<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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企画・マーケティングと大学の仕事をしている関係でデジタルカメラを多用することが多い。
最近のデジタルカメラは画素数が多い上、ハイビジョンビデオも撮影できたりするので畢竟、データ容量が大きくなる傾向にある。

昔みたいに「カメラはフィルムが要るもの」だったら、容易にパシャパシャとシャッターを切るわけに行かないが、何枚撮っても費用はかさばらないと思うと遠慮無くシャッターを押しってしまう。
この遠慮無く、というのが、時々厄介な事態を招くことになる。

記録する媒体がフルになってしまい、追加記録できなくなってしまうことがあるのだ。
デジタルカメラならSDカード、そのデータを保存するならハードディスクと言った具合。

そこでどちらも大容量のメモリを搭載したものを買おうとするのだが、これが結構高く付く。
SDカードでも家電量販店なんかで買おうとすると、16GBのSDカードで4000円ぐらいもしたりして、

「小遣いと相談すると、容易に買えない」

というフィルムほどではないが、困った経済問題が露出するのだ。

そこで私はSDカードの安いものを求めて、大阪の日本橋の電気街や、東京秋葉原の電気街を物色することになる。
変な話だが、実は大阪を拠点に生活している私は、大阪の日本橋より東京の秋葉原に行くほうが便利なのだ。
というのも、日本橋には出ることが殆ど無いし、通過ポイントになることもないのだが、秋葉原は毎週か一週おきに電車で通過する駅なのでSDカードを探すとなると、こちらのほうが便利なのだ。

秋葉原の怪しい電器店に立ち寄ると、SDカードやminiSD、フラッシュメモリなどが、ゴミのようなマウスやリーダーの投げ売り製品に混じって売られている。
価格はビックリするほど安いものが多い。

4GBで980円。
8GBでも980円。
2GBで380円。

むかし正規の販売店で買ったことを後悔するような金額なのだ。
それでも、よくよく見てみると聞いたことのないようなブランド製品であったり、ノンブランド製品であったり、知られたメーカーでも中国や台湾、韓国の製品がほとんどだ。
台湾はともかく時期的に中国や韓国の製品は無料だと言われても欲しくない。
ここに存在するだけでむかっ腹が立つくらいだ。

でも、そういうムカつく製品を除外しては、なかなか安いものが買えないのが現在の世の中。
高くても日本製を買うのか、それとも、安いけど民度の低い方々の作ったものを購入するのか、悩んでしまうのだ。

先日、秋葉原の怪しいパソコンパーツ店で新しいSDカードを物色している、なんとTOSHIBA製のSDカードがビックリするような値段で売られているのを見つけた。
32GBで2480円。

ウソでしょ。
と思ったのだが何度見ても日本の東芝製。
ロゴも本物。
ちなみに裏を見るとちゃんと「made in JAPAN」と書いている。

農産物や林業などでは、すでに日本産品は国際競争力を回復しているというけれど、なんとメモリの分野もしっかりしているじゃありませんかと嬉しくなったのは言うまでもない。



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