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「あまり縁起のよさそうなマークじゃないな」と思っていたクールジャパンのロゴマーク。
なんと盗作疑惑が浮上しているのだという。

エライコッチャ。

ニュースによると日本オリンピック委員会のロゴマークとそっくりだというので、さっそくチェックしてみると、似ています。
オリンピック協会のロゴマークは左側に伸びている日の丸の溶け出した炎が二重になってたなびいている図柄で、日の丸の中に白抜きでJAPANの文字。
マークの下には五輪が描かれており、それなりにバランスのとれた図柄になっている。
デザインしたのはコシノジュンコ。
著名なファッションデザイナーで来月から始まるNHK朝の連続テレビ小説「カーネーション」の主人公小篠綾子の二番目の娘さん。
つまりは大阪岸和田のおばちゃんがデザインした図柄なのだ。

岸和田は昨日から全国的に有名な「だんじり祭」が開催されており、だんじり祭の神様が、天から盗作を指摘したのかも分からない。
なお、その図柄をパクった疑惑が浮上しているのは、先日もここに書いたように東京で活躍する佐藤可士和という人で、セブンアンドアイなどのロゴなのど実績があるようだ。

政府は「模倣ではない」と噂の打ち消しに必死だが、どうみたって似ているから仕方がない。

もともと日の丸はそれそのものが非常に完成されたデザインのため、アレンジしにくい国旗ではある。
したがって、どういう状態が一番訴求力があり美しいかというと、オリジナルのままが美しい。
だから東京オリンピックのポスターででかでかと輝いていた赤い丸は赤玉ポートワインのマークを除き特別な意味を持っていると思う。

例えば世界史上最も成功したといわれている博覧会「EXPO70大阪万博」のマークは、教えてもらわないと、どこに日の丸が入っているのかわからないデザインになっている。
基本は桜の花をかたどっているのだが、その中央の「小さい●」が日の丸をイメージしているのだそうだ。
私はそんなことも知らずに、その日の丸の部分が軸になった独楽を持っていて、子供の時にクルクルろ回して遊んでいたのだが、それだけ日の丸をイメージし、落としこむのは難しい。

今回のクールジャパンのロゴマークは野田首相が選んだそうだが、いかに日頃からデザインについて勉強していないのかが公になった格好だと思う。
尤も、歴代総理大臣がデザインの勉強に精を出している、なんて聞いたことはないが。



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