tetujin's blog

映画の「ネタバレの場合があります。健康のため、読み過ぎにご注意ください。」

香港コーヒー

2011-03-28 22:14:38 | プチ放浪 都会編

 
 
 
 

香港の朝食と言えば「お粥」だろう。粥を食べずに香港にいたとなれば、旅行者としての資質を疑われる。だが、生まれてこのかた、朝食は決まってパンのぼくは、日本の旅館の朝食も含めて、朝の米食が苦手だ。それでも、日本の旅館ではおいしい味噌汁があるから、なんとかクリアできるのだが、せっかく香港に来たから「お粥」を食えと言われても、いつもの習慣はなかなか変えられない。
しかも、香港地元の小汚い安食堂であればなおさらである。油臭いイメージの強い中華料理は、食堂の衛生面もあって非常に勇気がいる。。

ということで、香港の朝を体験しに入った九龍塞城の茶餐廳。というよりも、店に入ろうかどうか逡巡していたら、店のお姐さんがぼくを手招きしたうえに、入り口に近いテーブルの客をつめさせて、一人分の席を作ってくれた。店内は、早朝というのに大勢の地元民が店の上部に据えられたテレビを見ながらお粥を食べている。もちろん、店内は英語はほとんど通じない。
壁に中国語のメニューが張られて・・・「珈琲」の文字。店員のお姐さんが手渡してくれたメニューは、料理の写真がついていて、細かいことはわからないものの、漢字からどんな料理なのか大体のところ推定できる。

注文したのは、無難なところでクラブハウスサンドイッチ(公司三文治)と珈琲。そして出てきたサンドイッチの中身は、SPAM(米国の缶詰ランチョンミート)、卵焼き、ハム、チーズ、レタス、トマトとピクルス。イングリッシュブレッドは当然のことながら、ほどよくトーストされていてる。さすがは英国が統治しただけある。・・・ごく普通のサンドイッチの味。

一方、香港コーヒー。日本では、鴛鴦茶(えんおうちゃ、ユンヨンチャー)と言った方が通りが良いだろう。ちなみに、店員のお姐さんは、広東語の「かーふぇー」ではなく「こふぃー」と発音。
で、香港コーヒーとは何かというと、コーヒーと紅茶を混ぜたもの。それにミルクがたっぷり。
・・・うむ、香りと味わいは紅茶、というかミルクティー。大きいカップになみなみと注がれたミルクティー。まずいとは言わないが、いつもブラックを飲みなれているので微妙だ。
香港コーヒーを飲みながら考えたのだが、紅茶は鍋で紅茶の葉を煮出すとして、コーヒーはどうなんだろう。どう贔屓目にみても、エスプレッソマシンとか使っているはずはなく・・・。トーストの程よい焦げ目にしても、中華鍋でパンの表面を焼いているのだろうか?あの狭く、小汚なそうに見える厨房で、中華からカフェメニューまで、いろんな料理ができてしまうのがなんとも不思議だ。
ということで、午後はおいしいコーヒーを探して町中を散策することに・・・。ちなみに、香港の人たちはお粥に香港コーヒー。これが朝の鉄板メニューのようだ。


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