tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

さくらもち(その2)とらや桜餅

2016-03-13 23:14:22 | 日記

関東の桜餅、長命寺。
長命寺は、東京都墨田区にある天台宗の寺院だ。
寛永年間、三代将軍家光が鷹狩りを行った際、境内の井戸水で薬を服用したところ病が快癒したので、長命水の名を捧げられると共に、長命寺と呼ばれるようになった。
長命寺のある向島は、徳川吉宗ゆかりの桜の名所「墨堤の桜並木(さくら土手)」があり、春には大勢の花見客でにぎわう。

関東風「桜もち」を考案したは、東京・向島「長命寺 桜もち 山本や」。
滝沢馬琴ら編の江戸時代の随筆集、「兎園小説」によると、山本やで1824年の1年間で消費された桜葉は31樽、桜もちにして約38万5000個分という。
江戸の人口が推計で100万とすると、2.5人に1人が山本やの桜餅を食べた勘定だ。
江戸時代にもかなりの人気があった桜餅。
長命寺桜もちは、小麦粉生地を薄く焼いた白い皮でこし餡を挟み、2~3枚の桜葉の塩漬けで包んだもの。

写真は、とらやで買い求めた関東風「桜もち」。
小麦粉を水溶きし、薄くのばして焼いた生地で御膳餡((こし餡)を包み、塩漬けした桜葉で巻いてある。
桜葉で覆われた皮はしっとりと柔らかく、もっちりした食感。桜葉を半年間塩漬けにすることで生まれる独特の香りと塩気が程よく移っている。
江戸時代から多くの人に愛されて来た桜もち。気取りがなくて飽きの来ない、親しみやすい味わいだ。


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