２０２２ １０４ｔｈ 甲子園

7月17日（日）、沖縄予選で興南が優勝。令和4年夏の甲子園出場、一番乗りを決めた。 　7月31日（日）、西東京予選で日大三が優勝。104回目の夏の甲子園、49代表が出そろった。

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〇学校設置者公私区分
　公立高校は11校（11）
　私立高校は38校（38）
　カッコ内は2021年の数字。昨年夏と同じである。

公立高校は11校。県立10、市立1である。昨年は県立10、市立1。 　下線は市立高校である。

　能代松陽ｼｮｳﾖｳ（秋田），市立船橋（千葉），県岐阜商（岐阜）
　高岡商（富山），社ﾔｼﾛ（兵庫），鳥取商（鳥取），浜田（島根）
　高松商（香川），鳴門（徳島），有田工（佐賀），富島ﾄｼﾏ（宮崎）

　市立船橋の設置者は、千葉県船橋市である。
　能代松陽は旧秋田県立能代北と旧能代市立能代商の統合校、平成25年（2013年）4月1日開校。現在の設置者は秋田県。

〇学校名に専門学科名・総合を含む高校
　6校。昨年は10校。下線以外は公立高校である。

　愛工大明電（愛知），県岐阜商（岐阜）
　高岡商（富山），鳥取商（鳥取）
　高松商（香川），有田工（佐賀）

　学校名に工商等を含まない専門学科設置校、普通科と専門学科併置校もあるが、ここでは除外した。
　鹿児島実業（鹿児島）は文理科、普通科、総合学科併置校。総合学科内コースは商業、工業等に近いと思われるが、ここでは除外した。

〇私立高校のうち、大学の付属・係属・系列校
　17校。昨年は18校。同一法人の運営かどうか、関係なくまとめる。

　学校名に大学名称が含まれるもの14校。
　「大学（付属・附属）」とあるもの、ないもの様々である。

　旭川大高（北北海道，旭川大）
　札幌大谷（南北海道，札幌大谷大）　
　八戸学院光星（青森，八戸学院大）
　國學院栃木（栃木，國學院大）
　二松学舎大付（東東京，二松学舎大）
　日大三（西東京，日本大）
　佐久長聖（長野，佐久大）
　山梨学院（山梨，山梨学院大）
　日大三島（静岡，日本大）
　愛工大名電（愛知，愛知工業大）
　星稜（石川，金沢星稜大）
　天理（奈良，天理大）
　帝京第五（愛媛，帝京科学大）
　九州国際大付（福岡，九州国際大）

　学校名に大学名称が含まれないもの3校。

　大阪桐蔭（大阪，大阪商業大）
　創志学園（岡山，環太平洋大）
　明豊（大分，別府大）

　愛媛代表の帝京第五は帝京科学大学の設置法人が設置・運営。いくつかに分かれている帝京大学グループの一つである。
　岡山代表の創志学園の設置法人はクラーク記念国際も設置・運営している。

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〇生徒数平均値など

49校の生徒数平均値は994人。昨年夏は998人。平均値に一番近いのは樹徳（群馬）で1002人。 　生徒数中央値は838人で、日本文理（新潟）である。

 

　県立10校平均値669人、私立38校平均値1074人、市立1校で平均値（生徒数）1191人である。

〇生徒数の多い学校
　全校生徒数1000人以上は19校。公立2、私立17である。昨年は17。
　埼玉県の公立高校の基準（以下同じ）では、40人×8クラス×3学年でこれくらいの生徒数になる。

　3000人以上　1校（昨年は私立1校）
　仙台育英（宮城，3996人）

　栃木県の作新学院（今大会不出場）と、仙台育英は生徒数3000人台が「いつも」の学校である。でも、今年の仙台育英は多い。あと数人で4000人である。

　在籍生徒数最大：仙台育英高校

　キャンパスが複数ある。
　なお、生徒数最大の仙台育英は広域通信制課程もあり、この生徒数に同課程登録の生徒数が含まれているかわからない。

　2000人～2999人　1校（昨年は私立1校）
　横浜（神奈川，2142人）

　1000人～1999人　17校（昨年15校）
　愛工大明電（愛知，1997人）
　大阪桐蔭（大阪，1896人）
　日大三島（静岡，1861人）
　三重（三重，1721人）
　九州国際大付（福岡，1669人）
　星稜（石川，1628人）
　鹿児島実業（鹿児島，1401人）
　國學院栃木（栃木，1254人）
　天理（奈良，1253人）
　市立船橋（千葉，1191人）
　日大三（西東京，1136人）
　県岐阜商（岐阜，1078人）
　山梨学院（山梨，1049人）
　九州学院（熊本，1028人）
　佐久長聖（長野，1016人）
　興国（沖縄，1005人）
　樹徳（群馬，1002人）

〇生徒数の少ない学校
　全校生徒数500人未満の学校が6校。公立2、私立4である。昨年は8校。
　40人×4クラス×3学年でこれくらいの生徒数になる。

　在籍生徒数最少：京都国際高校

　有田工（佐賀，495人）
　鳥取商（鳥取，470人）
　一関学院（岩手，358人）
　下関国際（山口，298人）
　帝京第五（愛媛，251人）
　京都国際（京都，138人）

　今春の選抜出場校・福島県立只見高の86人（出場決定時、以下同じ）、去年春の選抜出場校・長崎県立大崎高の113人ほどではないが、京都国際はやはりかなりの小規模校だ。

　数字データは、7月中のスポーツ新聞各紙と、8月1日付『日刊スポーツ』『スポニチ』の一覧表による。
　特記する。

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　昨年の甲子園出場校について
　2021-08-08、「１０３回目の甲子園」

　今春の甲子園出場校について
　2022-02-05、「令和４年春の選抜高校野球」