<新・とりがら時事放談> 旅・映画・音楽・演芸・書籍・雑誌・グルメなど、エンタメに的を絞った自由奔放コラム
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NHKの朝ドラ「らんまん」を見ていると、一人だけ酷い大根役者がいる。
その大根度は途方もなく雄大だ。
その雄大さは一言セリフを話すとドラマの雰囲気すべてをぶち壊す破壊力を持っている。
まるで絵に描いたようなその技量は大根役者のお手本というべきだろう。

なぜなら、セリフは棒読みで起伏なし。
所作はできておらず、着物も洋服もいっしょこた。
表情は数パターンを使いこなしているものの、数パターンなので往年の英国製SFスパーマリオネーションのサンダーバードの登場人物のような感じでさえある。
そういえば、レディ・ペネロープに似ていないこともない。
でもペネロープの声は黒柳徹子だっただけに演技力は抜群で、
「おじさま」
というその一言だけで、我々昭和な子供たちは、
「おお!英国のお金持ちはこういう話し方をするのか」
と、納得できたものだ。

主役級の配役で大根役者も無いもんだろう。
なんでキャスティングされたんだ?
と何も知らない私がつぶやいていたらカミさんが一言、
「可愛いからやろ」
だと。

古より「美人は3日見たら飽きる」と言われる。
しかし半年も棒読み状態を見続けると、それはある種拷問に等しい。

そういえば、最近セリフが減っているように思えるのは、そういう意見が放送局に寄せられているのかも知れない。


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