<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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なんとなく息苦しい時代なのだ。

学童を相手に犯罪を犯した教員の免許の復活を認めるの認めないのという議論が渦巻いている。
普通の感覚からすると児童を相手に性犯罪を犯してしまった教員の免許なんぞ復活させるということ自体が「おかしい」と思わなければならないのに、それを陸続けするために、あれをしては駄目、これをしては駄目とどこかの野党のように議論ばかりするものだからおかしな具合になってしまう。
そんな世の中息苦しっくてしかたない。
日本人は議論よりも情と慣習で処分することのほうが得意なので、論理を振りかざすとろくなことはない。

で、何がいいたいのかというと、教員と生徒との個人的交流は一切禁止するというのが意見として出てきており、わけがわからない。

これでは往年の人気テレビのコメディ番組「奥様は18歳」なんぞありえんことになり再放送禁止になってしまうのではないかと思われる。

「奥様は18歳」は50代以上の世代の人にしかもうわからないかもしれないが、石立鉄男演じる教師と岡崎友紀演じる女生徒が実は夫婦であるが、それは秘密になっており知っているのはその学校の校長先生だけ、というコメディだ。
私は小学生、中学生の時にこの番組の再放送を見てそれなりに面白いと思っていた。
もちろん今でも一部の人にはお気に入りのドラマかもしれない。
しかし先生と生徒が夫婦というシュチュエーション自体、今議論をしている(変な)人たちによるとご法度かもしれず、同性愛者や肥満した人を揶揄すると叩かれる状況と同じ事態が発生する可能性がある。
畢竟、ドラマの再放送はありえず(古すぎてフィルムが無いかも)お蔵入りということも考えられる。

この論理が通じると、たとえば高橋留美子の名作コミック「めぞん一刻」もご法度になる。
これは主人公の一人・音無響子の亡くなった旦那さんは音無響子の高校時代の担任の教師であり、それがドラマの重要な背景になっているだけに、お蔵入り必須である。

ということで、どうなる「奥様は18歳」。


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