<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
宇宙エンタメ前哨基地



子供の頃、大阪から父の故郷である岡山へ行く時に乗る電車の中での一番の楽しみは「駅弁」と「姫路駅の駅そば」だった。
駅そばは今でも鮮明に記憶されているし、現在でも高架になった姫路駅のプラットホームにある蕎麦屋さんで食べることができる。
とっても身近な存在だ。
これに対し、駅弁は何を好んで食べていたのか、すでに記憶からは消え失せている。
なぜだろうか?

駅弁は列車の旅には欠かすことのできないアイテムだと思うのだが、いつのころからあんまり食べることがなくなってしまった。
理由は、移動時間が短くなったこと。
それと、値段が高いから。

駅弁は先日書いた東京ビッグサイトのランチのように高価な反面、いささかチープな内容のものが少なくなく、大枚はたいて購入する気にならない、というのが現状だ。
それに列車での移動も3時間以上乗ることもほとんどない。
ちょっと我慢すれば、普通のレストランで食べることができる。

私の場合移動距離で一番長いのが新幹線での東京~大阪間。
これも最速のぞみで二時間半だから弁当買ってまで乗ろうという気持ちになりにくい。
買おうと思っても、弁当,お茶、ビールを買うと軽く1500円くらいになってしまうので気軽に買う、ということができない。
困った存在だ。

それでも昼間、新幹線で移動するときなど時間の節約に弁当を買いたいと思うこともすくなくない。
そういう時でも駅弁を買うことは少ない。
新大阪駅ならコンコースにあるコンビニで、東京駅なら北口にあるコンビニで、それぞれコンビニ弁当を買い求める。
これだと、味は「コンビニ弁当味」だがペットボトルのお茶と一緒で800円程度にとどめることができ、サラリーマンのランチ予算内に収めることができる。

こういうふうに考えると駅弁というのは、一種の贅沢品。
様々な趣向を凝らして観光旅行中にワイワイガヤガヤ食べるのなら構わないが、仕事中や夕食替わり、朝食がわりにはふさわしくないのかも知れない。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )



« 東京ビッグサ... 夏風邪、ロボ... »
 
コメント
 
コメントはありません。
コメントを投稿する
 
名前
タイトル
URL
コメント
コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。