ファンタジアランドのアイデア

ファンタジアランドは、虚偽の世界です。この国のお話をしますが、真実だとは考えないでください。

地域を豊かにするワーケーションの仕組み  アイデア広場 その961

2021-07-31 18:26:29 | 日記


 日本でも2010年代以降に、ワーケーションという言葉が使われるようになりました。ワーク(仕事)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせたワーケーションという造語になります。観光庁は、2020年12月に発表した指針でワーケーションを休暇型と業務型に分類しています。休暇型は、有給休暇を活用した観光地でのテレワークになります。業務型には、地方のサテライトオフィスでの勤務やリゾート地での合宿などになります。もっとも、言葉の普及とは反対に、ワーケーションがオフィスや在宅勤務を完全に代替するものではないことも理解されつつあるようです。既存の働き方と組み合わせて、一時的に活用することが現実的な使用方法のようです。滞在費用の負担も普及のハードルになっており、経営層が納得できる効果の検証がこれからという状態のようです。
一方、先進的な企業では、ワーケーションの効果が確認されているようです。この方式を取り入れて、実際に生産性を上げている企業も出てきているのです。2020年6月に、ある研究所が沖縄で行った実証実験では、良い結果が報告されています。3日間のワーケーションを体験した人の生産性は平均20%上昇し、ストレスは37%低下したというのです。さらにリフレッシュ効果を、35%の参加者が認めています。面白い報告は、「これまでと異なる環境で新たなアイデアや企画が生まれた」という声も14%に及んでいるのです。非日常的時空間で過ごす場合、新たなアイデアを生むことを経験することはよくあります。課題もあるようです。新入社員研修に関しては、ワーケーション形式だと生産性が低下することが明らかになっているのです。
 この新入社員の研修において、アイデアを求めることが難しいことは、ある面で当たり前のことです。アイデアは、既存の要素を新しい組み合わせでつくり出すことになります。そのアイデア作成には、一連の過程があります。アイデアを作り出したい人は、データをできるかぎり収集します。つまり、その仕事や分野の知識が一定程度ないと、組み合わせが貧弱になり、良いアイデアは出てこないということなのです。次に収集したデータを徹底的に考えに考えます。そして、いったん考えたことを忘れて、潜在意識にデータの組み合わせをまかせる過程があります。温泉につかり散歩をしながらアイデアが生まれ出るのを待ちます。アイデアが生まれたら、それを誰にでもわかるように具体化するという流れになります。新入社員は、業界の知識がまだまだ不十分です。その組み合わせる知識が少ないために、アイデアの生産能力が劣るわけです。新入社員は、仕事の知識を増やし業界の知識を増やすことです。たとえば、日経ビジネスは30万部、エコノミスト、ダイヤモンド、東洋経済をあわせて100万部が、発行されています。日本のサラリーマン5000万人のうちこれらのビジネス雑誌を読む人は100万人になります。日常的にこれらの雑誌を読んでいれば、一定の知識の蓄積は可能です。やる新入社員とやらない新入社員の中には、知識の差が出てきます。アイデアを生む基本は、知識の吸収と課題に向き合う姿勢になります。
 白い砂浜で知られる和歌山県白浜町や全国屈指の別府温泉地に、ワーケーションのサテラトオフィスが開業される新聞記事が載るようになりました。ある記事には、若手社員を入れ替わりで3カ月間ずつ滞在させる企業もあるようです。6畳一間の住居兼用で、源泉掛け流しの浴場も併設するなどの優遇措置があるようです。さらに、ワーケーションを通して、地域住民と交流して、課題解決をともに考える企画もあります。温泉で合宿して、くつろいだ雰囲気の中で議論し、既存事業の延長線上にない発想を生み出しているようです。特に、業務型には、地元住民との交流を通じた地域の課題解決が含まれます。
 昨今の地方自治体の問題点は、数多くあります。たとえば、無秩序な都市の郊外拡散は、行政コストを高くしています。上下水道の拡充にしても、その維持や修理に多大な費用が掛かるようになりました。多くの自治体の水道事業は、赤字経営になっています。その理由は、宅地の拡散によるものです。宅地の拡散は、自動車社会を生み出しました。これも交通インフラの整備に、多くの予算を使う仕組みを作り出しました。交通インフラに費やす予算も、自治体の大きな負担になっています。高度成長期には、予算が毎年増加した経過から、水道事業も交通インフラも拡張が可能でした。でも、人口が減少する地方においては、以前のインフラが重荷になっています。地方の人口減少に対応した適正なインフラの維持が求められています。できれば、これらの事業が黒字化する方向で、制度設計が求められています。これらの課題設定が、簡単にできる時代になりました。この課題解決には難路が控えています。でも、この課題を解決すれば、日本中の市町村を対象にしたビジネスチャンスが生まれるわけです。
 この解決策は、一般にコンパクトシティに求めることが多くなります。今の自治体の政策は、人口が減少に向かっているにも関わらず、公共交通などの足のない郊外に広く薄く市街地を広げています。ある意味で、肥満体をより肥満にし、糖尿病に導く政策のように見えます。肥満の方が糖尿病になれば、治療費は相乗的に増大していきます。地方の都市政策を人間に例えれば、病気になって余計な治療費を散財しているようです。コンパクトシティは、都市を公共交通中心に適正な規模に誘導するものです。土地利用の方式を変えて、体質改善を実現する方向で改善を求めていくことになります。この改善できれば、都市、交通、福祉、財政などの問題をクロス縦断的にわたって解決できる可能性を持っています。課題が明確になり、その解決の方向性が分かれば、そのアイデアは次々に出てきます。好奇心と体力の旺盛な若い社員の出番は、これらのアイデアを検証していく仕事になるかもしれません。地元の方と精力的にコミュニケーションできる体力を持っているからです。知識の吸収も早く、それを咀嚼し、実現可能な形にして、再提案する試行錯誤を繰り返すことができると考えられるのです。
 ワーケーションをどんな状況下で、誰がいつ、どのくらい、出社と在宅を選ぶのが最適なのか。ワーケーションによって生産性が上がるかどうかは、職種や地域などの条件によって、どのように異なるのか。これらのデータの収集やその分析と、それに基づく施策の具現化は必要なことになります。データ活用の面で世界に遅れをとると、さらに世界の他社とのギャップが開いてしまうことになります。定量化しにくいイノベーション創出の効果は、検証に困難さが伴います。でも、検証が可能になれば、次のステップに進むことができます。次のステップには、宝が埋まっているかもしれないのです。
 考える視点や課題の把握は、大切なことです。考える視点というのは、いわば、情報を引っかけるための「トゲ」のようなものです。面白いアイデアがないかとか、何か楽しいことがないかなどの好奇心が、「トゲ」といえます。たとえば、溢れる情報の中に、「健康なシニアが増えている」というものがあります。これがトゲに引っかかります。さらに、国の医療費が2017年は42兆円になった。そして、2040年には67兆円になるという推定が引っかかりました。この二つから、医療費を少なくするために、どうすれば良いかという課題解決に取りかかります。この答えは、健康なシニアがより活動的になる分野に資金を投じることなのです。現在のコロナ感染時において、ワクチンを打った元気なシニアは行動半径を拡大しています。そのシニアをターゲットにしたサービスは、ビジネスチャンスというわけです。たとえば、旅行、飲食、野外活動、中古車などが発想としてでてきます。病気の人にお金を使うより、健康な人を健康のままにする仕組みにお金を使うことが、結果として医療費の軽減に繋がります。ワーケーションに従事する方々が、このような課題を次々に解決していくことを期待しています。




Fostering human resources who have both patience and ingenuity  Idea Plaza Summary 591

2021-07-31 18:24:07 | 日記


 Nagaoka City, Niigata Prefecture, has compiled guidelines necessary for an environment where children can engage in sports safely and with peace of mind in collaboration with the Sports Association. With reference to the opinions of sports group representatives, leaders, and parents, we have provided action guidelines required for children, parents, leaders, and competition groups. The content of this guideline emphasizes the importance of thinking and actively working on the children who are players. Parents cite the importance of believing in and watching over the potential of children. We also ask leaders whether victory is their goal and urge competition groups to be more conscious of compliance to eradicate violence.
 Athletes who have grown up in the "athletic society" world tend to take the coach's point of view. They tend to be reluctant to think for themselves. For Japanese coaches, the job is to ask the players to "think for themselves and come up with ideas." What do players think when a coach tells them to "think for themselves"? This player's idea is interesting. Japanese players first think about what the coach wants them to do. Athletes "think" hard to find the "correct answer that should be in the coach's head." The coach's real hope is for the players to challenge things that the coach never imagined. But they try to find the "correct answer" that the coach may have in mind.
 Sales staff who go around customers and take orders as their boss tells them are positioned as service workers. The people you need are those who develop sales strategies and think about customer satisfaction. The ability to think through is the ability to discover issues, plan, and be creative. For the development and sustainability of a company, it is necessary for employees to have and enhance these abilities. Club activities of Japanese elementary, junior high and high schools, including the Sports Boy Scouts, seem to have increased their attitude to do what they were told. It has been pointed out that there was a slight lack of development of the ability to think for oneself. The ability to think through is the ability to ask questions and take on challenges. At present, it can be said that reinforcement of this thinking ability is required.

面白い二酸化炭素排出権で利益をあげる仕組み  アイデア広場 その960

2021-07-30 18:12:05 | 日記


 月や火星を目指す宇宙船では、水や食料をリサイクルで使うようになります。同じような境遇になるのは、南極越冬隊員かもしれません。南極地域観測事業で、2007年の2月1日から翌年の1月31日まで越冬任務に当たった調理担当の方がいます。南極において、研究テーマを黙々と挑戦し、成果を上げる隊員を食事面で支援する人になります。48次の越冬隊員は35人で、これを2人の調理担当隊員が朝昼晩の食事と夜食を作りの仕事を行ってきたそうです。隊員は、極寒の地で娯楽もない場所に1年間いることになります。食事担当が用意した食材は、1人当たり年間目安1トン+予備食300kgキロになります。種類にして1580品目です。食料の調達は一度きり。前年の7月から仕入れ準備を行ない、12月下旬には昭和基地に持ち運びを完了することになります。持ち込んだ食材で、35隊員の1年の食事をまかなうわけです。新鮮な野菜は、基地内で水耕栽培もしているので、以前よりは食事環境は良くなっているようです。
 南極という極地より、緩い環境に挑戦している人たちもいます。フランスの電動船「エナジー・オブザーバー」号は、二酸化炭素を出さない世界一周の航海に挑んでいます。2017年6月にフランスを出発し、地中海や北極海、大西洋、太平洋、そしてフランス領ニューカレドニアへ向かっています。この電動船は、2024年末に7年間をかけて世界一周を達成する計画になっています。この船は競技用ヨットを改造し、太陽光や風力の再生可能エネルギーや燃料電池を動力源に使います。細長い帆で風を受けて進むほか、2台の電動モーターを使い、時速約8kmで動くことができます。長さ31m、幅13mの船体は、太陽光パネルで覆われており、そのエナジー・オブザーバー号の重さは34トンしかありません。
 この水素で動く電動船は、再生可能エネルギーだけで世界一周航海に挑戦しているのです。船長のビクトリアン・エルサール氏は、船自らつくるエネルギーだけで航行できると豪語しています。エナジー・オブザーバー号は、水素エネルギーを使って航行続けます。燃料電池用の水素は、海水の不純物を取り除いてから電気分解でつくることになります。つくった電気は、蓄電池に貯蔵します。この船の燃料電池システムは、トヨ夕自動車が開発したものです。太陽光の再生可能エネルギーだけでなく、後部には泡立て器のような形をした縦型の風力タービンも備えています。この船は、国連のSDGs (持続可能な開発目標)の「アンバサダ一船(大使の船)」に認定されているのです。

 おさらいの意味で、SDGs(持続可能な開発目標)17の目標を確認しておきます。
1.貧困をなくそう
2.飢餓をゼロ
3.すべての人に健康と福祉を
4.質の高い教育をみんなに
5.ジェンダー平等を実現しよう
6.安全な水とトイレを世界中に
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
8.働きがいも経済成長も
9.産業と技術革新の基盤をつくろう
10.人や国の不平等をなくそう
11.住み続けられるまちづくりを
12.つくる責任 つかう責任
13.気候変動に具体的な対策を
14.海の豊かさを守ろう
15.陸の豊かさも守ろう
16.平和と公正をすべての人に
17.パートナーシップで目標を達成しよう

 この17の目標の中で、南極やエナジー・オブザーバー号が目指すものは、下記の6目標になるかもしれません。

2.飢餓をゼロ
飢餓に終止符を打ち、食料の安定確保と栄養状態の改善を達成するとともに、持続可能な農業を推進する
6.安全な水とトイレを世界中に
すべての人に水と衛生へのアクセスと持続可能な管理を確保する
7.エネルギーをみんなに そしてクリーンに
すべての人々に手ごろで信頼でき、持続可能かつ近代的なエネ ルギーへのアクセスを確保する
11.住み続けられるまちづくりを
都市と人間の居住地を包摂的、安全、強靭かつ持続可能にする
13.気候変動に具体的な対策を
気候変動とその影響に立ち向かうため、緊急対策を取る
14.海の豊かさを守ろう
海洋と海洋資源を持続可能な開発に向けて保全し、持続可能な形で利用する

 そこで、今回のテーマは気候変動の対処と航海を有意義にする仕組みを考えてみました。再生可能エネルギーを使って、世界1周をするだけでは楽しくないと言う立場から、アイデアを出していくという趣向です。日本製鉄は、製鉄時に出る鉄分を含んだ砂利を土と混ぜて、ヤシの袋に入れて浅瀬に埋設を行いました。日本海に面した海岸には、この袋を埋設したところ、黒茶色のコンブが豊かに生えそろったのです。鉄分を供給することでコンブの成長が1本当たりの重さが8倍も大きく育つ成果を上げました。鉄分の少ない海域へ鉄の散布を行うと、効率的に二酸化炭素を吸収させることができるのです。日本製鉄の狙いは、コンブの植生の回復だけではなく、海藻が吸収する二酸化炭素対策だったのです。二酸化炭素の排出と同時に、その補完が企業に課される時代になっています。ある面で、二酸化炭素を排出している企業は、その排出を別の場面で補完する事業をしなければならないということなのです。できなければ、補完する企業と温室効果ガスの排出権の取引しなければならないことになります。カーボンネガティブの技術を持つ企業は、排出権取を利用して利益を獲得できる時代でもあるのです。
 炭素や窒素、リンなどの濃度が十分に高いのに、植物プランクトンの少ない海域があります。このように植物プランクトンの少ない海域を、「高栄養塩・低クロコフィル海域」といいます。この海域では、鉄さえあれば植物プランクトンが急速に増える条件が整います。植物プランクトンの成長には、デンプンや糖を作る過程で鉄は必要な物質になります。この植物プランクトンの発生と再生は、6日に1回というハイペースで繰り返されます。分裂したうちの半数は、死ぬか、あるいは他の生物に食べられます。深海底では、生物の死骸や糞が雪のように沈降していくマリンスノーによって積もるのです。この海底堆積物2兆トン弱の炭素は、植物プランクトンの「残存物」になります。現在の人類は、年間330億トンの二酸化炭素を排出しています。いかに海底の二酸化炭素量が、多いかわかります。この海底の堆積物を、人工的に作り出す発想が浮かびがります。人工的にカーボンネガティブ行って、大気中の二酸化炭素を減少させる仕組みを作るわけです
 海水は空気の約850倍の密度があり,流速が同じならば850倍のパワーがあることになります。いわゆる潮流発電は、風力発電より強いエネルギーを得ることが可能なわけです。プロペラとー体型の発電機なら、1年中コンスタントに発電できることが、証明されています。プロペラと一体型発電機を数千個という単位で、黒潮に乗せて発電を行うわけです。このような発電を行えば、日本の全電力需要を十分に賄えるという試算もあります。日本には、太平洋沿岸に世界最強の潮流である黒潮が流れています。海流は風向と違い、ほぼ休むことなく一定の流れを形成しています。この海流に、フランスの電動船「エナジー・オブザーバー」号を浮かべたらどうなるでしょう。おそらく、黒潮に流されるだけになるでしょう。でも、一般的タンカー(全長 275m 全幅 48mの15万t)にプロペラとー体型の発電機いれて黒潮に入れたらゆっくり押し流されていくことになります。そのときプロペラとー体型の発電機は、発電を始めます。その電気を使って、水素を作っていくことになります。
 水素は温暖化ガスの排出量実質ゼロで「究極のクリーンエネルギー」です。水素は、燃えても水を出すだけです。でも、水素は接触した様々な素材をもろくする性質があります。トヨタの水素で動く燃料電地車「「ミライ」は、水素タンクでこの間題をクリアしています。最近、川崎重工業は扱いが難しい水素を零下253度で液化し、運べる世界初の水素運搬船を公開しました。水素を零下253度で液化し1250㎥も運べる「すいそふろんていあ」が、公開しされました。もちろん、このままでは不十分です。2020年代半ばには、容量4万㎥のアルミ製球形タンクを備えた水素運搬船を完成させる計画です。
 アイデアの楽しいシナリオは、廃船になったタンカーをエナジー・オブザーバー号のように水素で動く電動船に改良します。この全長 275m 全幅 48mの15万トンの船に、プロペラとー体型の発電機を船底に設置して、黒潮ゆっくり押し流されていくのです。停止しているよりは、少ない発電になります。でも、流れている間に潮流発電が電気を起こし、その電気分解で水素を作り、それを水素タンクに貯めることができます。タンカーが潮流発電を行って、この船が日本からアメリカに付いたときには、水素が満タンになっています。その水素をアメリカで販売します。その販売の代金を、乗組員に配布することになります。これだけでは、たのしくありません。タンカーに、製鉄時に出る鉄分を含んだ砂利を土と混ぜて、ヤシの袋に入れておきます。これを高栄養塩・低クロコフィル海域に適時埋設します。この海域では、鉄さえあれば植物プランクトンが急速に増える条件が整います。この植物プランクトンの発生と再生は、6日に1回というハイペースで繰り返されます。この分裂は、宇宙から観察することができます。植物プランクトンが発生し、大気中の二酸化炭素が吸収されます。これは、カーボンネガティブになります。このネガティブを利用して、排出権の売買で利益を獲得ことができます。利益を上げるアンバサダ一船(大使の船)になるかもしれません。


Independent appearance of a marginal village,  Idea Plaza Summary590

2021-07-30 18:04:41 | 日記


 A village in which the elderly aged 65 and over account for more than 50% of the population is called a "marginal village". This marginal village is over 20,000 in Japan. In the report a while ago, the number was said to be 8,000, but now it exceeds 20,000. As an example, in the Murohama district of Kamaishi City, Iwate Prefecture, more than 60% of 24 out of 39 residents are 65 years old or older. Many people say that they are worried about whether they can continue their lives due to poor mowing and shrine management in the town. Reconstruction of the disaster area has progressed, but the population is declining rapidly, and local governments are concerned about financial deterioration.
 If you want to be more proactive, building a dam in your town or village is an option. With a power generation scale of 500kw, the construction cost is estimated to be about 700 million yen, depending on the state of the river, the shape and condition of the dam. We will raise 700 million yen from financial institutions through loans. 700 million yen depends on the loan terms, but it will be amortized in 15 to 18 years. With a power generation scale of 500kw, the annual power sales revenue will be about 73 million yen. Of the 73 million yen, if 60 million yen is used for repayment, 13 million yen will remain. From 13 million yen, about 6 million yen will be deducted annually from labor costs as maintenance costs for power generation facilities. The rest will be 7 million yen. 7 million yen will be the profit for the period when the initial cost is being repaid. Fifteen to eighteen years after the repayment runs out, a new profit of 60 million yen will be generated. 67 million yen will be the local source of revenue.
 If you don't like debt, you have the option of Suttsu-cho, Hokkaido. Suttsu is a depopulated town with a population of less than 3,000, with the main industry being fishing on the Sea of Japan side. This town applied for a literature search to attract a final disposal site for nuclear waste. At the entrance to the literature search, Suttsu-cho can get a grant of up to 2 billion yen in two years. Furthermore, if this town enters an on-the-job "summary survey" such as a boring survey, up to 7 billion yen will enter the town in another four years. With 9 billion yen, 13 dams can be built. From there, they will receive income of 949 million yen every year. Depending on the operation, it will be possible to distribute a basic income of 320,000 yen per inhabitant. Choosing a final disposal site is an option for depopulated areas and marginal settlements.
remarks
100 million yen is 900,000 dollars
10 million yen is 90,000 dollars

動物愛護における日本の先進性  アイデア広場 その959

2021-07-29 17:37:21 | 日記


 最近、自民党や政府の不祥事が報道されることが多くなったようです。その一つに、吉川元農相の汚職事件があります。東京地方裁判所の公判で、鶏卵生産大手の元代表が起訴内容を認めたと報道されました。検察側は、元代表が吉川元農相に繰り返し業界の要望を伝え、現金を提供していたと指摘していたのです。検察側の冒頭陳述などによると、この元代表は本社がある広島県選出の河井克行元法相の紹介で、2013年に吉川元農相と知り合ったことになっています。元代表は吉川元農相と面会を重ね、徐々に関係を深めていったようです。彼は、2018年11月21日、東京都内のホテルで開かれた吉川元農相の大臣就任パーティーで、トイレに立った元農相を追い掛け「これはお祝いです」と上着のポケットに現金200万円をねじこんだというのです。このねじ込んだことを、認めたというわけです。業界と政界の関係の一端を知ることになりました。
 私の個人的な関心は、お金を渡して、大臣に何をお願いしたかという点になります。このお願いが、日本人と欧米人の思想の違いを知る面白いテーマになりました。当時、動物飼育の国際機関では「アニマルウェルフェア(動物福祉)」の理念に基づいて、「巣箱」や「止まり木」の設置を義務付ける国際基準案が検討されていたのです。これが導入されると、「ケージ飼い」が主流の日本国内の養鶏は、多額の設備投資が必要になる可能性があったのです。業界団体の幹部だった彼は、パーティーの10日ほど前に吉川元農相を大臣室に訪ね、基準案に反対する趣旨の要望書を出しています。そして、現金をねじ込む行為にまで発展したわけです。
 動物福祉の国際基準の先行モデルは、ドイツなどのEUの酪農家で実践されているものです。ドイツの場合、一般的農家では4万5千羽のニワトリを9つ飼育舎に分けて、これらの鶏舎で飼育し、市場に供給しています。餌は、飼料タンクから自動の搬送コンベアに載って鶏舎に届き、ニワトリたちに行き渡る方式を取っています。飼料の成分配合やワタチンとビタミンを添加した給水用の水を、コントロールしています。鶏舎内には、至るところに数十の小さなプラットフォーム(止まり木)があります。この止まり木が、動物福祉では重要視されているようです。好奇心旺盛なニワトリたちは、しょっちゅうプラットフォームに飛び乗って遊ぶのです。鶏を遊ばせることも大切ですが、人間には他の狙いがあります。プラットフォームに組み込まれた秤が、ニワトリの重さを測定し、5000羽の平均重量を算出するのです。体重を把握し、餌や照明のコントロールをしていくことになります。鶏はおよそ25日で性成熟し、それから交尾行動や縄張りの行動が始まります。30日後には十分な重量に育ち、ローストチキンになるべくして、食肉処理施設へ運ばれる流れです。
 世界の革業界の潮流は、今やトレーサビリティとエコフレンドリーです。トレーサビリティは、この食物はどこから入れたのか、その精製のプロセスの明示することになります。鶏が楽しく過ごしたかなども、評価の対象になる時代かもしれません。児童労働や環境汚染でつくった食物と分かれば、消費者からそっぽをむかれることは確実な時代です。エコフレンドリーは、地球に有害な物質を使っていないかという点です。人間にとって、動物性タンパク質は必要なものです。人間が生きる限り、動物の命を奪う行為は続きます。でも、生命を直接にうばうことと、生命を重んじないことは決して同じではありません。鶏や牛を、リラックスさせて育ててほしいと願う人が増えています。消費者は、トレーサビリティとエコフレンドリーの2点の視点から厳しく追求する時代になりました
 命を奪うことと、奪った動物を大切にすることは、矛盾しないことを世界の民族史は示しています。その一つが、アイヌのイヨマンテです。熊送りは、イヨマンテ(霊送り)といわれています。現在は、動物愛護の観点から、行われなくなった儀式です。アイヌの人々は、自然界にさまざまな神(カムイ)がいること知っていました。熊に変身した神は、お土産(熊自身の毛皮、肉、内臓など)を持って村にやってきます。アイヌの村人は遊びに来た熊に、酒や餅を持たせて神の国にお送り(死者として)をする儀式がイヨマンテでした。イヨマンテは、お土産を再度持って来て下さいという意味を持っていたのです。自然の恵みは受け取るが、それ以上に自然を大切にすることで、自然に報いていたわけです。このイヨマンテは、熊だけでなくフクロウや狐などもの霊送りもありました。
 狩猟や漁労は、人類にとって本質的な行為です。狩猟や漁労に従事する人々は、信心深いことで知られています。彼らは、みずからが殺した動物を手あつく葬ってやる習俗があるのです。古代における殺生禁断は、時間的な制限をもうけ、狩猟者や漁労者にも配慮したものでした。鎌倉時代の武士の内面には、狩猟と争いという文化要素による一定の罪業観が存在していました。この時代、不殺生戒の戒律を守る武士も多かったのです。不殺生戒はそもそも、寺院内部における自発的な生活規則でした。その僧侶ですら、殺生と無縁ではあり得なかったようです。寺院内部においても、動物の皮革や骨角を利用した仏具が使用されていました。そこには、一つの方便がまかり通っていたようにも見えます。加工されたものは、僧侶の意識はおよばず、加工の段階で罪業観が清算されていたというわけです。
 現代は思想ではなく、法律で動物愛護が推奨される流れになります。2013年改正動物愛護管理法で、飼い主はペットが命を終えるまで飼うことが義務になりました。ペットフード協会によると、犬の平均寿命は15歳、猫は16歳に伸びています。シニアが60~70代で飼い始めれば、自分の死後も生きる可能性は高いのです。シニアが、やむを得ずペットを手放すケースも目立つようになりました。自治体は原則、引き取った,犬猫は殺処分することが原則です。飼い主も、愛するペットのためにいろいろな模索をするようになります。飼い主の死亡に備えて、ペットを信頼できる施設に託し保障する保険も登場するようになりました。さらに、需要が膨らんでいるのが「老犬・老猫ホーム」になります。このホームでは、入居者が亡くなった場合、残されたペットの面倒を最期まで見ることがセールストークになっています。
 最後になりますが、東京地方裁判所の公判で、検察側は農水省を追求しています。国際機関に提出するコメントは通常、有識者や関係府省との連絡会を経て検討することになっています。この連絡会とは別に、業界団体と農水省側の臨時の「打ち合わせ」が開かれ、有識者らの連絡協議会にも業界関係者が臨時メンバーとして参加しているのです。吉川元農相が幹部に対し、農水省と国会議員、鶏卵業者の3者協議の開催を指示したり、国際機関に提出するコメントが案の段階で業界側に示されたりしたこともあったといいます。業界の働きかけにより、国際基準案はその後、修正されることになりました。元代表は2019年3月と8月に謝礼として大臣室で計300万円を手渡したとされています。元代表は吉川氏だけでなく、農水行政に影響力を持つ内閣官房参与の方も接待するなどして要望を繰り返したとしています。さらに、関係議員らのパーティー券も繰り返し購入していたと検事は述べているようです。農業大臣や議員に優しい仕組みも大切ですが、私たちに命を提供してくれる鶏にも遊ぶスペースを提供してほしいものです。

How to make tolerance  Idea plaza Summary 589

2021-07-29 17:35:38 | 日記


 There is also a theory that being born in a disadvantaged family creates disparities for children. On the other hand, in the United States, this experiment to eliminate the educational disparity has been repeated. One of them is the proposal of non-cognitive ability. It is optimistic that if measures are taken in early childhood, the effects will be greatly enhanced after growth. Examples of the content of "non-cognitive ability" are motivation, cooperation, tenacity, and patience. The claim is that cognitive skills alone do not determine success in life. Life is not decided only by the so-called test results and IQ.
 There is an interesting study called the Marshmallow Experiment. This experiment was conducted on infants. "I'll give you marshmallows, but if you can put up with it for 15 minutes, I'll give you another marshmallow." "But if you eat it while I'm away, I won't give you another one," said the person in charge. Children are also urged to eat delicious marshmallows right away. As a result, about one-third of the children endured to the end and got a second marshmallow. Twenty years after this experiment, there is a follow-up study of what happened to these children. It turns out that the children who put up with it show a wide variety of high performance. These children were characterized by college aptitude test results, good interpersonal relationships, the ability to cope with stress appropriately, and less obesity.
 There was a difference between the children who endured without eating marshmallows and the children who did. Children who ate marshmallows during the experiment were touching and staring at the marshmallows. On the other hand, the child who could endure was trying to divert his attention from the marshmallow by closing his eyes or looking back so that the marshmallow disappeared from his eyes. The resources that exert the power of will are not infinite. It's difficult to put up with what you want for a long time. Exceeding the amount of resources that can be tolerated seems to be described in psychology as "resource depletion." It can be said that the children who could endure did not waste resources through the act of not seeing marshmallows.

花に付加価値をつけて売りさばく  アイデア広場 その958

2021-07-28 20:44:30 | 日記


 日本の切り花が、海外から認められるようになってきました。日本産は同じキクでも、平均相場より高い評価を勝ち取っているのです。花に詳しい方にお聞きすると、人工的に育種された花は、原種の花よりも特徴的な香りが少ないと言います。現代の花の多くは、香りのよさよりも、色や形などの視覚的な美しさに重点が置かれているというわけです。近年のコロナショック時において、癒しの効果がある香りの切り花への需要が増えているとの声も聞かれます。確かに、花の色で昆虫を寄せつける戦略は、明るい昼の時間のほうが有利になります。一方、暗夜に蛾などを引き寄せて受粉する場合、特異的な香りの成分を花から揮発する傾向があります。夜に咲く花の場合、その開花に合わせて揮発性の高い香り成分が放たれるというわけです。この開花に合わせて揮発性の香りは、多くの人間にとっても心地良い香りになるようです。そこで出てくる発想が、見た目が良く香りの効果が優れているという両面から切り花をビジネスの種にしてはどうかという提案になります。
 アフリカで、チンパンジーの生態観察を行っている研究チームがあります。このチームが、病気のチンパンジーを観察していたところ、普段は口にしない苦味の強いキク科の髄液を飲むことを見つけました。キク科の髄液を飲み、約1日後に体調が回復する様子が明らかになったそうです。チンパンジーはキク科の植物を食料としてではなく、薬として寄生虫の駆除に使ったことに驚きがあります。キク科の髄液には、セスキテルペンラクトンとステロイドグルコシドの化合物が含まれています。これらの両成分は、寄生虫の産卵の抑制作用のあるのです。チンパンジーは、経験的にそれらの知識を獲得していたのでしょう。人間の領域では、花の効果を含めて生命科学の分野は、西暦2000年以降、劇的に進展しています。医学の分野でも、西洋と東洋の両方の医薬の優れた点を上手に合わせて用いて、医療を最適化している状況が生まれています。
 花の栽培にもいろいろな制約が加わるようになってきました。そんな花の市場で、注目されている町が福島県の南部にある塙町です。塙町は、東京の大田市場に年間20万本以上のダリヤを出荷しています。2017年9月には、花井栽培の国際認証システムのMPSの仮認証を受けました。このMPSの認証は世界51カ国で運用され、花井の生産者や生産者を対象にした国際規格になります。MPSは、人にも環境にも配慮した花卉認証システムというわけです。この認証取得には、農薬、肥料、重油、電気、水、そして廃棄物などの管理が求められています。農薬や燃料の使用量を抑えた生産が、環境を配慮することも求められているわけです。生産者は、竹の粉末や貝化石肥料を入れた土壌で栽培をするなどの工夫をしています。この工夫にさらに一工夫を加えれば、面白いビジネスが成立します。
 塙町の花の生産技術を求めてやってきた企業があります。花卉(切り花)の消費は、国内ではクリスマスなや彼岸などの時に伸びます。でも、平常時は、切り花の単価が低いレベルで推移しているのです。通年を通して消費地に供給できるようになれば、安定した生産と販売を確保できます。この企業は塙町のダリヤだけでなく、浪江町産のトルコギキョウ、昭和村産のカスミソウを幅広く取り扱うようになります。国内だけでなく、海外の各所に生産されたダリヤなどの花卉類を、通年を通して消費地に供給できる体制を構築しようしているのです。数種類の花を混載することで、輸送コストを軽減しようとしています。流通コストを減らし、輸送期間も短縮することで、品質や価格競争力を維持しようとしているわけです。この企業努力の延長線上に、花の香りやその効果を高めるビジネスを求める発想が出てきてもおかしくはありません。
 植物や花に関する研究も進んでいます。40億年の生命の歴史に隠された植物のしたたかな戦略が明らかになりつつあります。ゲノム科学の進展は、生薬や漢方薬、植物成分の分野に目を見張るような進展をもたらした。その延長線上に、花の香りやその癒し効果などの研究があります。最近、甘草の全ゲノム配列を決定することにも成功しました。この甘草は、砂糖の30倍以上の甘味を持つ植物です。漢方薬に必需品になっているほどです。植物や人間が持っている全てのDNA情報であるゲノム配列が、次々と決定されてきています。植物の世界が、分かりつつあるのです。日本政府は、ゲノム編集の作物が遺伝子組み換え食品と違うという前提で審査しています。政府は変化させた遺伝子の内容の情報を届け出れば、ゲノム編集の作物を認める方針を取りつつあります。有害物質の有無などの情報を届け出れば、ゲノム編集の作物を認めることにしていくようです。人間に有効な香りやその癒し効果を、ゲノム植物から迫ることも可能になってきているわけです。
 その癒し効果の最前線に、睡眠があります。現在、多くの分野で、睡眠の質が問われる時代になっています脳には、覚醒(昼の活動状態)、ノンレム睡眠、レム睡眠という3つの状態があります。8時間の眠りのうち、6時間がノンレム睡眠、2時間がレム睡眠といわれています。深いノンレム睡眠の確保が、健康を保証することになります。睡眠不足は、脳震盪を起こしているのと同程度の悪影響を及ぼすという実験結果もあるのです。スムーズな入眠の前には、手足の指先が温かくなることが知られています。手足の指先が温かくなるのは末梢から熱を逃がすために毛細血管が拡張しているからです。手足の指先が温かくなるのは脳の熱を、放出する活動をしているためです。脳の熱を冷やして、休めて次の活動に備えているわけです。脳震畳を起こした状態では、勉強も仕事も十分に成果を発揮できないことは明らかです。
 切り花の国内生産額は、2000億円程度になり、切り花の輸出額は、100億円程度です。発想は、飛躍します。花の町「はなわ」に、ケニアとエチオピアから技能実習生を受け入れる発想がでてきます。海外の技能実習生に、ダリヤの栽培技術を身につけてもらうのです。技能実習生が一定の技術をつけたら、ケニアとエチオピアの母国に帰国してもらいます。国に帰った彼らと、合弁会社ができれば楽しいことになります。塙町で梱包してトラック,羽田空港や成田空港に運び北京や上海、広州、香港に空輸が円滑にいくようになるとします。上海や北京との取引が順調にいくようになれば、ケニアの合弁会社から直接に上海に集荷するようにするわけです。需要期が異なる海外への販路が開くことができれば、経営の安定につながります。花卉の輸出が加われば、通年の活動がより円滑になり、農家の収入が増えることになります。
 蛇足ですが、上海などの中学生や高校生は、受験競争が激烈です。その競争を乗り切るために、「孟母三遷の教え」の通り、勉強のしやすい環境に移住します。そこは、中心市内のマンションということになります。市の中心には、良い塾や予備校が揃っているのです。親は子のために、良い環境のマンションを買います。ですから、都市部のマンションは高騰を続けているわけです。そこに、脳を効果的に休めて、そして効率的に活動する脳を刺激する香りを放つ花ができれば、需要はうなぎのぼりになります。そんな花を、塙町で作ってほしいものです。


The ideal education system that Japan seeks  Idea Plaza Summary 588

2021-07-28 20:42:53 | 日記


 Education in Japan has boasted the world's highest level of educational practice with a small budget. However, the reality of concern has become clear. In order for Japan to maintain its vigorous productivity, it is now required to exert more potential than ever before. The power of education is indispensable for demonstrating its potential. Some power is needed to survive in the modern society of globalization and advanced information technology. In general, it means "(1) act autonomously, (2) use tools interactively, and (3) play a role in a highly heterogeneous group." In order to equip children with these abilities, teachers are required to have a certain level of advanced skills.
 Education in the future is based on ICT, which is the global trend. Education in Japan is behind this trend. South Korea is also becoming more digital in the field of education. This country provides a large amount of digital content for teachers free of charge. South Korea understands that even if it is equipped with only ICT equipment, it is useless if it cannot be used effectively. In order to make full use of ICT in the field, it has a system in which support for teachers is indispensable. Full-time support staff are assigned to assist in the operation of digital devices and the effective use of digital teaching materials. Unfortunately, Japan is behind in this regard. Tablets, etc. are now distributed one by one. However, in the case of Japan, the tablet was just handed over, and its use is not progressing. Mastery is required to utilize digital equipment. It is almost impossible to master it alone. It can be said that smooth use is not possible without the guidance of support staff.
 Money is needed to improve local education. The cost of hiring a lawyer, the cost of hiring a club leader, the cost of hiring an ICT supporter, and so on, cannot be covered by national costs alone. It is necessary to enrich the region. You can also reduce staff and increase your budget. You can also attract factories and thermal power plants to villages and towns to collect rich taxes. Shinchi Town in Fukushima Prefecture receives a lot of taxes from thermal power plants. The money is used for ICT equipment and support staff at municipal elementary and junior high schools. We want to make effective use of local resources and enrich the region both financially and mentally.

サーモンとホタテが地域を豊かにする  アイデア広場 その957

2021-07-27 18:16:11 | 日記


 日本酒も、世界の人々に愛されるようになりました。各種の品評会で、優秀な賞を取るまでになっています。以前は、甘口で濃厚な昧の酒が好まれていました。農業や工場の肉体労働者の方が、清酒の顧客層であっため、濃厚で甘口な昧が好まれたようです。近年は、肉体労働から頭脳労働へと仕事の質が変化し、すっきりと飲める酒が好まれるようになりました。お酒の嗜好が、純米酒や大吟醸などに移ってきたようです。ある面で、高い品質が求められるようになってきたわけです。地元の農家と契約を結び、原料米を厳選する酒造会社が増えてきているのです。そのような切磋琢磨が、世界で愛されるお酒に成長してきているのかもしれません。世界には、いろいろな嗜好を求める方がいます。値段が高くとも、自分の好みにあったお酒を飲みたいという人もいます。であれば、自社が販売価格を決めて、愛好者に提供することが合理的です。すべての人に売ろうとすると、苦労が大きくなります。無理をして売らなない戦略も、選択肢になります。久保田の朝日酒造は、1%戦略を打ち出しました。100人のうち1人が、お客になれば、「良し」とする戦略です。
 品質の良い食品を求める人たちにたいしては、適正な価格でお届けするビジネスが行われるようになりつつあります。たとえば、世界中でサーモンの消費が増えています。世界のサーモンなどサケマスの養殖量は、350万トンと10年で約1.5倍に増えました。特に、ノルウェーは年間約90万トン生産量の95%を輸出するようになりました。IT技術や魚の健康管理など最先端の養殖技術で、世界140カ国にサーモンを輸出しているのです。回転寿司の中で最も人気のあるサーモンの世界最大の供給国は、ノルウェーになります。このノルウェーの生産量の伸び率は、年5%を目安にしています。それ以上でも、それ以下でもないことが、利益を確実にしているようです。サーモンは、和食人気と相まって非常に人気があります。中国では、魚の消費が増えています。ノルウェーの生産するすべてのサーモンを供給しても、足りないほどの消費国になっているのです。この中国に、慌てて多くのサーモンを輸出しなくとも、毎年確実に消費してくれる人々に、少し足りない程度の量を提供すれば、確実に利益を上げることができるわけです。
 ノルウェーの養殖業者の現場担当者は、日本の3倍程度の720万円の給料を手にしています。日本の沿岸漁業者の給与平均年収は、残念ながら240万円程度なのです。また、ノルウェーの天然魚の漁業に従事する人たちの給料は、養殖魚者より多くなります。給料が良いので、人材も医療系やIT系など多様な分野から若者が集まってきます。大学で5年から6年間を学ぶ専門医のフィッシュドクターは、この国で大人気の職業の1つになっています。最新設備を搭載した漁船や「いけす」、そして自動給餌器鮮度を保つ物流施設などに国家戦略として投資しているのです。最先端の技術と人材がノルウェー漁業の成長を支えているわけです。
 万全と思えるノルウェーにも、課題が浮かび上がってきています。温暖化の足音です。世界の平均海面水温は、過去100年間に0.54℃上昇しました。太平洋や日本海、東シナ海では、世界平均より大きい1.1℃の海面水温の上昇がみられます。北東太平洋の定点では、表層水中の酸素濃度が50年問で約15%も減少しているのです。海水面の水温上昇は、海洋生物圏の縮小を促す原因になります。その表れが、日本の真珠になります。日本の真珠の大産地で、アコヤガイの大量死が続いているのです。三重県志摩市の英虞湾では、貝の呼吸器官が縮み死んでしまう現象が拡大しているのです。海の酸素不足が、原因とされます。酸素濃度が15%も減少すると、生物資源は20%以上減少すると言われています。海洋の表面水温の上昇には、さまざまな点で困った副作用をもたらしているのです。
 ノルウェーでは今のところ、温暖化による水産物への影響は目立っていません。温暖化にたいして、将来的に対応しなければならない大きな課題だと考えています。欧州を中心に、海上養殖の餌や排漬物による汚染が問題となっています。海面養殖には適した漁場が限られ、欧州の環境規制でこの先の大きな増産が難しい状況にあるのです。その解決策が、陸上養殖です。陸上養殖は海水を使わないので、魚の病気の防疫対策がしやすくしやすいことがメリットになります。陸上養殖のサーモンは、通年出荷が可能になり、安定した供給ができるメリットもあります。ノルウェーは魚の扱い方や鮮度管理などは、日本を手本に学んできました。今では、その日本を凌駕する技術を身に付けているようです。養殖技術は日々進歩していますが、資源管理の強化は将来に向けた課題になっているようです。
 日本も、農林水産物の輸出には力を入れています。日本の農産物の輸出は、1兆円に近づいています。日本の農産物の輸出の中で最も多い品目が、ホタテ貝なのです。和牛肉の247億円やリンゴ140億円をはるかに上回る477億円となっています。ホタテ市場は、年々消費が増加しており、その値段も高騰していく傾向が続いています。サーモンと似たようなグラフをえがいています。一定量の質の高いホタテを生産すれば、確実に売れる市場が世界にあるのです。価格の高騰を受けて、全国各地で陸上養殖に取り組む組織や企業が増えているようです。ホタテ養殖をしている北海道の佐呂間漁協組合員の年収は、5千万円を超える所得になっています。この漁協組合員の平均貯金額は、2018年に1億5千万円を超えたとも言われているのです。もっとも、漁獲が安定し、裕福になったのは平成になってからだということです。それまでは、苦労の連続だったようです。
 この漁協は、毎月の会議で漁業者が意見を出し合いながら、サロマ湖の管理をしてきました。組合員は、サロマ湖を持続可能な養殖場に育ててきました。稚貝の放流や流氷対策、そして漁獲ルールの策定を行ってきたのです。ホタテは、稚貝から成長するまで4年かかります。ホタテ貝は、海水中のプランクトンを食べて成長します。植物プランクトンは、太陽光を浴びながらリンや窒素などの栄養塩を吸収して育ちます。サロマ湖の海域には、アムール川からオホーツク海に運ばれてくるフルボ酸鉄が豊富なのです。このフルボ酸鉄が、植物プランクトンを豊かに育てる原動力になります。サロマ湖に設置したセンサーから水温や塩分濃度などのデータが、スマホに届きます。この湖水の様子を把握し、良く育つようイカダの場所や貝をつるす高さを調節していくわけです。サロマ湖を酷使することなく、養殖場を適正に維持する努力を重ねてきたのです。その成果としての豊かな地域があるわけです。
 最後に、さらに、豊かになる仕組みを考えてみました。ノルウェーにしてもサロマ湖の地域にしても、このまま繁栄が続けることは難しいようです。温暖化や他国との競争があります。その対策として、優秀な人材を育て、もしくは補強しなければなりません。そのためには、地域としての資金が必要です。天然魚や海上養殖魚だけでは、自然の変化に対応できません。陸上養殖や他の稼ぐ仕組みを作ることになります。その仕組みを作る人材が、必要になります。今ある余剰の資金を、再生可能エネルギーに投資しておくことも選択肢になります。たとえば、500kwの発電規模ですと、年間の売電収入が大体7300万円くらいになります。500kwの発電規模で、工事費はダムの形や状況などによりますが、約7億円と推測されます。現在の余裕ある資金を、再生可能エネルギーに投資し、その利益を人材投資に使うことも面白かもしれません。



How to find future work and happiness   Idea Plaza Summary 687

2021-07-27 18:14:28 | 日記


 There were also flaws in middle class education. It was the sacrifice of good and poor children. The school has taught the "majority" of the average children. The values of each household will be lowered in priority. There have been many situations in which children are unable to demonstrate their personality at school. However, instead of not being able to demonstrate their individuality, many of the tickets to the middle class that they got were quite satisfactory. On the other hand, the human resources required by companies changed significantly in the 2020s. The human resources that many companies need have come to demand complex problem-solving skills, critical thinking, creativity, collaboration with others, and emotional intelligence. It has become different from what was required of human resources in 1950 and 2020.
 As corporate demands change, so does education and children. People in the middle class are no longer satisfied with just working in a factory and owning a house. They seek meaningful work and begin to want to do what they like and think is important. After graduating from high school, it is no longer possible to acquire the skills required by companies and society. In some universities, it is necessary to improve the level. Schools are beginning to be required to educate their children about the knowledge they need to enter college and what they need to have a “good life”.
 Looking at the big flow, until the Industrial Revolution, it was all we could do to live. However, machines have replaced human work, and more and more people are enjoying the abundance. And now, even if middle class people in so-called developed countries get wealth, wealth alone is not enough to make them happy. Some experts call this condition the "plateau period." The Nordic countries at the end of the 20th century entered the plateau period, which succeeded in ensuring basic living conditions for almost the majority of people. The contradiction of modern society seems to be in the competition between the vector of high growth and the vector of soft landing during the stable period. For example, the "very happy" youth of highland France give a low rating for their financial wealth. It seems that they are trying to find happiness in how to find the purpose of life and how to realize it.