南京大虐殺についても
日本では大きな論争になりました。
日本軍が南京で30万人以上に及ぶ大虐殺を
行ったという見解が中国側から出ました。
これも勝者の歴史です。
勝者がそういうふうに描いてきたので、
日本でもそれを鵜呑みにしていた時期がありました。
でも実際にその後の研究により、
南京で何らかの虐殺は明らかにあっただろうが、
30万人という数字はあり得ないだろう
ということもわかってきています。
昔だったら勝者の歴史しか残っていませんが、
現代ではさまざまな証言や史料を
科学的・実証的に分析することによって
歴史の見直しも行われているということです。
おとなの教養 池上 彰 著
南京大虐殺と言われれば、
日本人の一人として本当に心が痛む出来事
本当にそのようなとんでもない過ちを
日本軍は犯してきたのだろうか?
原爆による長崎・広島の被害者数は,
広島40万、長崎20万人
(現在まで年々原爆被災で死んでいく原爆被災者を含む。)
この原爆被害者数に匹敵する大虐殺を
当時の南京で日本軍が行ったという勝者の論理
それは敗者にとっては
恐ろしいほどの仕打ちである
被爆したわが国はただひたすら過去の過ちを背負い
未だに原爆被害地域の人びとは孫末代まで
被爆の苦しみから解き放たれてはいない
平和で争いのない世の中を全世界の人が望むならば、
戦勝国が勝者の論理を取り払い、
原爆被害地域において
戦勝国の元首が心から謝罪の意を述べるような
政治的アクションがあれば
核兵器などという恐ろしい道具が
この世の中から消え去る一歩になるような気がする
歴史というものと自分は
どのようにつきあっていっていくのか
とても難しくて・・・
少なくとも鵜呑みにはできないとそう思う
早起き鳥
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