<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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子供の頃、金曜日の夜8時といえば「プロレス中継」。
ジャイアント馬場にアントニオ猪木、ザ・デストロイヤー、ファンク兄弟などなど。
読売テレビのスポーツテーマがテレビから流れ出したら急いでトイレに行って、試合途中で画面の前を離れなければならない、という情けない事態を避けるよう、毎週心がけたものだ。

数あるスター選手の中でも私はやっぱり他の多くの子供達と同じようにアントニオ猪木とジャイアント馬場のファンだった。
馬場の十六文キックやアントニオ猪木のコブラツイストを毎回期待してテレビに釘付け。
プロレス嫌いの母は、「何がおもしろいねん」と文句を言っていたりしたものだが、私はリングの中の闘いに夢中になっていたものだ。

で、歳月は流れた。
プロレス人気は下火となって、今は多くのマニアの人達に支えられて生き延びている、どちらかというと少しばかりマイナーなスポーツ。
それでもかつてのスター選手たちを憧れる少年の心は今もあまり変わっていない。

と、気が付かせたのは、池袋東口にある「アントニオ猪木酒場」を訪れた時なのであった。

「面白い居酒屋がありますよ」

取引先の部長のレコンメンドで教えてもらったのがそこ。

西武池袋東口の改札前で待ち合わせをし、少し歩いたビッグカメラ横の雑居ビル4階にある[アントニオ猪木酒場」を訪れた。
エレベータを降りた途端、私は全身に熱い血液が湧き立の久しぶりに感じることになった。
「闘魂!」
酒場の入り口にはアントニオ猪木の等身大の人形。
入り口にはゴングがおかれており、

「三人ね」

とレフリーの格好をしたおやじさんに人数を告げると、おやじさんはおもむろにマイクを取り出して、
「カーン!」
とゴングを打ち鳴らし、
「お三人さん、ご入場!」
と場内アナウンス。
全席バーカウンター風のテーブルに案内された。

壁にはアントニオ猪木をはじめとするプロレスグッズ。
要所要所に設置されている大型プラズマビジョンでは、なんと、あの読売テレビ(日本テレビ系)で放送されていた、ガキの頃に夢中になって見ていたプロレスのビデオが流れているのだ!

雰囲気バツグン。
燃える闘魂。

さらにメニューが優れていた。

「コブラツイスト」



長ーいウィンナーソーセージをコブラのようにしただけの料理なのだが、これも感動。

そして、
「なんだこの野郎!焼き」



これが絶品!
アジアンテイストな焼き鳥でスパイシーでメッチャ美味なのであった。

そのほかシャカシャカサラダなんかは大声でスタッフとお客が一緒に掛け声を出しながらサーブされる料理で、これも興奮。

大阪にはグラビアアイドルを看板にした焼肉屋やラーメン屋があるものの(行ったことはありませんが)、ここほどお客の心を元気にしてくれることはないだろう。

ということで、池袋の「アントニオ猪木酒場 SAKA-BAR」。
東京へ行く度に立ち寄りそうになる「心が燃える」居酒屋なのであった。

コメント ( 2 ) | Trackback ( 0 )



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コメント
 
 
 
Unknown (ダル)
2010-06-16 09:09:15
猪木大好き夫、行って見たいとやや興奮気味です。とりがらさんにはこんなお店にまで連れて行っていただいて。ありがとございます。
 
 
 
ほんとに、面白い店です (監督@とりがら管理人)
2010-06-17 21:55:06
ダルさん、こんにちわ。

ほんとに、この猪木酒場は面白いです。
味もなかなかですし、ビールも、美味しい。
東京都内に3店舗と広島市内に1店舗。
広島にあるのに、大阪にはない、というジレンマもありますが。

また、面白そうな店を見つけたらリポートします。
乞うご期待!
 
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