<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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展示会場のレストランというのは、何故にそんなに高くてつまらないのか。

東京ビッグサイトやインテックス大阪を訪れるたびに、ランチタイムの食事場所に困惑する。

昨日,久しぶりに東京ビッグサイトを訪れた。
外国からのお客さんの通訳を頼まれたからだ。
私のようなまともに英語の勉強もしておらず、タイやミャンマー、ベトナム旅行と大阪ミナミの居酒屋あたりで学んだ英語力を頼りにされるとは、私の会社もどうかしていると思っている。
しかし、そんな英語でも相手が英語に対してノンネイティブな外国人(ドイツ人)であれば役立つようで、相対性理論やiPS細胞の増幅技術といった難しい話ではなく,主に日欧の景気についての話だったので、私の居酒屋イングリッシュでもやくだったおかもわからない。

てなことで、話をするためにビッグサイト内のレストランへ久しぶりに行ってみて、改めて展示会場の「レストラン」の特殊さに辟易としてしまったのであった。

まず、レストランがどこもかしこも「セルフサービス」。
もちろん一部にはちゃんとしたサービスを提供している飲食店があるにはあるのだが、基本的にはフードコーナーにトレイを持って並ぶ「学食式」。
それでいて学食と違って値段が非常に高くて、ペットボトルのお茶とご飯を食べると1000円では足りない。

某大学ではご飯とデザートと無料のお茶を500円もあればお釣りがくる。
そんなところと比べるのが間違えているのかも知れないが、ランチに1200円も出せるか、っちゅうねん。

セルフサービスであるからお客さんとの商談もいささか困ることがある。
お客様に「カウンターに並べ」とは言えないわけで、なんとも非ビジネス的なのだ。
とりわけ外国からのお客さんに「こっちにならんで好きなものを食べてください」とラーメンの列に並ばせるわけにもいかない。
非常に困るのだ。

インテックス大阪での展示会だと,大切なお客さんは会場向かいにあるハイアットリージェンシー南港にお連れして食事をすれば良い。
なんといってもお客様同伴でなら高価なホテルのランチも迷うこと無く領収書を受け取ることができる。
セルフサービスの店なら、まず無理である。

ビッグサイトは近隣のワシントンホテルまでの距離があり、そこへ行くまでに今の季節、熱波にやられて死んでしまう可能性がある。
わざわざ10分も歩いて、行く気にならないのだ。

ということで、ビッグサイトのレストラン。
あれだけ多くの人が集まるのであるから、レストランはもっと充実させ、セルフはプロントだけにしていただきたいと思う私なのであった。

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