tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

Hanako攻略法

2011-03-02 22:52:10 | プチ放浪 都会編

 
 

台北の国立歴史博物館。
まさに中国4000年の歴史が展示されていて、数々の絵画や彫刻、陶磁器や翡翠、象牙の彫刻など、どうやって精巧に加工したのかまったく見当もつかない優れた美術品の数々が来訪者の目を引く。
中でも印象的だったのが、墨絵。下書きなしに一気に構図をまとめて、しかも草木の葉の様子を生き生きと描き上げる技術の高さには驚かされる。
やはり、数の威力だろうか。人間が多ければ、そしてそれに携わる歴史が長ければ、優れた才能を持つ天才たちが現れてくる。
さて、陶磁器の展示を見ていて気がついたのは、その展示方法。当然のことながら、美術品が最高の状態で見られるような照明の加減をしている。その基本はトップライト。物の真上から強めの光を当てて、物を空間に浮かび上がらせている。これは、雑誌hanakoの写真のテイストには全くないものだ。
ハイキー調の写真ばかりが目につくこの頃だが、カフェ側のこだわりを考えると、絞りをきっちりとしぼりこみ、さわったら手が切れそうなほどのシャープなピントで、土門拳が仏像を撮った時のイメージで1方向のみの光でコーヒー茶碗を鮮やかに浮かび上がるような構図はどうだろう。カフェ内はいろいろ制約があるものの、照明の位置を頭に入れて撮ればイメージした写真がとれるかもしれない。
Hanakoそしてこれが写真攻略法の一つのカギになるのだろう。


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