地底人の独り言

いつまでもみずみずしい感性を持ち続けて生きたいと願いつつ、日々の思いや暮らしを綴っていきます

旧遷喬小学校

2012年05月14日 | 身辺雑記

 

国の重要文化財の「旧遷喬尋常小学校」、その教室で「なつかしの学校給食」を楽しんだ

 今はスカイツリーで盛り上がっているが、昭和33年の東京タワー建設中の人気はものすごいものだった。そんな昭和33年の東京を舞台にした心温まる物語・吉岡秀隆主演の映画『ALWAYS 三丁目の夕日』。その映画のロケにも使われるなど、映画やテレビのロケ地などとしても現在も活躍している「旧遷喬尋常小学校」。そこで、「昔なつかしい学校給食を食べることができる」とあって、昨日は出かけた。

 ところで、「旧遷喬尋常小学校」は旧久世町(真庭市)にあり、明治40年(1907)年に建設された「木造ルネッサンス風小学校」。当時の町費の予算(経常経費)の2.93倍の巨費を投入して建設された「迎賓館を思わせる豪華な洋風建築」だ(いずれもパンフレットより)。

 

 そして、その遷喬尋常小学校は、平成2(1990)年に84年の歴史を重ねて閉校となっている。しかしその建築の素晴らしさから、今も映画・テレビでのロケとして活用されている。校舎内にはそうした写真やポスターなどが展示されているし、撮影時の資料なども残されている。

 その「旧遷喬尋常小学校」で、「なつかしの学校給食」なる企画が用意されていることを知って、昨日行ってみた。4月、5月、6月、10月、11月の土・日・祝日に開催されており、12時からの給食の時間となっている(給食費は800円)。昨日の給食は、映画『ALWAYS 三丁目の夕日』のロケに使われた教室で、古行淳之介くんのお習字なども掲示されたままだ。

 昨日のメニューは、コッペパン、牛乳(ミルメーク)、若鶏のオーロラソース、野菜サラダ、若竹汁、フルーツ・オレンジ だった。その給食を食べるのに、セーラー服や学生服も用意されており着替えて食事もできる。実際、幾人かの方々はセーラー服などを着て食べられていた。

 そして当日の参加者から「お当番さん」が決められ、「いただきます」のかけ声などもされた。まさに、学校給食気分を味わうことができた。ただ、昨日食べた給食はとても美味しく、小学校当時の味を思い出そうとしたが、浮かばなかった。あるのは、脱脂粉乳の思い出と鯨の立田揚げの記憶くらいのものだ。

 今も残るステキな建築物がしっかりと保存され、それが活用されていることを嬉しく思った。

 

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