tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

大内宿

2016-03-31 22:48:54 | プチ放浪 山道編



明治元年(1868年9月)。板垣退助率いる新政府軍に対し、鶴ヶ城から最新のスペンサー銃を撃った女性。
ご存知、「八重の桜」で有名な新島八重。
幕末の会津松平藩の人たちは、最後まで徳川幕府に忠誠を尽くした人たちだった。
自ら銃を持ち夫とともに最後まで奮戦した八重。
白虎隊の無念の死や、会津戦争の敗北。
逆賊、時代遅れ、そう世間に罵られる中、八重たちは新たな生き方を模索していく。

徳川幕府が瓦解した後でも、かたくなに「孝明天皇と徳川幕府に忠誠一途、薩長憎し」であり、また、あまりにも情報音痴だった会津の人たち。

大内宿は、そんな会津と下野の国(日光今市)を結ぶ32里の区間の中で会津から2番目の宿駅だ。
約500mの街道沿いに茅葺き屋根の民家が連なる。物資の輸送や参勤交代のルートとして発展した。
明治以降は新街道から外れ、さらに鉄道も通らなかったことより、街道筋は衰退。

明治の初期、欧米人が未踏の内陸ルートによる東京―函館間の旅を敢行した女性イザベラ・バードの旅の手記がある。
健康増進のための旅行だったようだが、当時の東北は、まさに「蚤虱馬の尿する枕もと」という状況だったようだ。

大内宿で提供される蕎麦は、会津藩主が育った長野県高遠から持ち帰った辛み大根の「高遠そば」。
また、大内宿に最寄りの湯野上温泉駅は、日本で唯一の茅葺屋根の駅舎。
駅舎内には囲炉裏があり、囲炉裏の煙でいぶすことによって、屋根の茅の寿命を伸ばしている。


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