どんな状態なのか。定義を「一般社団法人民間鉄道協会」ウェブサイトの鉄道豆知識で確認してみる。
以下引用する。
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鉄道の混雑率は、輸送人員÷輸送力で算出されます。混雑緩和は、民鉄のサービス向上の大きな目標ですが、この目標数値として最混雑区間におけるラッシュピーク1時間の混雑率が使われ、国土交通省は長期目標を新聞が楽に読める程度に緩和したいとしています。このため、大手民鉄各社では、毎年度ごとに莫大な設備投資を行い、線路の増設、車両の増強、連結車両の増加、運転間隔の短縮、大型化、駅ホームの延長、変電所の増設などが実現されてきました。混雑度の目安は次の通りです。
《100%》
定員乗車。座席につくか、吊り革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる。
《150%》
肩が触れ合う程度で、新聞は楽に読める。
《180%》
体が触れ合うが、新聞は読める。
《200%》
体が触れ合い、相当な圧迫感がある。しかし、週刊誌なら何とか読める。
《250%》
電車が揺れるたびに、体が斜めになって身動きできない。手も動かせない。
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前回のエントリ(4/13、「ゆいレール 詳しい資料を読んでみた。」)で同社資料を基に、延伸部分の石嶺(仮)→首里の予測混雑率が55%であることを、『ラッシュピーク1時間でも55%というのは、すいている印象が強くなる。ゆいレールには観光客が大きな荷物を持ち乗車する。でも、だからそれが混雑率を劇的に変えるまでのものとは思えない。』と感想を書いた。
民鉄協のウェブサイトにある混雑率の目安が、ゆいレールにもそのまま当てはまるかどうかわからない。でも、1区間だけの先行開業は、さけた方がよさそうに思えてきた。
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満員電車のイラストについて。
これは『いらすとや』ウェブサイトからのものです。フリー素材です。(著作権はもちろん「いらすとや」さんにあります。)