「作品」において、「人気が出ればメディア化」ということはよくあります。
そしてメディア化によって更に話題に昇って作品の売り上げが伸びるという循環も起こり得ます。
ただしかし、個人的な趣向による感情というものもあるわけで。
「人気作」が自分の琴線に触れるとも限らないのが現実だったりもします。
『八日目の蝉』という作品。
最近映画公開となり、見に行ってはいないのですがイントロダクションの言葉が気になったのでまずは原作を読んでみることにしました。
一章は(元)不倫相手の赤ん坊を誘拐し、数年育てた後に捕まった女の話。
二章は事件の供述と、その赤ん坊が大人になった時の現在と過去の話。
う~ん……。
途中の逃亡生活のところはその後どうなるかが気になったので読み進められたんですけど、いきなりあっさり捕まって、いきなり十数年後に話が飛ぶところで「あれ?」って思いました。
いわゆる「ページの都合」なのでしょうか。
80年代後半にそんな品揃え豊富なコンビニは無かったはず、仮にも指名手配犯なのにすぐに銀行口座が凍結されていなかった、身内に反発している人間がそんな簡単に人を連れ込むことはしないだろう、偽名を使って整形しても捕まることも多いのに髪型を変えて数年経っただけで誰も全く気付かないってどうだろう……など矛盾点もいくつか。
二章は流れも一定でなく(現在の話かと思えば過去を思い出す話になり、いきなり供述が入ってくる)オチも締めも微妙だったので、結局はどうなって何が言いたかったのかがわからないままになりました。
読むのは大抵漫画ですが、真面目な小説だって読まないことはありません。
伏線が回収しきれていない(ように感じた)作品もいくつかありましたが、読み切った上でこんなに疑問とモヤモヤが残った作品は初めてです。
自分が「母親」でないからわからない部分も多いかもしれません。
結局は人それぞれってことですね。
そしてメディア化によって更に話題に昇って作品の売り上げが伸びるという循環も起こり得ます。
ただしかし、個人的な趣向による感情というものもあるわけで。
「人気作」が自分の琴線に触れるとも限らないのが現実だったりもします。
『八日目の蝉』という作品。
最近映画公開となり、見に行ってはいないのですがイントロダクションの言葉が気になったのでまずは原作を読んでみることにしました。
一章は(元)不倫相手の赤ん坊を誘拐し、数年育てた後に捕まった女の話。
二章は事件の供述と、その赤ん坊が大人になった時の現在と過去の話。
う~ん……。
途中の逃亡生活のところはその後どうなるかが気になったので読み進められたんですけど、いきなりあっさり捕まって、いきなり十数年後に話が飛ぶところで「あれ?」って思いました。
いわゆる「ページの都合」なのでしょうか。
80年代後半にそんな品揃え豊富なコンビニは無かったはず、仮にも指名手配犯なのにすぐに銀行口座が凍結されていなかった、身内に反発している人間がそんな簡単に人を連れ込むことはしないだろう、偽名を使って整形しても捕まることも多いのに髪型を変えて数年経っただけで誰も全く気付かないってどうだろう……など矛盾点もいくつか。
二章は流れも一定でなく(現在の話かと思えば過去を思い出す話になり、いきなり供述が入ってくる)オチも締めも微妙だったので、結局はどうなって何が言いたかったのかがわからないままになりました。
読むのは大抵漫画ですが、真面目な小説だって読まないことはありません。
伏線が回収しきれていない(ように感じた)作品もいくつかありましたが、読み切った上でこんなに疑問とモヤモヤが残った作品は初めてです。
自分が「母親」でないからわからない部分も多いかもしれません。
結局は人それぞれってことですね。