<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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ある旅でミャンマーのヤンゴンに滞在したとき、安さだけを追求して1泊8ドルの安宿に宿泊した。
その時はできるだけ安く旅行をしようと考え、移動は乗り合いバスで、宿泊は外国人の宿泊できる超安宿で。但しドミトリーは不可。
という条件を旅行社に投げてみた。
するといつもの旅行社が探してきたのがくだんの安宿だった。

このホテル。
ともかく繁華街のど真ん中に位置していて便利なのは良かったが、ともかく喧しい。
ヤンゴンは停電が頻繁に発生し、その都度エアコンのスイッチが切れる。
扇風機を回すこともできないので、暑いから窓を開ける。
窓を開けると夜中でも外の喧騒が飛び込んできて喧しいことこの上ない。
で、暫くすると電気が復旧し、窓を閉めてエアコンのスイッチを入れる。
そして落ち着いた頃再び停電が発生するのだ。

私の部屋はホテルの4階に位置していたがエレベータは当然ないので階段で上り下りしなければならない。
部屋で一息ついて、何かのみたいと思っても、わざわざ階段を下りて飲み物を買い、そしてまた暑い中汗をかきながら階段を上がってこなければならない。
しかも部屋に入ってもエアコンが動いているという保証もなく、スイッチを入れたら停電中だったというような事態になっている。

スタッフは愛想よく親切でも有り、ホテルの清潔度も高かった。
しかし騒々しくて安眠することができず昼間外を散策しているよりも、夜、ベッドで寝ている方が疲れるという飛んでもないことになってしまったのだ。

ミャンマーというある意味日本と比べると随分と特殊な条件下での滞在なのだったが、価格が安けりゃ良いホテルという論理はここにめでたく崩壊したのであった。

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