<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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ミャンマーへ旅行する時は準備する通貨はUSドル。
私はいつも両替は大阪難波のM銀行の窓口で行なっているのだが、その時の注意点は「小額紙幣をたくさん入れてもらう」こと。
1ドル札や5ドル札、10ドル札をたくさん入れてもらって100ドル札はできるだけ「使わない可能性のある」枚数だけ両替してもらうことにしている。

発展途上国を旅行するときの鉄則かも知れないが、だいたいミャンマーで100ドル紙幣などを持ち歩くとろくなことはない。
使い途に困るだけなのだ。
なぜ使い道に困るかというと、金額が大きすぎて困ることになる。

ミャンマーのミンガラドン国際空港に到着すると、まず旅行会社が迎えに来てくれているであろう。
渡しの場合はミャンマー人経営の某旅行代理店でガイドさん兼通訳さんをお願いしている。
私がガイドさんや通訳をお願いするのはミャンマーだけで、タイもベトナムもシンガポールも台湾もアメリカも、通訳やガイドは現地ツアーを除いて頼んだことがない。
この理由は話せば長くなるのだが、ミャンマーだけはそれが習慣になってしまっているのだ。
そもそもシンガポールやアメリカは言語が英語なので困らないし、タイやベトナムもなんとかやりくりして過ごしてしまう。
タイに至ってはタイ語を勉強し、
「安くして」
「高い高い」
「美味い!」
「まずい!」
「バス停はどこですか?」
「シーロム通りを右に曲がってください」
「ホアランポーン駅まで50バーツで行けますか?」
など、旅行会話を少しばかりマスターしたぐらいだ。

台湾に至っては英語も必要なく、多くの場合日本語が素で通じてしまうので、
「ここどこ?ホンマに外国か?」
という感覚に陥ったことがあるくらいだ。

ガイドさんを伴って旅をすると現地の言葉を覚えないという悪弊が生じてしまい、あまり良くないと私は勝手に思っている。

で話が完全に横道にそれてしまったが、ガイドさんに迎えに来てもらい、ミンガラドンの空港では両替をせず、ヤンゴン市内のマーケットで両替をしてもらうことになる。
この両替がなかなか難しい。
というのも、いくら両替すればいいのか、悩むのだ。

100ドル両替したら、だいたいが大金持ちになったような錯覚に陥る。
なぜなら、財布はもちろん、ちょっとしたポーチなんかに入らないくらいの札束になるからだ。
そしてこの100ドルは詰まらない買い物をしない限り、だいたい10日間はゆーっくりと過ごせるだけの価値がある。
ホテルや旅行者への支払いはUSドルになるので、現地通貨のチャットでは食費やちょっとしたバス、チップくらいにしか使うことはなく、食費が日本と比べても極端に安いミャンマーでは100ドルはなかなか使い切らない大金なのだ。
そもそも日給が1ドル未満のこともあり、100ドルと言えば数カ月分の生活費になる可能性もある。

このような経験は初めてベトナムへ行った時にも経験した、為替マジックの代表例なのだ。

ミャンマーの場合、為替が実勢と正式の2通りがあり、この2通りに10倍近くの差があるため、なおさら為替の価値はマジックに影響されることになる。

このミャンマーでクレジットカードが使えるようになるという。
日経新聞によると、JCBが先頭を切って現地の銀行と文書を交わし、ミャンマー国内でカードサービスの展開を開始するのだという。
カードを使うということは正式のレートとなり損をしそうに思うのだが、ホテルやエアラインチケット、ツアー費用には有効かもしれない。

とはいえ、カード決済された側のホテルは正式レートでしかチャットに両替できないことになり、ともすれば料金値上げに至る可能性もあるだけに注意が必要だ。


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