地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

昼夜全て観た

2018年02月12日 | 歌舞伎・演劇・バレー

歌舞伎座で松本幸四郎襲名披露公演を、昼・夜全演目を観た、スゴイ

 先に上京した際には、歌舞伎座で松本白鴎、松本幸四郎、市川染五郎の襲名披露公演を、昼・夜全演目を見た。それぞれ休憩は挟むものの、4時半の長丁場。合計9時間、歌舞伎を観続けた。

 私もスタッフをしている「おかやま・歌舞伎・観る会」が主催する「備前おかやま松竹大歌舞伎」公演に、市川染五郎(現松本幸四郎)の来岡を私は熱望していたのだが…。当分の間は襲名披露公演で各地を回るので、私たちの「備前おかやま松竹大歌舞伎」への出演は難しいのかなと思ったりも。

 さて、今回歌舞伎座行を決めたのは、そんな松本幸四郎襲名を祝いたいのが第一、加えて草間彌生がデザインした「襲名の祝い幕」を見るとともに、幸四郎の弁慶の等身大人形も歌舞伎座内の木挽町ギャラリーに展示されていることもあり、それも見たいと思ってのこと。

 今回、全9時間、計7本の舞台を観て,つくづく感じたのはやはり歌舞伎は歌舞伎座で観るに限るということ。

 今回は高麗屋という大名跡の三大襲名ということもあるが、全てに大がかりで豪華。出演者は主役級がずらりと並び、出演者も新装以来最大。祇園・一力茶屋の庭では、仲居・太鼓持が各々10人も登場する。ホント、素晴らしかった。

 にしても、1等席は2万円でありさすがに高すぎるという気がする。観れば納得の値段だし、それだけの経費を必要とすることは十分に理解できるのだが、庶民が気軽に観られるような配慮も必要なのでは…。

 その意味では、「備前おかやま松竹大歌舞伎」は、今年は口上もある中村芝翫襲名披露公演が6000円(前売り料金)とリーズナブルだ。大変だが、値上げもしないでこの料金頑張ることの大切さを改めて思った。岡山の方たちに、今年も本物の歌舞伎に接して欲しいと、心から思ったりもした。

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