毎月ではないが、ニュートンを買うことがある。先月は購入した。11月号はNewton Specialとして、おもしろそうな記事があったのだ。
地球そっくりな惑星は存在するのか
「生命の惑星」は必ずある!
太陽系外に存在し、太陽ではない恒星を公転する惑星を「系外惑星」と呼ぶ。毎月というと嘘になるが、今年だけでも何度かニュースで取り上げられている。
去年ブログで取りあげた、スターウォーズに出てくる二重恒星系の惑星、以前ブログに書いた「グリーゼ581」の「系外惑星」のこと。つい最近話題になった「ケプラー22」の惑星がそうである。
特集記事では、「ケプラー22」という恒星を公転する「ケプラー22b」という惑星を解説。
この惑星は、「水が存在できる」場所、いわゆる、ハビタブルゾーンを公転する。ケプラー22は太陽系の太陽と同じG型星である。
惑星の推定値がすごい。
直径:地球の2.38倍
温度:約20℃
公転周期:290日
主星からの距離:約0.85AU
質量:不明
・・・SFファンの眼で見ると、「ちょっとできすぎ」という感じだ。
直径が地球よりやや大きく、温暖。1年間が地球換算で300日弱。0.85AUだから、太陽系の地球よりも、少し主星に近いけど、金星ほどではない。できすぎだよ。
アマチュア作家に、何か書いてくださいといっているような惑星。でも、プロのSF作家ならば、こんな数値の惑星を、ものがたり世界の舞台にすることは、まずない。ここを物語の舞台にしたら、間違いなく安直だとしかられる。地球との違いを描く根拠が希薄になる。それほど地球そっくりさんである。惑星の主星までは、地球から600光年。宇宙だったら、御近所である。
なお、この惑星は水惑星の可能性もある。
・・・いいなあ。見てみたい。
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なお、特集記事には「グリーゼ581」のことも書かれていた。こちらのほうは、話題になったハビタブルゾーンを公転していると考えられていた惑星「グリーゼ581g」の存在がどうも怪しくなったようだ。
・・・観測技術の進歩からか、結論が出るのがはやい。
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上記2枚の想像図データはNASAによる。
特に定めがない限り、NASAウェブサイトの画像情報他はパブリックドメインなので、使わせてもらった。
2011.09.20、『まるで「スター・ウォーズ」』
(二重恒星系の惑星について)
2010.10.07、『第2の地球』
(グリーゼ581について)
2007.05.01、『Potentially habitable planet found』
(グリーゼ581について)