ここ数ヶ月、見る気はなくてもニュースヘッドラインでよく見かける。
1000年に1人...
天使すぎる...
これは橋本環奈(はしもと・かんな)さんという、福岡県のご当地アイドル(で、いいのかな)に付く形容詞である。
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「1000年に1人」は、「10年に1人の逸材」という言いかたがあるから、その「すごい強調版」だと思えばわかる。でも、「~~すぎる...」は、ほめ言葉になるのだろうか?
「~~すぎる...」は、「通常の程度や水準を超えている」の意味だろう。僕のなんとなくの感覚では、「すぎる」は、「まじめ・すぎる」「わるふざけが・すぎる」「ことばが・すぎる」のように、何かしらネガティブなニュアンスを伝える時に使うように思える。
「天使」をかわいい存在(being)を表す言葉として使う。それはまあいい。「天使すぎる」は「とてもかわいい」とイコールではないように思えるのだ。「かわいすぎて、見ているだけで息が苦しくなる」なのかな。ちょっとよくわからない。
・・・「やばい」と同じく、これは、世代間格差かなぁ。
そんなことを考えた。昨日国語の先生に聞いてみた。
『「すぎる」は通常そのような並びで名詞には付かないんじゃないでしょうか。誤用だと思いますよ。
同僚にそれぞれの分野で大学で学んだものがいるのは、楽しく、幸せなことだ。
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2008.12.28、「やばい」