디어 광장 332

2024-07-21 09:05:30 | 日記


 기상청에 따르면 2024년 여름에도 무더위가 많다는 예보가 되었다. 올해는 더운 여름을 각오해야 하는 것 같습니다. 뜨겁다고 하면 열사병이 화제가 됩니다. 작년에는 약 9만명이 열사병이 되었습니다. 올해는 이것을 웃돌 것으로 예상도 나오고 있습니다. 무엇보다 여러분이 열사병에 대비하고 있다면 이 예상을 뒤집을 수 있습니다. 이번에는 열사병을 줄이는 지혜를 연마해 보았습니다. 더위에 몸을 서서히 익숙해 가는 대처는 「열열순화(쇼네츠준카)」라고 불리고 있습니다. 가능한 한 빨리 열열 순화에 착수하고, 여름의 더위에 대비하는 것이, 열사병에 걸리지 않는 몸으로 하게 됩니다.
 열열순화를 높이기 위해서는 발한기능을 높임으로써 더운 시기의 체온조절을 원활하게 하는 것이 효과적입니다. 열사병을 예방하기 위해서는 땀을 쉽게 흘려 체온 조절 기능을 높이는 것이 중요합니다. 이 유력한 대책으로 운동이 있습니다. 더워지기 시작하면 운동을 늘리고 조금 더운 경우에도 계속하면 체온 조절 기능이 좋아집니다. 운동 부하가 낮은 수준에서도 일정한 효과가 있습니다. 3분의 빠른 걸음이 열열순화의 간편한 운동 메뉴가 됩니다. 3분의 빠른 걸음을 하루 5회, 주 4회 이상, 4주간 계속하는 것입니다. 통근 통학이나 산책에 있어서, 이것을 반복하면 되는 것입니다. 특히 노인은 청소년보다 열열 순화에 시간이 걸립니다. 노인들은 이른 시기부터 이러한 운동 처방에 착수하고 차분히 노력하면 좋은 것 같습니다.
 "땀을 흘렸다"고 느꼈을 때는 상당한 땀을 흘리고 있습니다. 증발하여 보이지 않는 땀은 유효 발한이라고합니다. 이 땀이 체온을 식히는 일을하고 있습니다. 눈에 보이는 땀은 무효 발한입니다. 이 무효 발한은 땀이라고해도 신체를 냉각하는 효과가 별로 없습니다. 유효 발한만이 열사병을 막는 냉각 작용의 땀이라고 합니다. 이 작용을 효과적으로 하기 위해서는 옷의 공간에 공기의 출입구를 만드는 것이 좋습니다. 하와이의 민족 의상인 무무는 공기 출입구가 마련되어 있습니다. 이 민족 의상에는 허리를 개방하고 발밑에서 목에 빠지는 공기 통로가되어 있습니다. 이 공기의 통로는 피부와 의복 사이의 기류를 늘리고, 땀의 발산 면적을 넓히고, 냉각 작용을 효과적으로 하는 구조가 됩니다. 하와이의 무무뿐만 아니라 인도의 샐리, 그리고 아랍 남성이 입는 토브는 발 아래에서 목에 걸쳐 기류를 만들고 열 발산을 효과적으로하는 장치가 내장되어 있습니다. 이 민족 의상은 민족의 지혜의 결정이라고도 할 수 있습니다.





The past, present and future of Japan-Korea cooperation Idea Plaza Summary 1145

2024-07-20 15:50:28 | 日記


 Japan's economic growth can be attributed to the domestic situation in Korea. In August 1945, Japan was a burnt-out wasteland. 1950 was the year that Japan's economic growth began. On June 25, 1950, North Korean forces crossed the 38th parallel, the military demarcation line between North and South Korea, and invaded the South. The North Korean forces launched a surprise attack with Soviet-made tanks, advanced with unstoppable force, and occupied Seoul on the fourth day of the war. The North Korean forces continued their fierce attack, at one point approaching Busan, at the southern tip of the peninsula. The United Nations Security Council immediately recognized the North Korean attack as an invasion and announced support for South Korea. The United Nations forces were formed, mainly with the US military, and launched a counterattack with the Incheon Landing Operation in September 1950. The Korean War also had a major impact on Japan, which was exhausted after the defeat. The US military mainly procured military supplies from Japan. It was a divine wind for the Japanese economy. The Korean special demand triggered the economic recovery of Japan, and industrial production recovered to prewar levels.
 Korean society has achieved various developments much faster than Japan over the past few decades. In 2020, per capita GDP was $42,000 in Japan and $44,000 in South Korea, calculated at purchasing power parity. In terms of flow, there is no difference between Japan and South Korea, or South Korea has even surpassed Japan. The Japanese and South Korean economies have an Achilles heel. That is, they are not self-sufficient in fossil fuels. The tendency to rely on energy imports is a weakness shared by both Japan and South Korea. If this Achilles heel could be resolved through cooperation between Japan and South Korea, smoother economic growth would be guaranteed.
 There is actually such a good deal. Japan has enough fossil fuels lying dormant to instantly become an oil-producing country on par with the Middle East. This super-giant offshore oil field, comparable to that in the Middle East, is located in a place called "Area 7". Area 7 is an offshore oil field in the East China Sea, north of Okinawa Prefecture and southwest of Kyushu. The crude oil reserves in Area 7 are estimated at 100 billion barrels. 100 billion barrels is equivalent to one-third of the reserves of Saudi Arabia, the second largest oil field in the world. What's even more surprising is that the natural gas reserves on the entire continental shelf where Area 7 is located are about 175 to 210 trillion cubic feet. These 175 to 210 trillion cubic feet are 10 times the reserves of Saudi Arabia. If this is developed through cooperation between Japan and South Korea, it is not a dream to go from being an oil importing country to being an exporting country. In the seas of Japan, there is a super-giant offshore oil field comparable to that of Saudi Arabia.

일본의 젠더 갭을 조금 개선하는 구조 아이디어 광장 331

2024-07-20 09:38:56 | 日記


 일본은 평화헌법 하에 민주주의 국가로 성장해 왔습니다. 자유와 평등을 소중히 해 온 70년의 역사가 있습니다. 선거 제도도, 각국 수준으로 정돈해 왔습니다. 민의를 반영하기 위해, 중의원 선거에서는 소선거구 비례 대표 병립제를 도입도 해 왔습니다. 이 1994년의 정치 개혁으로부터 30년이 걸렸습니다. 그런데 자유와 평등을 표방해 온 일본의 정치가 낮은 평가를 받고 있습니다. 일본은 정치 분야의 평등도에 있어서 146개국 중 138위와 최악 10이 되고 있습니다. 일본 의회의 다양성은 다른 주요 국가와 비교하면 연령이나 성별 등의 구성에 있어서 평등성이나 다양성이 결여되어 있다는 평가가 내려지고 있습니다.
 의원으로 보면, 미국의 57세와 일본의 55세를 비교하면, 일본이 젊다는 것이 됩니다. 하지만 세계의 눈은 엄격한 것이 있습니다. 일본 중의원에서 차지하는 여성의원 비율은 10.3%로 세계 186개 의회에서 164위라는 낮은 위치에 있습니다. 노인 의원이 많은 미국에서도 여성 비율은 29.2%입니다. 과거에 일본보다 여성 의원 비율이 적었던 한국에서도 개혁이 진행되고 있습니다. 일본의 내각부 남녀 공동 참가국의 자료에 따르면, 한국도 1990년대는 5% 미만으로 추이하고 있었습니다. 그 한국은, 2000년에 쿼터제를 도입해 2004년에 13%가 되어, 그 후에도 여성 의원의 수가 증가하고 있는 것입니다.
 일본도 늦게 달콤한 것이 아닙니다. 2018년에 남녀 공동 참여 추진법이 시행되었습니다. 「정치 분야에 있어서의 남녀 공동 참가 추진법」은, 후보자를 남녀 균등으로 하도록 각 정당에 요구한 것입니다. 하지만 이 정신이 아직 침투하지 않았습니다. 한 가지 해결책은 가사에 도움이 될 수 있습니다. 청소도 요리도, 하는 것 같아서는 즐거운 것입니다. 남자 여자 아이들이 가사를 보통으로 할 수 있으면, 어머니의 부담은 적어집니다. 가사를하는 동안 행복하게 만드는 것은 매우 간단합니다. 행복은 굉장히 큰 덩어리가 아니라 작은 기쁨을 거듭해 가는 것입니다. 아이들이 남녀의 구별 없이 선택이나 식사를 돕는 것을 자연스럽게 하게 되면, 거기에 행복이 태어납니다. 남녀의 구별 없이 선택이나 식사의 도움을 자연스럽게 하게 되면, 일본의 젠더에 변화가 나타납니다. 우선은 작은 즐거움을 남녀가 많이 즐기는 것이 해결책 중 하나입니다. 또 하나는 하향식으로부터의 대책이 됩니다. 그것은 쿼터 제도의 도입입니다. 이 2개의 대책에 의해, 일본의 젠더 갭을 조금이라도 해소해 가는 방향으로 가져가고 싶은 것입니다.





A mechanism to improve the gender gap in

家畜の自由度が株価を左右する時代です アイデア広場 その1425

2024-07-19 18:00:29 | 日記


 一つの喜ばしいことに、株価の値上がりがあります。一般的に投資家からの企業への信頼感が高まると、その企業の株価は上がりやすくなります。その意味で、企業は株主や消費者などの意識の変化を敏感にくみ取り、応えていくことが求められます。そのような中で、米国やEUなどでは近年、動物福祉の株主提案が増えているようです。2024年に米国の動物福祉関連の株主提案数は、少なくとも30件にのぼっています。提案の中身は、動物実験の透明性になるようです。外部への透明性を高め、過度な動物実験を抑制する狙いがおもなものです。この提案に呼応するように、独バイエルやスイスのノバルテイス、デンマークのノボノルディスクなどの海外企業などは、実験動物の購入頭数を開示するようになりました。また、家畜の肉を大量に使うマクドナルドは、動物福祉の取り組みを開示しています。動物福祉が、企業価値に結びつく可能性も現実味を帯びてきています。
 動物福祉に関する流れは、2000年頃から顕著になってきました。米国では2000年代以降、鶏や豚など家畜を狭い檻に入れることを禁止する法律を制定する州が相次ぎました。この流れを受けて、国際原則として「5つの自由が提唱されるようになりました。これは、飢えや渇きからの自由、恐怖や苦悩からの自由、不快からの自由、苦痛からの自由、通常の行動をとる自由とされています。この「5つの自由」は、ペットや家畜、実験動物など幅広く対象となります。この流れは、初期において企業側にそれほど受け入れられませんでした。でも、10年前に気候変動問題に対する企業の責任が議論され始めるようになった頃と似た状況になってきました。気候変動に関する株主提案の動きも海外で先行して、その機運が高まり、その後日本でも定着した経緯があります。今後、日本でもESG投資の流れの中で、企業も動物福祉の対応を迫られる可能性が出てきています。動物福祉を巡る日本の状況について, 10年前と似ているというわけです。アメリカの流行が、10年遅れて日本にやってくると言われたことがあります。そんな杞憂が出てきたともいえます。
 動物福祉の国際基準の先行モデルは、ドイツなどのEUの酪農家で実践されているものです。ドイツの場合、一般的農家では4万5千羽のニワトリを9つ飼育舎に分けて、これらの鶏舎で飼育し、市場に供給するケースがあります。餌は、飼料タンクから自動の搬送コンベアに載って鶏舎に行き渡る方式を取っています。そのエサを、ニワトリたちは5つの自由を謳歌しながら食べています。飼育では、飼料の成分配合やワタチンとビタミンを添加した給水用の水をコントロールしています。鶏舎内には、至るところに数十の小さなプラットフォーム(止まり木)があります。この止まり木が、動物福祉では重要視されているようです。好奇心旺盛なニワトリたちは、しょっちゅうプラットフォームに飛び乗って遊ぶのです。鶏を遊ばせることも大切ですが、人間には他の狙いがあります。プラットフォームに組み込まれた秤が、ニワトリの重さを測定し、5000羽の平均重量を算出するのです。体重を把握し、餌や照明のコントロールをしていくことになります。鶏はおよそ25日で性成熟し、それから交尾行動や縄張りの行動が始まります。30日後には十分な重量に育ち、ローストチキンになるべくして、食肉処理施設へ運ばれる流れです。成長する過程や成熟する過程において、5つの自由が享受される流れがあります。
 日本には、少し残念な流れがありました。その一つに、吉川元農相の汚職事件がありました。東京地方裁判所の公判で、鶏卵生産大手の元代表が起訴内容を認めたと報道されました。検察側は、元代表が吉川元農相に繰り返し業界の要望を伝え、現金を提供していたと指摘していたのです。検察側の冒頭陳述などによると、この元代表は本社がある広島県選出の河井克行元法相の紹介で、2013年に吉川元農相と知り合ったことになっています。元代表は吉川元農相と面会を重ね、徐々に関係を深めていったようです。彼は、2018年11月21日、東京都内のホテルで開かれた吉川元農相の大臣就任パーティーで、トイレに立った元農相を追い掛け「これはお祝いです」と上着のポケットに現金200万円をねじこんだというのです。このねじ込んだことを、認めたというわけです。業界と政界の関係の一端を知ることになりました。当時、動物飼育の国際機関では「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の理念に基づいて、「巣箱」や「止まり木」の設置を義務付ける国際基準案が検討されていたのです。これが導入されると、「ケージ飼い」が主流の日本国内の養鶏は、多額の設備投資が必要になる可能性がありました。業界団体の幹部だった彼は、パーティーの10日ほど前に吉川元農相を大臣室に訪ね、基準案に反対する趣旨の要望書を出しています。そして、現金をねじ込む行為にまで発展したわけです。米国などでは、禁止されている檻で飼育する方式を、日本の鶏卵業界は嫌ったということになるようです。動物福祉の観点からみると、日本と世界の差が広がっているようにも見ます。
 もっとも、世界との差を埋める外圧の動きも起き始めています。動物福祉を企業に求める株主提案が、日本でも出始めています。ナナホシマネジメントは、わかもと製薬に実験動物の動物別購入頭数を開示するよう定款変更を求めました。わかもと製薬に提案した株主は、英国に拠点を置く投資会社ナナホシマネジメントになります。この提案に対して、わかもと製薬は反論しています。医薬品の安全性確保などのため、製薬会社は一定の動物実験が必要になります。わかもと製薬は、動物実験に関する厚生労働省の指針に沿った管理体制を設けていることを説明しました。動物別購入頭数の開示は、「取締役会による柔軟かつ機動的な判断を制約する可能性がある」という反論をしました。実は、日本企業でも、株主が企業に動物福祉関連の改善要求をすることは過去にもあったのです。2020年には、PETAが味の素に、不要な動物実験の中止を求める株主提案を計画していました。このPETAは、国際動物愛護団体で、動物の倫理的扱いを求める人々の組織になります。味の素は、総会前に「動物実験最小化にむけての考え方」を公表したのです。この事前の公表によるものか、PETAによる不要な動物実験の中止を求める株主提案は、最終的には提出されなかったということです。
 余談になりますが、旅行好きなシンガポーリアンの間で、愛犬を連れて海旅行する人が増えていいます。へレン・チャンさんは、ココの飼い主で、人材開発企業に勤めています。彼は、初の犬連れ海外は2022年、SNS,で情報収集し「ペットに優しい」とされるスイスを選びました。人間と同じようにペットが、旅行するにはいろいろ制約があります。ペットを客室に同乗できる航空会社は限られ、犬種体重で制限もあります。ケージで長時間過ごすことは、犬や猫のペットには苦手で不向きなことになります。でも、スイスでは、キャリーケースなどに入れずにペット同伴でレストランに入れることができました。このことに感動し、3週間のドライブ旅行で春を楽しむココの姿を、飼い主がインスダグラムでたっぷり発信したそうです。ココの欧州行き費用は、12万円でした。ペットの旅を支援するビズネスも、いろいろ現われています。ペット市場が拡大すれば、動物福祉の「5つの自由」を受け入れる裾野が広がることになります。
 最後になりますが、命を奪うことと、命を奪った動物を大切にすることは、矛盾しないことを世界の民族史は示しています。その一つが、アイヌのイヨマンテです。熊送りは、イヨマンテ(霊送り)といわれています。現在は、動物愛護の観点から、行われなくなった儀式です。アイヌの人々は、自然界にさまざまな神(カムイ)がいること知っていました。熊に変身した神は、お土産(熊自身の毛皮、肉、内臓など)を持って村にやってきます。アイヌの村人は遊びに来た熊に、酒や餅を持たせて神の国にお送り(死者として)をする儀式がイヨマンテでした。イヨマンテは、お土産を再度持って来て下さいという意味を持っていたのです。自然の恵みは受け取るが、それ以上に自然を大切にすることで、自然に報いていたわけです。このイヨマンテは、熊だけでなくフクロウや狐などもの霊送りもありました。人間にとって、動物性タンパク質は必要なものです。人間が生きる限り、動物の命を奪う行為は続きます。動物たちの命を奪う中においても、動物福祉の「5つの自由」を実現することが一つの供養になるのかもしれません。




Understanding," "Being able to do," and "Having fun" help children grow. Idea Plaza Summary 1144

2024-07-19 08:37:07 | 日記


 During the COVID-19 pandemic, restrictions on going out and other activities have led to an increase in people who are not getting enough exercise. Municipalities and boards of education across the country are racking their brains to improve children's physical fitness. Oita Prefecture is a prefecture that is attracting attention. In 2008, the prefecture was ranked 40th in the prefectural physical ability test. This time, it has jumped to 2nd place. Oita Prefecture's educators, who took the result of 40th place seriously, have been working to improve classes so that children can take part in exercise independently. The keywords in Oita Prefecture were "Understanding," "Being able to do," and "Having fun." In order to encourage children's independence, the teachers who support and instruct them seem to have accumulated wisdom, ingenuity, and practice.
 Based on the results of 2008, Oita Prefecture has been reforming its physical education classes. This included the hiring of a specialist physical education teacher. In physical education classes, a specialist teacher and the class teacher worked together. By working on the class together with the homeroom teacher, the general teachers' understanding of exercise has deepened. Physical education teachers also teach at elementary schools throughout the prefecture. The number of physical education teachers, which was initially six, will increase to 24 in 2023. Oita Prefecture has been placing physical education teachers at model elementary schools since 2009. New physical education teaching materials are being created and efforts are being made to make it fun for children to participate. In order to increase the vitality of the region, it is essential to create an environment that people can easily play outside and exercise. Such conditions may have been established in terms of both human resources and infrastructure. A survey by Oita Prefecture showed that the average weekly exercise time of fifth graders in elementary school is higher than the national average for both boys and girls.
 It is said that interacting with various people through exercise during childhood improves communication skills as an adult. It is also said that interacting with various people through exercise during childhood also improves one's independence. And even in modern companies, the "importance of independence " of young people is being called for. Being good at sports and having high academic ability are guaranteed by adequate food and sleep, as well as exercise and learning environments. Factors that improve children's sports ability and academic ability include "parental enthusiasm." There is a third variable that affects sports ability and academic ability. This third variable is called a confounding factor. It is important to take into account the possibility of confounding factors that affect children's sports ability and academic ability. This confounding factor may be contributing to the education of prefectures with high academic ability and physical strength.

スキルアップと収入増の両立を目指す副業への挑戦  アイデア広場 その1424

2024-07-18 18:12:06 | 日記


 1つのスキルで、長く職場で活躍することは難しい時代になりました。副業をしながら、新しい職種のスキルをマスターする人たちも増えているようです。新しいスキルをマスターしようと思えば、今が獲得のチャンスになるかもしれません。時給9千円の仕事は、ピアノの調律や司法書士による登記の代行になるようです。これらの資格を取るために時間と労力が必要になります。時給9万円以上の仕事は、市場分析や事業戦略立案支援などのプロフェッショナル・サービスになります。いくつかの高度な副業をこなさなければマスターできないスキルになります。米国スリーエムという会社には、有名な15%ルールがあります。この15%ルールは、勤務時間の15%を業務以外の仕事にあててもよいというルールです。米国では1つの分野に才能を持つ人が、他の分野でも活躍することは、賞賛される環境にあるようです。もっとも、15%ルールを利用しようと思えば、本業の生産性向上が前提となります。
 日本の企業は、本業がおろそかになるといった理由から副業解禁に慎重でした。でも、風向きが変わり始めています。2018年に厚生労働省が「モデル就業規則」において、副業を原則禁止から認める内容に改定しました。各企業の事業環境や技術の変化が、急展開するようになりました。企業は、社員のリスキングやキャリアアップを支援せざるを得ない状況に追い込まれてきています。パーソル総合研究所の調査では、副業を容認する企業の割合は2023年に61%にもなっています。副業を行った理由では、副収入を挙げる人が多かったのですが、これにも変化が出てきています。副収入だけでなく、リスキリングに副業を活用したいと考える人が増えているのです。面白いことに、企業にも社員がリスキングで新たなスキルを身に付けることを奨励しているのです。副業の成果を本業に生かすことができれば、企業側にもメリットがあると考える流れが出てきているようです。
 余談になりますが、社員の能力を上げるためには、学習する時間を、確保しなければなりません。1年間の総時間は、24時間×365日の計算で8760時間になります。人の生活時間は、睡眠などの生理的時間が8時間、労働時間が8時間、余暇時間が8時間という3区分法が成立するようです。労働時間は、8時間×365日÷7× (7日-2日)の計算で2080時間になります。それに対して、余暇時間は、約3000時聞になります。専門的スキルや知識を身に付けるには、1000時間が必要とされます。つまり、仕事に2000時間打ち込み、余暇時間の3000時間を使えば、2年間で専門的スキルと知識は獲得できるわけです。年間3000時間の余暇の3分の1を副業に費やし、そこで専門的知識やスキルが得られれば、本人も企業もウインウインとなるわけです。
 副業に関しては、リクルートが有名です。このリクルートは、2016年度の新卒Web系職種採用の1つに「入社後の副業可」という条件を掲げました。副業生活を可能とする生産性の高い優秀な人材を、社内に確保しようという試みでした。リクルートの社員には独立する人が多く、退社後もそのネットワークが活きていることが知られています。副業の経験が、独立後のスタートアップの助けにもなっているようです。日本には300万社以上の会社があり、3万の職種があります。300万の会社と3万の職種を組み合わせれば、無限のマッチングが可能になります。副業の中で好きで楽しい仕事に出会ったら、苦労を知らずに生活ができる環境になるかもしれません。日本政府も、このような民間企業のシステムを推奨しています。政府が副業を後押しする真意は、少子高齢化による労働力不足を補うことにあります。特定企業のみで通用する能力ではなく、労働移動しても通用する能力を多くの人に持ってもらいたいわけです。時代が変わり、自らの人生を自らデザインする時代になってきたようです。これからは、自分にあったキャリアを選択していく中で、充実感を得る時代でもあるようです。副業を通じて作り上げてきたネットワークを、本業で活用する事例も増えています。働く立ち位置からすると、この会社からは「お金」を得て、あちらの会社では「やりがい」や「スキル」を獲得するという働き方もこれからは選択肢の一つになるのかもしれません。
 新しい時代には、新しいビジネスが生まれます。パーソルホールディングス(HD)は、副業を受け入れる仲介サービスを始めると発表しています。このサービスは、企業間で副業の募集案件と人材をマッチングすることになります。実際の副業案件について、どんな社員が、どこで活躍しているのかといったデータの蓄積を行っていたようです。募集案件を、ビジネスモデル策定やM&Aなどの交渉や締結といった600種類以上に細分化しています。どんな社員が、どこで活躍しているのかといったデータを蓄積して、マッチングを行うことになります。このマッチングシステムでは、案件に応じて期間や稼働日数を柔軟に設定できるようになっているようです。募集案件をビジネスモデル策定やM&Aなどの交渉や締結といったものに細分化し、希望者を募る方式になります。希望者は、この会社からは「お金」を得て、あちらの会社では「やりがい」や「スキル」を獲得するという働き方も可能になるかもしれません。もちろん、企業にとっても優秀な人材は、必ずしもフルタイムの正社員とは限らないようです。重要なプロジェクトに参加してもらえれば、良いというケースもあるようです。このような人材は、有能であることが条件になります。
 近代産業は、分業や専門の細分化によって大きな成果を収めてきました。でも、チャップリンの流れ作業の映像を見るまでもなく、分業や細分化は、人間らしくない面がありました。人が生きていくためには、複数の雑事をこなさなくてはなりません。昔のお百姓さんは、農業だけをしていた人はいませんでした。お百姓さんは、山の手入れもやるし、大工もやるし、藍染めもやるし、いろんな仕事をやっていました。西洋に目を向ければ、ルネッサンスの人々は、複数の分野で大きな成果を残しています。代表的なレオナルド・ダヴィンチは、絵画を描き、建築をおこない、さらには軍事に必要な堅固な城までつくっていました。二足のワラジを恥じることは、歴史を見る限りないようです。現代では、分業の精髄を示す縦割り行政が批判を浴びています。むしろ、横断的な連携が注目を浴びているわけです。異分野の人と人のつながりは、ビジネスを成功に導くものとされています。プロジェクトで組んでいるメンバーも多様になれば、新しい仕事の領域が開けてくるケースが増えてきます。個人が複数の能力を持つこと、もしくは、グループで複数の能力を持つことが、求められている時代ということになるのでしょうか。
 最後になりますが、日立製作所とソニーグループも2社で相互に副業受け入れを始めました。この狙いは、従業員が自社で手掛けてない分野の仕事を経験する技能や視野を広げてもらうことです。相互副業なら、送り出す企業と受け入れ企業が、就業状況について密に情報共有できる利点があります。送り出す人材と受け入れ部署を調整すれば、情報漏洩も小さくできます。就業状況について、密に情報共有できるため、労務管理も容易になるわけです。世界を見ると、学際的研究や異業種間の交流が、新しい分野を切り開いています。狭い範囲の研究分野から少し距離を置いた研究仲間と仕事をすることで、新しい切り口を見つける人材も出てきています。このような人材の出現を、企業は意図的に副業を行う中で育成しているようです。異業種間の仕事や研究を個人が行うことができれば、より高い成果を出していく可能性も生まれます。副業を行う中で、課題を作り出し、ビジネスの『種子』を暖めている人たちもいます。暖めた情報の組み合わせは、これから直面する課題を克服する有力な武器になるかもしれません。



일본의 과학기술을 보다 높게 올리는 구조  아이디어 광장 330 

2024-07-18 08:10:53 | 日記


 중국의 과학 분야에서 진전은 눈을 바라 보는 것이 있습니다. 그 중 하나는 과학기술논문의 양과 질에 관한 3지표로 3관을 달성한 것이다. 이 3지표에서 3관관 달성은 지금까지 미국만이 달성해 온 것입니다. 연구 논문은 다른 연구자들의 인용이 많을수록 품질이 높다고 평가된다. 그 인용 상위 10%에 들어가는 주목 논문의 수로 미국을 뽑은 것입니다. 게다가 인용 상위의 1%에 들어가는 논문을 톱 논문이라고 합니다. 톱 논문은 그 분야를 견인하는 가장 뛰어난 연구라고 할 수 있는 것입니다. 톱 논문 10년 전 세계 점유율을 보면 미국이 41.2%로 압도적이고, 2위 영국이 7.6%, 그리고 3위 중국은 6.4%였습니다. 이번 문과성이 발표한 톱논문의 점유율은 중국이 27.2%, 미국이 24.9%로 3위 영국의 5.5%를 크게 이끌어낸 것입니다. 덧붙여서, 일본의 톱 논문은 세계 점유율로 1.6%에 그치고 있습니다.
 과학 논문의 수는 국가의 연구 활동의 상황을 나타내는 기본 지표입니다. 일본은 이 분야에서도 기세를 잃고 있습니다. 총논문수로는 5위를 유지하고 있지만, 주목논문은 스페인과 한국으로 뽑혀 12위까지 후퇴하고 있습니다. 최고 논문은 인도에 빠져 있습니다. 일본은 세계를 선도해 온 과학기술력도 투자 축소로 인해 앞으로 암운이 나오기 시작하고 있습니다. 연구자 수에서는 중국이 228만명(2020년)으로 2위인 미국의 159만명(2019년)이 됩니다. 일본은 연구자 수로 3위가 됩니다. 일본의 연구자는, 69만명(2021년)이며, 그 잠재력은 모욕되지 않는 것이 있습니다. 그래서 이 잠재력을 살리는 구조를 생각해 보았습니다.
 주목도가 높은 논문은, 톱 논문이 되는 케이스도 나옵니다. 어떤 의미에서 이 주목 논문을 발신할 수 있는 연구자를 키우는 것이 일본의 과학기술의 저조로 이어지는 것입니다. 주목 논문을 발신할 수 있는 연구자가 있지만, 그 수준의 논문을 발신할 수 없는 연구자도 있습니다. 주목도가 높은 논문과 주목도가 높은 논문을 쓴 연구자에 관한 조사가 있습니다. 그 중에서 이학·공학·농학 분야의 85%의 연구자가 스스로의 지적 호기심에 응하는 것이 주목도가 높은 논문이 된다고 대답하고 있습니다. 이공농 분야에서는 호기심을 중시하고 연구할 수 있는 환경을 정돈하는 것이 중요하다는 컨셉이 탄생합니다. 일본의 과학연구력을 높이려면 연구자의 지적 호기심에 기초한 연구를 뒷받침하는 구조가 필요하게 되는 것 같습니다.