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秋祭りのシーズンだ。

私の住んでいる地域大阪南部は岸和田に代表される「だんじり祭り」が盛んで9月から11月初旬にかけて毎週どこかの街でだんじり祭りが開かれている。
その口火を切るのが先に上げた岸和田だんじり祭りだが観客の数ではダントツの約41万人。大阪では天神祭に次ぐ規模だ。
お祭りの感覚としては天神祭が小さなお神輿をワッショイワッショイと担ぐのと比べ時に負傷者を出す速度で重さ4トンのだんじりを引っ張る岸和田を始めとする南大阪のスピード感は天神祭とは一味違うものがある。
今年の岸和田祭りは宵宮からだんじりが転倒して負傷者が出たというニュースから始まった。
二日目は観客にも負傷者が出たというニュースも発信され、相変わらずのやんちゃさを全国に伝えている。
尤もこの激しさが地域の祭りの魅力でもあり、ニュースが伝えられると観客数も増えるという特徴もある。

私の生まれた堺市中心部にはだんじり祭はない。
大阪南部の玄関口である堺市は古墳時代の遺構が数多く残り今年世界遺産に登録されたばかりである。
世界遺産、古墳古墳で盛り上がっているが普通の森にしか見えない仁徳天皇陵であせ日本三大がっかりどころの仲間入りをするのではないかといささか心配ではある。
また堺は伏見桃山時代は茶道を生み出した高度文化自由都市であった。江戸時代は京、近江、博多と並ぶ大阪商人を生み出す場ともなって長らく天領なのであった。

このように幕府直轄地であったので「やんちゃな祭りはご法度」だからだんじり祭りが無いわけではない。
堺市中心部にも明治時代初めまではだんじり祭りが存在して大いに盛り上がったのだというのだが、大規模な喧嘩が発生。
日本刀を持ち出して斬り合いにまで発展して多くの死傷者をだしてしまったため行政が祭りを禁止。その結果、だんじり祭りが無くなるという事態に至ったのだと言う。
今の岸和田もタジタジの状態が堺では展開されていたということらしい。

そこで生き残ったのは「布団太鼓」というお神輿の祭り。
堺で規模が一番大きな祭りは百舌鳥八幡宮の祭りだがここの祭りが私の実家の最寄りの祭りなのである。

祭りの季節。
注意しなければならないのは、そこここに酔っ払い、ふざけてじゃれ合う青年団、それを見て興奮している小学生、などが夜中にも関わらず存在することだ。
夜道を自動車で走っていると、こういう人たちが突如として現れて事故りそうになってしまうことが少なくない。
もし事故ってしまったりすると相手は集団である。
しかも祭りで盛り上がっている。
しかも幼馴染の集団であることが多く結束力が半端ではない。
後の対応が合法非方法に関わらず大変になってくる。

太鼓と鐘の音起きいたら油断するなかれ。

秋祭りの季節の大阪南部の注意点なのだ。


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