知的財産戦略推進事務局という漢字だけ並べたら中国語名みたいな名前の政府の部局が「クールジャパン」のロゴを発表した。
日の丸の左側が風にそよいでいるような図柄で、下に「JAPAN NEXT」の文字。
なんとなく日の丸が東に向かって逃げていくような図柄なので、「ああ、なるほど」と思ってしまった。
さすが知的財産戦略推進という名前が付いているだけに、日本の知的財産を護ため、それらを搾取し続ける西隣の2つの国から逃げる図柄は納得のいくものと思ってしまったのだ。
それにしても「クールジャパン」の割にはクールでないデザインでいささかがっかりしているというのがホントのところだ。
日の丸が横に流れたりする図柄は縁起が悪いように感じられて仕方がない。
日の丸アレンジの成功例は私の感想では旧海軍軍艦旗、もとい海上自衛隊旗のみで、後は失敗。
ろくなものがない。
代表的な失敗作には日本航空の欠けた日の丸があって、鶴丸から欠けた日の丸に変わって暫くしたら倒産の憂き目になったことは記憶に新しい。
そこへいくとクールジャパンの日の丸は溶けてなくなりつつある日の丸に見えるし、落ちてくる真っ赤に焼けた隕石、赤いロシアの人工衛星スプートニク号、水性インクで描かれた日の丸が雨で滲んでいる、などなど、いい雰囲気がしない。
だいたい日の丸は単純だけど優れたデザインで、あれをいじるのはデザイナーとしてのセンスが疑われる。
あの東京オリンピックなんかは、でっかい日の丸だ。
どんな人がデザインしているのかと思ったら、佐藤某というかなり有名なデザイナー。
「東日本大震災から立ち上がる日本をイメージした」ということから生まれたのがこのロゴなのだという。
たぶんデザインセンスよりビジネスセンスが優れているのだろう。
ともかく、クールジャパン。
かっこいい日本の熱気が冷めなければ良いのだが。
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我が家では夫の父で事務しておりますが、机並べてる義弟がデリカシーがない。というのも社名に、振、の字があり、けっこう電話での説明に窮すること多々ありますが、私はあくまでも、時計の振り子の振りとか、手編に干支の辰とか、振動の振とか…。義弟はなんといつも空振り三振の振です、なーんて言ってます。何回も三振はたとえが悪いって言ってるのに。
言葉も目にするデザインも、人の心のテンションを下げるものはよくない。我が家の空手の道場の時計が3・11の2時46分で止まってました。当初、後世にこのまま時計を残そうか、と話していたが、そういうのは他で残してもらおう、我々は前進あるのみ、と修理したので、今の時を刻んでいます。
本当にネーミングやロゴマークのデザインというのは重要ですよね。
ネーミングでは意味のあまりよくない言葉や言い難い言葉は避けたほうがいいと思いますし、ロゴマークは親しみのある、それでいて意味に品位のあるものが好ましいかと。
今回のような「クールジャパン」のロゴは、一般公募で広く募集するか、いっそのこと日本を代表するようなアニメキャラを使ってベタに行くほうがPR効果や日本を元気にする効果がたかかったかと。
有名デザイナーを起用するとビックリするくらいお金がかかりますが、公共のもの、デザイン料は結構不透明です。
時計の件ですが、阪神間にも5時46分で止まったままの時計を大切にしている方がいらっしゃますが、私は時計は止めてはならず、前進あるのみ。
それが復興に一番と思います。